- A.T.カーニー(KEARNEY)で年収1,000万円に到達できる確率
- A.T.カーニー(KEARNEY)の平均年収・年収偏差値
- A.T.カーニー(KEARNEY)の役職・年齢別の推定年収
- A.T.カーニー(KEARNEY)の主な福利厚生
- A.T.カーニー(KEARNEY)の初任給
- A.T.カーニー(KEARNEY)に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
A.T.カーニー(KEARNEY)で年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
80% |
24~26歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回はA.T.カーニー(KEARNEY)の年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、A.T.カーニーは年齢性別関係なく実力主義ですので、新卒入社や第二新卒の人でも、入社2〜3年後を目途に「シニアビジネスアナリスト」に昇進することで、20代半ばで年収1,000万円に到達することが十分可能です。
新卒、第二新卒入社の人は「ビジネスアナリスト」からスタートし、若くして年収600〜800万円程度をもらうことができます。大体入社2〜3年目で「シニアビジネスアナリスト」に昇進するのが一般的であり、昇進すると年収は700〜1,200万円程度となります。また20代の間に「マネージャー」まで昇格できれば、20代で年収2,000万円の大台が見えてきます。
なおA.T.カーニーに転職するときは、リクルートやDODAのような大手エージェントはあまりオススメではありません。
なぜなら「ケース面接」などコンサル特有の選考についての対策ノウハウがないからです(もしコンサル転職でこれらを薦めているサイトがあったとしたら、それは無知かアフィリエイト目的ですね)。
中の人としてはアクシスコンサルティングやアサイン、コンコードエグゼクティブグループのようなコンサル特有の選考である「ケース面接」の対策を徹底的にしてくれる「コンサル特化型転職エージェント」経由で受けることを強く推奨します。
「A.T.カーニーの選考対策のコツ」「A.T.カーニーの転職に強いエージェント」「A.T.カーニーの転職に実はあまり強くないエージェント」についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
今回はA.T.カーニーの年収事情について詳しく解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
A.T.カーニー(KEARNEY)の平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
A.T. カーニー(コンサルタント職) |
推定1,500~1,800万円 |
185.9 |
A.T. カーニー(30歳時点) |
推定1,500~1,800万円 |
185.9 |
A.T. カーニー(40歳時点) |
推定3,000~4,000万円 |
259.1 |
(当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
当サイトの独自調査結果によると、A.T.カーニーの平均年収は推定1,500~1,800万円程度(平均年齢:30歳前後)と予測します。年齢別に見ると、30歳時点のA.T.カーニーの平均年収は1,500~1,800万円程度、40歳時点の平均年収は3,000~5,000万円程度と予測します。
A.T.カーニーのランク(職位)ごとの年収はほぼマッキンゼー・BCG・ベインとほぼ同水準です。ジュニアランクの年収帯が若干低いため、30歳時点の平均年収はマッキンゼー・ベインより少し少なく、BCGと同額と予想しました。また40歳時点の平均年収はマッキンゼー・BCG・ベインより少し劣る程度だと予想します。外資系投資銀行やヘッジファンドには当然ながら劣りますが、A.T.カーニーは日本最高峰の年収レンジといえます。
40歳までA.T.カーニーで生き残り続けられればプリンシパルやパートナーなど、年収5,000万円の大台が狙える高年収となりますが、激務や昇進のプレッシャーの関係もあり、40歳まで生き残り続けるコンサルタントは一握りです。多くの社員はその前にOut(実質解雇)となるか転職してしまうことは留意したうえで入社しましょう。
参考:A.T.カーニーの年収偏差値チェッカー算定結果
A.T.カーニー(KEARNEY)の役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
ビジネスアナリスト |
1年目~3年目 |
600万円〜800万円 |
シニアビジネスアナリスト |
2年目~5年目 |
700万円〜1,200万円 |
アソシエイト |
5年目~8年目 |
1,200万円〜1,800万円 |
マネージャー |
7年目~9年目 |
1,500万円〜2,500万円 |
プリンシパル |
実力次第 |
3,000万円〜5,000万円 |
パートナー |
実力次第 |
5,000万円〜 |
(当サイト独自調査結果により作成)
こちらがA.T.カーニーの役職別・年次別の推定年収です。A.T.カーニーはプロファームであるため年齢で年収は決まらず、実力に応じたランク(職位)に応じて年収が決まるため、年齢ではなく入社年次を目安に推定年収を算出しています。基本的には職位が上がるタイミングで年収が一気に増える設計になっています。逆に3~5年経っても職位が中々上がらないと、”Up or Out(昇格しなければ解雇)”の対象になるので注意が必要です。
A.T.カーニーの年収はMBB(マッキンゼー・BCG・ベインの三大戦略ファーム)と同水準のようです。新卒と第二新卒の多くは、「ビジネスアナリスト」というジュニアランクからスタートします。ビジネスアナリストは年収600~800万円と新卒にしては高額です。その後、通常ではその2,3年後に「シニアビジネスアナリスト」へと昇進します。30歳前後の中途入社の方の場合、このシニアビジネスアナリストの職位から始まることが多いようです。シニアビジネスアナリストの年収は700~1,200万円程度であり、年収1,000万円の大台の突破が20代の内に見えてきます。
