- メルカリで年収1,000万円に到達できる確率
- メルカリの平均年収・年収偏差値
- メルカリの役職・年齢別の推定年収
- メルカリの主な福利厚生
- メルカリの初任給
- メルカリに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
メルカリで年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
50% |
22~45歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回はメルカリの年収事情についてまとめてみました。当サイトが行った独自調査によると、メルカリで年収1,000万円を越える確率は50%程度、つまり2人に1人が年収1,000万円に到達すると予測します。
メルカリは成果主義なので、成果次第で20代でも年収1,000万円到達が可能であり、更に言うと新卒でも年収1,000万円からスタートしている社員もいます(この新卒の事例はエンジニア職のようです)。
一方で勤続年数に比例して役職や年収がアップするわけではないため、年収1,000万円になれるかはあくまで実力次第であり、同じ年齢でも人によって年収に大きく差が生じています。
なおメルカリに転職するときは、リクルートやDODAのような大手エージェントは実は難関ITベンチャー各社の選考対策ノウハウが豊富なわけではないため、あまりオススメではありません。
中の人としては、ジャパン・ヘッドハンター・アワード2021の総合MVP受賞者が在籍するアサインや、プロコミット・for startupsのような「難関ITベンチャーの選考に強い転職エージェント」経由で受けることを強く推奨します。
その理由は後述しておりますので、後ほど解説いたします。
本日はメルカリの年収事情について詳しく解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
メルカリの平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
メルカリ(全職種) |
820万円 |
94.3 |
メルカリ(30歳時点) |
推定750~800万円 |
73.3 |
メルカリ(40歳時点) |
推定950~1,050万円 |
76.1 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
有価証券報告書によると、2020年6月30日現在のメルカリの平均年収は820万円/平均年齢は32.4歳です。
メルカリは従業員の平均年収が年々上昇を続けています。2018年時点での平均年収は500万円でしたが、2019年の平均年収は710万円、そして2020年の平均年収は820万円です。
メルカリの年収は他のIT系企業と比べても高水準ですね。楽天でさえ2020年の平均年収は755万円でした。
年齢別にメルカリの年収をみると、30歳時点の平均年収は推定750~800万円程度、40歳時点の平均年収は推定950~1,050万円程度と予測します。
ただしメルカリは成果主義なので、勤続年数に比例して役職や年収がアップするわけではありません。逆に言えば、成果を上げれば若手でも大きく稼ぐことは可能です。
例えば新卒でも年収800~1,000万円でスタートしている社員もいます。同じ年齢でも社員により年収が大きく違うのが実情です。
参考:メルカリの年収偏差値チェッカー算定結果
メルカリの役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
役職なし |
22歳〜 |
500万円~ |
マネージャー |
23歳~35歳 |
900万円~ |
部長 |
実力次第 |
1,200万円~ |
(当サイト独自調査結果により作成)
続いてメルカリの役職・年齢別の推定年収を解説します。
給与は基本的に年俸制ですが、その内訳は基本給+キャッシュボーナス+RSUボーナス(譲渡制限付き株式)の3つで構成されています。外資系のようにRSUが付与されるのが最大の特徴です。
ボーナスは役職によりますが、キャッシュとRSUで合計年収の20~100%の間で設定されており、年収の中で大きなウェイトを占めています。RSUの割合が多いため、手元に入る現金は額面よりかなり少ないことはご留意ください。
ビジネス職で入社した場合、新卒1年目の年収は通常だと約500~600万円の間でスタートするのが一般的です。
通常では20代後半から遅くとも30歳前半ぐらいでマネージャーに昇格し、年収900万円前後になります。そして40歳前後で年収1,000万円に到達するのが一般的のようです。部長まで昇進すると年収1,200万円を超えるようです。しかし実力主義である環境であるがゆえに、マネージャー・部長に昇進できるかはあくまで本人の努力次第です。
エンジニア職はビジネス職より年収はやや高めです。エンジニア職の場合、新卒1年目から年収800~1,000万円で始まる社員もいます。シニアエンジニアになると年収1,200~2,000万円もらっている社員もいるようです。Web業界の中ではエンジニアが年収1,000万円を比較的狙いやすい職場といえるでしょう。
一方でカスタマーサポート職で入社した社員は、年収400~600万円台の社員がほとんどであり、そこまで年収は高くありません。入社するときは留意しましょう。
昇給は評価に基づき年2回行われます。
メルカリは評価指標として、目標達成のためにどのような行動をしたかという点を基準とするコンピテンシー評価の仕組みを採用しています。
メルカリには「Go Bold – 大胆にやろう」「All for One –全ては成功のために」「Be Professional – プロフェッショナルであれ」という3つのバリューがあり、評価においてもバリューに則った行動をできたかという点が重要です。
