- ソフトバンクで年収1,000万円に到達できる確率
- ソフトバンクの平均年収・年収偏差値
- ソフトバンクの役職・年齢別の推定年収
- ソフトバンクの主な福利厚生
- ソフトバンクの初任給
- ソフトバンクに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
ソフトバンクで年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
30% |
30~39歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回はソフトバンクの年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、ソフトバンクは「グレード制」という実力主義的な人事制度を採用しているため、年収上昇スピードは個人の成果に比例します。
そのため、実力のある社員は30歳前後で管理職である課長(G4-2)に昇格して年収1,000万円に到達する可能性があります。
が、一方で実力がない社員は一生年収1,000万円に到達しません。
とはいえ、会社全体では比較的年収が高い会社であるため、年収1,000万円を目指す方にとってはソフトバンクへの入社は選択肢の一つとなるでしょう。
なおソフトバンクに転職するときは、リクルートやDODAのような大手エージェントは実は難関ITベンチャー各社の選考対策ノウハウが豊富なわけではないため、あまりオススメではありません。
中の人としては、ジャパン・ヘッドハンター・アワード2021の総合MVP受賞者が在籍するアサインや、プロコミット・フォルトナベンチャーズのような「難関ITベンチャーの選考に強い転職エージェント」経由で受けることを強く推奨します。
その理由は後述しておりますので、後ほど解説いたします。
今日はソフトバンクの年収事情について詳しく解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名超。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
ソフトバンクの平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
ソフトバンク(全職種) |
782万円 |
69.6 |
ソフトバンク(総合職) |
推定800~1,000万円 |
81.3 |
ソフトバンク(30歳時点) |
推定600~800万円 |
84.0 |
ソフトバンク(40歳時点) |
推定800~1,000万円 |
81.3 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
ソフトバンクは有価証券報告書によると平均年収は782万円/平均年齢39.7歳と発表されています。
ただし、これは総合職以外の全職種による平均年収です。当サイトによる独自調査結果では、総合職のみの平均年収は推定800万円~1,000万円程度と予測します。
年齢別に年収を見ると、30歳時点の平均年収は推定700万円前後、40歳時点の平均年収は推定900万円前後と予測されます。
ただしソフトバンクは実力主義の年収体系であるため、平均年収額はあくまで一つの目安であり、実際の年収は自分の実力に応じ大きく上下すると考えた方がよいでしょう。
参考:ソフトバンクの年収偏差値チェッカー算定結果
ソフトバンクの役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
G1~G2 |
22歳~26歳 |
400万円~620万円 |
G3(主任、課長代理クラス) |
27歳~32歳 |
620万円〜800万円 |
G4(課長、次長クラス) |
30歳~39歳 |
900万円〜1,200万円 |
G5(部長)クラス |
33歳~44歳 |
1,200万円〜1,400万円 |
(当サイト独自調査結果により作成)
こちらがソフトバンクの年齢別・役職別の推定年収です。特徴的なことは、グレード昇格により年収が上昇する実力主義の給与体系であることです。グレードごとに大まかな給与が決まっており、グレードを昇格するには試験に合格する必要があります。
新卒1年目の年収は350~450万円程度です。ここから昇格試験に合格をしてグレードが昇格した場合は30歳前後で年収700万円に到達します。そして30代中盤から40歳くらいで年収800~900万円位に到達するのが一般的なようです。
管理職である課長に昇格するのは最短だと新卒入社7年目以降の30歳前後の任用が多いようです。課長(G4)になると年収1,000万円の大台に到達します。この課長に昇格できるかどうかが今後の年収を決定する分かれ目になるようで、課長に昇進できない社員は多く、昇進するのは狭き門です。
そして課長(G4)から部長(G5)へは最短だと30代前半に昇進、通常だと30代後半~40代の昇進が多いようです。部長になると年収1,200~1,400万円程度に到達しますが、ここまで昇進できる社員は一握りのようです。
給与はグレードが上がると大幅に上がりますが、同じグレード内でも昇給はあります。評価制度は実績による絶対評価+相対評価で決定するのが基本です。が、実態としては上司との相性も評価に左右されるようです。
