- 清水建設で年収1,000万円に到達できる確率
- 清水建設の平均年収・年収偏差値
- 清水建設の役職・年齢別の推定年収
- 清水建設の主な福利厚生
- 清水建設の初任給
- 清水建設に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
清水建設で年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
80% |
37~50歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回は清水建設の年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、当社の独自調査の結果から清水建設に入社した場合、80%の確率で年収1,000万円を超えます。年収1,000万円を超える目安としては、課長に昇進するタイミングとなります。
清水建設は、外資系企業やIT企業とは異なり、昇進は年齢や勤続年数の要因が大きく、20代で課長に昇進するのは困難です。ただし、年齢とともに年収は上がっていき、成果を上げ続ければいずれ課長に昇進し、年収1,000万円に到達できるでしょう。
清水建設の年収に関して、詳しく知りたい方は以下で解説しますので、参考にしてください。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
清水建設の平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
清水建設(全職種) |
1,007万円 |
82.9 |
清水建設(30歳時点) |
推定620~720万円 |
80.9 |
清水建設(40歳時点) |
推定930~1,030万円 |
82.7 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
清水建設が2020年に公表した有価証券報告書によると、平均年収は1,007万円/平均年齢42.9歳です。2015年の平均年収は879万円でしたので、この5年間で127万円と大きく増えました。これは、近年、都市再開発やインフラ整備などで建設需要が旺盛だったことから、業績が伸びてボーナスが多く支給されたためです。
また、清水建設は年齢が上がるほど年収が上がる年功序列の給与体系で、当サイトによる独自調査結果によると、30歳時点の平均年収は推定620~720万円、40歳時点の平均年収は推定930~1,030万円です。
なお、同じスーパーゼネコンで比較すると、大林組1,058万円、大成建設1,010万円、鹿島建設1,134万円、竹中工務店1,043万円のため、スーパーゼネコンの中では少し低めの給与水準です。ただし、ゼネコン大手23社の平均年収は965万円なので、ゼネコンの中では年収は高いと言えます。
参考:清水建設の年収偏差値チェッカー算定結果
清水建設の役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
役職なし |
22歳〜30歳 |
400万円~700万円 |
主任・課長代理 |
27歳〜40歳 |
600万円〜950万円 |
主査・課長 |
37歳〜50歳 |
950万円〜1,300万円 |
部長 |
45歳〜 |
1,200万円〜1,600万円 |
(当サイト独自調査結果により作成)
こちらが清水建設の年齢別・役職別の推定年収です。
グラフにもあるとおり、清水建設の年収は安定的に右肩上がりで上昇していきます。新卒1年目の年収は、残業時間の多寡で変わってきますが、400~530万円です。評価による昇給の差異も少ないことや年功序列の給与体系であることから、20代は同期との差はあまり生じず、毎年20~30万円ずつ年収が上がっていきます。20代後半で役職がつき、年収600万円を超えるでしょう。なお、工事が佳境に入っている場合などは残業代が多く支給され、20代半ばで年収600万円を越えることもあります。その後、30代でも毎年昇給するために30代半ばで年収800万円に到達できます。
そして、昇進が早ければ30代後半に管理職となる課長職に昇格でき、年収は1,000万円を超えます。つまり、年収1,000万円を超えるためには課長職になれるかどうかがひとつのポイントです。ただし、管理職でなくても残業が多い部署であれば、残業代をたくさんもらえるために年収1000万円以上の人もいます。部長職への昇進は40代前半~50才前半が目安となり、年収1,200~1,600万円となります。
清水建設の基本給与は、固定給与と評価給与の2項目に分かれており、固定給与2に対して評価給与1の割合です。固定給与は主に年齢や勤続年数、評価給与は毎年の人事評価により決まります。なお、人事評価は、半年に1回実施され、5段階で等級付けされます。
清水建設の主な福利厚生
清水建設の福利厚生は、日本有数の大企業とあって基本的な福利厚生は整っており、他の一般企業と比較して手厚いです。以下では、清水建設が提供している福利厚生の中から特徴的な「住宅支援制度」と「育児・介護支援制度」について、詳しく紹介していきます。
手厚い住宅支援制度
清水建設は住宅支援制度が手厚く、社宅及び独身寮、単身赴任者向け寮が整備されており、特に都内勤務者に対しては、格安で提供してもらえます。ただし、他の企業のケースと同じく、社宅や寮を自身で選択できないので、人によっては不便と感じることもあります。
また、持ち家を購入したい社員のために財形貯蓄制度や通常よりも優遇された金利でローンを組むことが可能な住宅融資制度が用意されています。
充実した育児・介護制度
従来、建設会社の勤務は男性中心でしたが、近年の労働人口の不足から、清水建設では女性や共働きの人にとっても働きやすい職場となるように育児・介護制度を充実させています。出産前後の育児休暇はもちろん、小学生低学年の間は時短勤務やフレックス勤務を利用可能です。さらにリモートワークができる環境も整備されているので、子供の面倒を見つつ、自宅で仕事を続けることもできます。なお、これらの制度は、家庭で介護をしなければならない社員にも適用されます。
加えて、家庭の事情があってやむなく仕事から離れた人のために育児や出産、介護を理由として退職した方には再雇用制度も用意されています。
清水建設の初任給
月収 |
年収(推定) |
24.0万円 |
400~530万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
清水建設の初任給は24.0万円です。厚生労働省がまとめた「令和2年度 賃金構造基本統計調査」によると、大卒の平均初任給は22.6万円ですので、一般の企業と比べて清水建設の初任給は高いと言えます。なお、ゼネコンで比較した場合、大成建設や奥村組、竹中工務店の初任給も清水建設と同じ24.0万円でした。また、清水建設は理系大学院修了者の採用も行っており、修士課程の初任給は26.0万円、博士課程の初任給は29.0万円となります。
初年度の年収は、ボーナスや残業代を含めて400~530万円です。清水建設では独身寮が用意されていることから住居費が少なくて済み、さらにそのほかの福利厚生が充実しているので、他の企業と比べて待遇は良いと言えます。
また、清水建設は、年功序列型の給与体系のために年齢を重ねるほど、年収は上昇していき、管理職である課長に昇進すれば40歳前後で年収1,000万円に到達可能です。
清水建設に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- 規模が小さいエージェントは清水建設と取引していないため、「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」など、日本最大手の転職エージェントを通じてエントリーする。
- ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトに登録し、清水建設からのスカウトを待つ(※スカウト経由だと書類選考免除になります。)
清水建設は歴史のある日系最大手企業のうちの1つであることもあり、転職エージェントも大手のエージェントを好んで利用する傾向があります。そのため大手の転職エージェント以外に相談しても清水建設の案件はあまり取り扱っていません。日本の三大転職エージェントは「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」の3社です。だからこの3社に相談しましょう。この3社であれば過去の面接で出題された筆記試験や面接の質問・面接の回数なども知っているので、HPから直接応募するより有利でしょう。
また急いでないようでしたら、ビズリーチやリクルートダイレクトスカウト経由でスカウトされ書類選考免除になるチャンスを狙うのもよいでしょう。最近では清水建設のような日系大手企業もビズリーチやリクルートダイレクトスカウトで積極的にスカウトをするようになりました。
こちらの記事でも私の転職経験談や清水建設などトップ企業に転職する上でオススメの転職サイト・転職エージェントを紹介していますので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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