そして入社4~6年後に通常では「アソシエイト」に昇進します。アソシエイトは管理職ではなく、一歩手前のコンサルタント上級職のポジションです(マネージャーになるまでに小刻みにもう1つ職位があるあたりはベインと一緒ですね。マッキンゼー・BCGと少し違うところです)。アソシエイトになると、パフォーマンスボーナスで同じ職位でも年収でブレ幅が大きくなります。下限年収1,200万円からスタートし、最高では1,800万円まで狙うことができます。
アソシエイトになってから通常2,3年程度で「マネージャー」に昇格します。マネージャーは管理職にあたり、コンサルタントチームを率いて、ケース(プロジェクト)の納品責任を担当します。通常だと新卒入社7,8年目、最短だと新卒入社5年目位に昇進できるようです。マネージャーになると年収1,700~2,500万円程度となり、一気に年収2,000万円の大台に到達します。
ここから更に昇進すると、プリンシパル(推定年収3,000~5,000万円)となります。プリンシパルはパートナーの見習いにあたるため、営業活動を徐々に行うようになります。次の職位となるパートナーへの昇格条件が営業数字をとれるか否かが重要であるため、その素養があるかがここで試されることになります。
そして、さらに昇進するとパートナー(ファームの共同責任者)となります。パートナーになると、年収は営業数字に完全に比例し、年収は最低でも5,000万円程度から最大で3億円程度まで狙うことができます。パートナーはファームの特定業界の営業責任者であり、ファームの顔です。そのため、パートナーになることは非常に難しく、なれたとしてもプリンシパルになってから最低4~5年はかかると考えた方がよいでしょう。
昇給・昇進する機会は年2回あります。アサインされたプロジェクトごとに評価され、年2回の評価会議でグローバル共通の評価基準に基づき、昇進にふさわしいかジャッジされていきます。ジュニアランクの場合、基本的にプロジェクトでの貢献度合いや発揮能力のみで評価されます。シニアランクになるほど、営業活動やファーム全体(育成・採用・PRなど)への貢献の評価比重も高まるようです。
昇進すると年収が一気に上がりますが、昇進しなくとも毎年30~100万円の幅でベースサラリーが上昇するようです。評価は納得しているという声がとても多いです。評価には時間をかけており、「目標を達成するには何をどうすれば良いか?」を詳細にフィードバックをしてくれる、と話す社員もいました。
A.T.カーニー(KEARNEY)の主な福利厚生
A.T. カーニーの福利厚生は充実しており、「働きやすさ」は充実しています。また、コンサルタントのキャリアアップを目的とした「トランスファー制度」や「MBA留学支援制度」もあります。
フレックスをはじめとする柔軟な働き方制度
A.T. カーニーでは、社員の個人的の事情や目標追求を叶えるためにフレックス制度をはじめとするフレキシブルな働き方を追求しています。時短勤務の他に、週単位あたりの労働日数・労働時間を状況に応じて削減するなど、一人ひとりの希望に合わせたスケジュールの調整が可能です。
働き方の面ではオン・オフのメリハリがはっきりしており、プロジェクトのない期間は一ヶ月近い連続休暇の取得も可能です。産前産後・育児休業取得も推奨されており、男性を含め多くの社員が1ヶ月~半年間の育児休暇を取得しています。
在宅勤務や仕事の分担サポートといった制度も整えられ、社員が成果を出すための最適な環境が整っています。
海外支社へのトランスファー制度やMBA留学支援制度
A.T. カーニーでは、グローバル・コンサルティングファームならではの、国際的な仕事へ挑戦できる機会提供に優れています。社員の自発的な海外異動やビジネスニーズを満たすためのアサインを積極的に認めており、グローバルな環境でキャリアを積みたい人材にとっては非常に魅力的な制度と言えるでしょう。
またコンサルを行う上で欠かせない経営や金融、マネジメントについての知見を深めるために、社内支援システムとして「MBA留学支援制度」を設けています。
A.T.カーニー(KEARNEY)の初任給
月収 |
年収 |
50万円 |
600~800万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
A.T. カーニーの初任給は月給50万円と高めに設定されています。給与体系は実力主義で、昇進すると年収が一気に上がります。しかし昇進しなくとも毎年30~100万円の幅でベースサラリーが上昇するようですので、生き残れば安定的に年収が上昇すると考えてよいでしょう。入社2,3年でシニアビジネスアナリストに昇格することで、年収1,000万円の到達が見えてくるでしょう。
A.T.カーニー(KEARNEY)に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記が有効でしょう。
- 選考難易度は依然として極めて高いです。そのため、アクシスコンサルティングやコンコードエグゼクティブグループに代表される、「コンサル業界特化型転職エージェント」に相談し、選考対策を徹底的にした上で挑むのがセオリーです。
A.T. カーニーは、昔は新卒採用も中途採用もあまり人を採っていませんでした。しかし近年では、コンサルティングビジネスの規模拡大に伴い、年間十数人単位で中途採用をするようになり、昔より入りやすくなりました。
しかし、A.T. カーニーはマッキンゼー・BCGほどは採用の枠はまだ多くなく、少数精鋭のファームです。
基本的な選考プロセスは、ボーダー高めの筆記試験に加え、3回前後の"ケース面接"を選考を行うことが一般的です。選考倍率は依然としてとても高くなっています。内定をとるには、2~3ヵ月以上かけて徹底的に選考対策することが不可欠です。
そのため日本でA.T.カーニーを受けるときは、アクシスコンサルティングやコンコードエグゼクティブグループのような「コンサルの選考に強い転職エージェント」経由で受けることがセオリーです。
一方で実はリクルートやDODAのような大手エージェントはコンサルティングファームの選考対策ノウハウは全く持っていません。だから知名度だけで大手エージェント経由で受けると後悔することになるでしょう。
またA.T.カーニーは採用人数の少なさからダイレクトスカウトをあまり行っていないため、現在ではビズリーチやリクルートダイレクトスカウトなどをあまり使っていません。基本的にはエージェント経由一択で受けるようにしましょう。
詳しくは下記の記事でコンサルティング業界の選考に強いエージェントを紹介しているので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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