三菱UFJ銀行で年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
100% |
29~31歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回は三菱UFJ銀行の年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、三菱UFJ銀行に総合職として入社すれば年収1,000万を確実に超えることができるでしょう。
時期としては、現時点であれば入社10年以内で実現できるでしょう。また、残業次第で入社7年目あたりから年収1,000万を超えることも期待できます。30代で年収1,000万を達成したい方は、選択肢のひとつに三菱UFJ銀行を検討するのも十分有効的だと思います。
なお三菱UFJ銀行に転職するときは、リクルートやDODAのような大手エージェントでは金融業界の専門知識に限界があるため、実はあまり的確な選考対策をすることができません。
そのため中の人としてはコトラやヤマトヒューマンキャピタルのような「金融業界特化型転職エージェント」で受けることを強く推奨します。
エージェントを介さず直接受ける場合でも、せめてビズリーチかリクルートダイレクトスカウトでスカウトを受け、書類選考免除になってから受けたほうがよいでしょう。
その理由はこちらの記事で解説しています。
本日は三菱UFJ銀行の年収事情について詳しく解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名超。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
三菱UFJ銀行の平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
三菱UFJ銀行(全職種) |
774万円 |
74.6 |
三菱UFJ銀行(総合職) |
推定1,100~1,250万円 |
111.4 |
三菱UFJ銀行(30歳時点) |
推定950~1,050万円 |
110.8 |
三菱UFJ銀行(40歳時点) |
推定1,200~1,350万円 |
98.7 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
有価証券報告書によると、三菱UFJ銀行の平均年収は774万円/平均年齢39.6歳と報告されています。ただし、この年収は一般職を含めたものです。当サイトによる独自調査結果では、総合職のみの平均年収は推定1,100~1,250万円程度と予測されます。
つぎに年齢別に年収を見ましょう。30歳時点で平均年収は推定950~1,050万円、40歳時点で平均年収は推定1,200~1,350万円程度と予測されます。入社7年目の昇格で役職がつけば、30歳時点で年収1,000万円はほぼ確定します。
7年目の昇格以降、11年目、15年目の昇格がありますが、評価次第で年収は変わってきます。評価がなければ昇給も降格もないので、年収もそのままです。
しかし、年功序列ではなく実力重視の評価体系へ変えるため、近年では人事評価制度が見直されており360°評価も導入されました。そのため今後は給与差が広がりを見せると予測されます。
参考:三菱UFJ銀行の年収偏差値チェッカー算定結果
三菱UFJ銀行の役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
役職なし |
22歳〜29歳 |
350万円~700万円 |
支店長代理/調査役 |
29歳〜(能力により変動) |
950万円〜1,100万円 |
課長 |
33歳〜(能力により変動) |
1,150万円〜1,300万円 |
次長 |
37歳〜(能力により変動) |
1,300万円~1,600万円 |
支店長 |
42歳〜 |
1,600万円〜1,900万円 |
(当サイト独自調査結果により作成)
総合職の入社1年目の年収は350万円前後とほかの企業と同じです。入社1年目~6年目までは評価や頑張りとは関係なく年功序列で勝手に昇給し、入社6年目には年収700万円程度の年収になっています。それまでは一切役職はありません。近年では働き方改革により残業に対し厳しくなっているため、昔ほどは残業代は出ていないようです。
最初の大きな転換点である入社7年目が、今後の昇進に大きく関わります。この時点で支店長代理/調査役という役職がつけば、年収が100万円以上アップし年収は950~1,000万円程度になります。大体総合職では同期の60%程度は昇格できるようです。
次に入社10年目に2回目の昇進チャンス(営業店だと課長)があります。昇格率は同期の20~30%程度。ここで昇進できると年収は1,200万円くらいになるようです。そして入社15年目ぐらいに営業店の次長(本部は上席調査役)の昇進チャンスがあり、ここで昇進すると年収1,300~1,400万円程度になるようです。
入社7年目・入社10年目に昇進できると出世コースに乗ることができます。その後も昇進試験のチャンスを受けることができるようになります。一方でこの入社7年目・入社10年目のチャンスを逃すと、出世コースからは外れ、その後年収の大幅アップは難しくなります。一度逃すとそれ以降昇格のチャンスはゼロではありませんが、昇格のチャンスを受けること自体が難しくなってくるようです。