ソフトバンクの賞与は年2回(6月と12月)支給されます。
年収に占める賞与の割合が大きく、賞与は夏4.0~4.5ヶ月分、冬2.5ヶ月分がベースとなり、これに評価係数が掛け算されて賞与額が決定します。評価係数は半期の成果を基に決定するようです。
ソフトバンクの主な福利厚生
ソフトバンクは福利厚生が充実しています。住宅補助や財産形成制度もあり社員の生活保障制度が充実しています。またグループ内に健康保険組合は抱えてはいませんが「関東ITソフトウェア健康保険組合」に加盟しており福利厚生サービスとして「ベネフィット・ワン」のも加入しています。
充実した住宅補助・財形貯蓄制度
ソフトバンクは「住宅補助」がとても充実しています。
まず新卒入社後は3年間、家賃の一部が支給されます。次に転勤時の補助がとても充実しています。まず転勤先でも利用できる社宅を会社として色々なパターンを用意しており、単身赴任、家族との同居どちらの場合も社宅を活用する事ができます。
また、転勤の際の住宅契約に関わる費用、支度料、社宅賃料の一部などが支給されるだけでなく、単身赴任の場合は帰省旅費が支給されます。とても手厚い制度になっています。
また財産形成制度としては、社員持株会や財形貯蓄制度があり安定的な財産形成が可能です。また、年1回、上限は9000円ですが会社からの奨励金(財形積立額の3%)が支給されます。
充実した福利厚生制度
ソフトバンクの福利厚生は「関東ITソフトウェア健康保険組合」「ベネフィット・ステーション」の2つが利用できます。
関東ITソフトウェア健康保険組合は、一般的な健康保険組合よりも保険料が安く加盟企業の社員がケガや出産時に使用できる独自の付加給付制度があります。また直営の豪華な保養施設に被保険者・被扶養者は1泊2食付きで5,400円で宿泊することが可能です。
ベネフィット・ステーションでは託児所、ベビーシッターなど様々なサービスを利用できるだけでなく、一定の金額分が会社からポイントとして支給され、これを基に家族と一緒に使えるお得な商品と交換できるます。
ソフトバンクの初任給
月収 |
年収 |
23万円 |
350~450万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
ソフトバンクの初任給は月給は23万円と一見高くないように見えますが、ソフトバンクは新卒入社から3年間は家賃補助があるため、年収以上の待遇を得ることができるでしょう。
給与体系は実力主義であるため、昇給するにはグレード昇格が必須です。管理職である課長(G4)に昇格することで年収1,000万円に到達します。基本的にG3にはほとんどの人が30歳前後までに昇格し年収700~800万円までは到達できるでしょう。
しかしそこから先の昇格・昇給は完全に自分の実力次第であると考えた方がいいでしょう。
ソフトバンクに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- アサイン・プロコミット・フォルトナベンチャーズのような「難関ITベンチャーの選考対策に強い転職エージェント」に相談し、選考対策を徹底的にした上で挑む。
- ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトに登録し、ソフトバンクからの面接確約スカウトを待つ(よくソフトバンクはこちらの2つのサイトで面接確約スカウトをしています。中の人も何度かスカウトが来ました)
まずソフトバンクの中途採用は選考倍率は比較的高く、書類選考だけでも数倍の倍率になる「国内屈指の難関ベンチャー」です。
そのため、普通の転職エージェント経由ではなくITベンチャーの選考対策に強いエージェント経由で挑んだ方がよいでしょう。
中の人がおすすめするのは、下記のような「難関ITベンチャーの選考対策に強い転職エージェント」です。
- ジャパン・ヘッドハンター・アワード総合MVP受賞者である奥井亮氏が在籍するアサイン
- 成長領域への転職支援で突出した支援ノウハウを持つプロコミット
- こちらもヘッドハンター・アワードMVP受賞経験のある若狭氏が在籍する、フォルトナベンチャーズ(若狭氏は元プロコミット出身。当時から評判高かったですね)
もちろん、リクルートエージェント やdoda のような大手エージェントもソフトバンクの求人は取り扱っています。
が、上記に挙げた特化型エージェントの方が選考対策ノウハウは一般的に高いですね。だから知名度だけで大手エージェント経由で受けると後悔することになると思います。
また直接受ける場合でも、HPから応募するよりもビズリーチやリクルートダイレクトスカウトなどでソフトバンクから直接ダイレクトスカウトされ、書類選考免除になってから受けた方がいいでしょう。
ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトなどでソフトバンクは何度も公募やダイレクトスカウトをしており、中の人も過去にソフトバンクから何度かダイレクトスカウトを受けたことがあります。
こちらの記事で私の転職経験談やおすすめの転職サイト・転職エージェントを紹介していますので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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