また上司→部下だけでなく、部下→上司の評価も行う360度評価制度も取り入れているようです。
メルカリの主な福利厚生
メルカリには色々と手厚い制度がありますが、特に特徴的なのは「RSU」と「メルシーボックス」、「海外カンファレンス費用、英語学習費用の会社負担」です。
RSU(譲渡制限付き株式ユニット)
メルカリは日本では珍しく、RSUを導入している会社です。RSUとは「Restricted Stock Unit」の略で、日本語では「譲渡制限株式ユニット」と呼ばれます。
簡単に説明すると、社員に株式取得の権利が付与された後、一定期間経過してからその権利が確定し、自らの株式となる制度です。
例えばある社員が、メルカリの株式を200株付与する権利を得たとします。ただしRSUの場合、この約束には「〇〇年〇月〇日までは勤務する」という取得条件が設けられているというわけです。もしこの条件を満たす前に退職した場合、株式取得の権利は消えます。
メルカリは株式市場の期待も強く、毎年時価総額も順調に上昇していることもあり、メルカリ社員のほとんどがRSUについて好意的に捉えているようです。
メルシーボックス(育児支援制度)
メルカリには「メルシーボックス」という非常に充実した福利厚生制度が存在します。メルシーボックスとは、社員が思いっきり働ける環境を整備するために何らかの事情で思うように働けない社員に対して、保障を厚くする仕組みです。
具体的には「産休・育休中の給与100%保障」や、仕事復帰のために認可外保育園に入園した場合に認可保育園との差額保育料を会社が負担する「認可外保育園補助」。他にも「不妊治療の治療代補助」、「病児保育児をもつ社員への治療代補助」、そして「社員の死亡保険加入」など、様々な角度で非常に充実した支援策が用意されています。
社員からも「既婚者・子育て世代を中心に福利厚生制度が手厚いと感じる」と高評価です。
海外カンファレンス費用、英語学習費用も会社負担
メルカリでは様々な費用が無料になります。まず、書籍補助だけでなく国内海外問わず業務に関するセミナーやカンファレンスの参加費用を会社が全て負担してくれます。業務に関連するカンファレンスであれば海外渡航も無制限に行うことができます。
また社内にある自動販売機のドリンクは全て無料で利用できるだけでなく、採用費の名目で会食も無制限に費用を会社が負担してくれます。
さらに、社員の語学力の向上を目的に「Global Operations Team(以下、GOT)」という翻訳や通訳をサポートするチームがあり、GOTメンバーとのランチ会が定期的に開催されている上、個人の希望により英語学習プログラム(オンライン英会話など)を会社負担で受けることができます。
メルカリの初任給
月収 |
年収 |
35~65万円 |
500~1,000万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
メルカリは完全実力主義で昇給額にも上限がありません。だから新卒社員も中途社員同様に実力に応じ全員が個別に年収を査定されます。そのため新卒社員でも中には年収1,000万円を支給されている社員もいるようです。また最低でも年収500万円以上で査定されている新卒社員が多いため、基本的にメルカリの初任給は高いと考えてよいでしょう。
またメルカリは内定期間中のスキル学習や成果に応じて、「入社前に昇給する」という面白い制度を設けています。実力に自信があって若いうちからバリバリ稼ぎたいという人であれば、メルカリはおすすめできる企業です。
メルカリに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- アサイン・プロコミット・for startupsのような「難関ITベンチャーの選考対策に強い転職エージェント」に相談し、選考対策を徹底的にした上で挑む。
- ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトに登録し、メルカリからの面接確約スカウトを待つ(よくメルカリはこの2つのサイトで面接確約スカウトをしています。中の人も過去に一度スカウトを受けたことがあります。)
メルカリの中途採用は選考倍率は高く、書類選考だけでも10倍以上の倍率になる日本でも最難関のベンチャー企業です。そのため、普通の転職エージェント経由ではなく選考対策に強いエージェント経由で挑んだ方がよいでしょう。
中の人がおすすめするのは、下記のような「難関ITベンチャーの選考対策に強い転職エージェント」です。
- ジャパン・ヘッドハンター・アワード総合MVP受賞者である奥井亮氏が在籍するアサイン
- 成長領域への転職支援で突出した支援ノウハウを持つプロコミット
- メルカリ創業期から転職支援続け、合計100人単位の転職支援実績があるfor startups
- ベンチャー業界転職の有名人、高野氏が率いるキープレイヤーズ
もちろん、リクルートエージェント やdoda のような大手エージェントもメルカリの求人は取り扱っています。
が、上記に挙げた特化型エージェントの方が選考対策ノウハウは一般的に高いですね。だから知名度だけで大手エージェント経由で受けると後悔することになると思います。
また直接受ける場合でも、HPから応募するよりもビズリーチやリクルートダイレクトスカウト、LinkedInなどでエムスリーから直接ダイレクトスカウトされ、書類選考免除になってから受けた方がいいでしょう。
特にメルカリはで海外人材を積極的に採用しているため、LinkedInも登録しておくとメルカリからのスカウトのチャンスが広がると思います。
こちらの記事で私の転職経験談やおすすめする転職サイト・転職エージェントを紹介していますので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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