支店長代理/調査役以降の管理職階になると、業務内容によりもらえる給与が変わってくる実力評価になります。また、ポジションのグレードによっても給与差は発生します。これは給与以外にも、賞与も同じことが言えます。
とはいえ、年功序列がまだまだ抜けていなかったり、評価基準が上司によるものだったりするため妥当な評価をしてもらえないこともあります。2019年度より人事評価制度の見直しで、少しずつ改定されています。
総じて三菱UFJ銀行は給与が良いように見えますが、非出世組の場合は50代前半で「役職定年」という制度が適用され、給与は6割以下になってしまいます。そのため「会社名ほどの給与ではない」と愚痴をこぼす行員も少なくないようです。
三菱UFJ銀行の主な福利厚生
三菱UFJ銀行には色々と手厚い制度がありますが、特に特徴的なのは「住宅手当・各種補助手当の充実」「有給休暇・育児休暇の取得」「福利厚生施設との提携」です。
住宅手当・各種補助手当の充実
まず下記のような充実した住宅補助・各種補助以下の制度があります。
- 30歳までの独身者であれば、月10,000円で寮に入居可能
- 転勤や異動の際、引っ越し費用が出る
- 単身赴任者には、自宅までの交通費が支給される
- 食堂、もしくは昼食補助がある
- 財形貯蓄の利用
また社内研修がとにかく充実しています。資格を取得する際の保証制度や自己啓発セミナーなど、成長に関するものは手厚いです。金融知識や社会人としての常識も確実に身に付きます。
有給休暇・育児休暇の取得
部署にもよりますが、非常に有給休暇が取りやすい環境です。オン・オフがしっかり切り替えることができるため、問題なく両立できます。長期休暇も相談すれば取れます。産前産後休暇・育児休暇、介護休暇も同様に取れやすいため、安心して休むことができます。職場復帰にあたりプログラムまで用意されているので、不安を抱えたままで職場復帰することはありません。
また、時短勤務も可能なため、小さいな子供のいる人でも現場復帰している人が多いです。周りがしっかりフォローしている体制になっています。男性の育児休暇も、積極的に取れるような環境もできています。
福利厚生施設との提携
国内最大級の福利厚生サービスを提携している「ベネフィット・ステーション」で、旅行はもちろん、ホテルやグルメなどさまざまなシーンでお得に利用することができます。また、カフェテリアプランも導入しているため、自身でカスタムし、好きなように利用することも可能です。
ただし、家族構成により補助額は異なります。
また、独自の保険組合を作っているため、健康診断費用の補助をはじめ、病気や怪我で長年現場から離れていても復帰することが可能です。
三菱UFJ銀行の初任給
月収 |
年収 |
20.5万円 |
352~376万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
三菱UFJ銀行の初任給は一般の企業と同等の月収であり、ほかのメガバンクともほぼ横並びです。ここに残業代が上乗せされ、初年度の年収は350万円前後になるでしょう。基本給は20.5万円×12ヶ月分=246万円。残業代は3万~5万円×12ヶ月分=36万~60万円。そこに賞与70万円がプラスされ、352万~376万円と予測されます。初任給だけ一見普通に見えますが、独身寮や食堂などの福利厚生が非常に充実しているため、額面年収以上の待遇を得ることができます。
そして入社6年目まで毎年昇給していきます。大体毎年50~60万円ほど年収は上昇していくでしょう。そして入社7年目に昇格が始まります。昇格するとそこで一気に跳ね上がり、残業代を含めると年収1,000万円前後になるでしょう。
三菱UFJ銀行に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- コトラやヤマトヒューマンキャピタルのような「金融業界特化型転職エージェント」に相談し、選考対策を徹底的にした上で挑む。
- ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトに登録し、三菱UFJ銀行からのスカウトを待つ
なぜなら金融業界の仕事は金融の専門知識が必須となる「専門職」です。金融の専門知識がない一般的な転職エージェントや転職サイトでは、求人に対して正しい求職者をマッチングをすることができず話にならないという傾向があります。
だから、金融機関も一般的な転職エージェントにはほとんど求人を提供せず、コトラやヤマトヒューマンキャピタルのような「金融業界に精通した一部の転職エージェント」やビズリーチやリクルートダイレクトスカウトのような「ハイクラス向け転職サイト」にのみ求人を公開する傾向があります。
こちらの記事で金融業界の選考に強いエージェントを紹介しているので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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