- 三井物産で年収1,000万円に到達できる確率
- 三井物産の平均年収・年収偏差値
- 三井物産の役職・年齢別の推定年収
- 三井物産の主な福利厚生
- 三井物産の初任給
- 三井物産に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
三井物産で年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
100% |
27~29歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回は三井物産の年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、三井物産に入社すれば、年収1,000万円は確実に超えます。時期的には、早ければ入社5年目、遅くとも30歳になるまでに超えるでしょう。海外赴任になれば高額の海外赴任手当が支給されるため、20代で早いうちに年収1,000万円の大台に載ることも十分可能です。
以上のことから、年収1,000万円を確実に達成したいという人は、三井物産への入社を検討すると良いでしょう。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名超。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
三井物産の平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
三井物産(全職種) |
1,393万円 |
110.5 |
三井物産(総合職) |
推定1,900万円 |
145.8 |
三井物産(30歳時点) |
推定1,100万円 |
116.2 |
三井物産(40歳時点) |
推定1,800万円 |
137.1 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
有価証券報告書によると、三井物産の平均年収は1,393万円/平均年齢42.1歳です。ただし、これは全ての職種を含めた年収です。当サイトの独自調査では、総合職に限定した平均年収は、推定1,900万円程度と予測しています。
また、年齢別の平均年収では30歳時点での平均年収は推定1,000~1,100万円、40歳時点での平均年収は1,600~2,000万円と予測されます。
若い頃は横並びで昇給・昇進するため、30歳時点でほとんどの社員が1,000万円を突破します。順調に昇進を続け室長・部長クラスになれば、40歳時点で年収2,000万円を超えるでしょう。ただし勤める社員の声では、三井物産で昇進するには仕事の能力だけでなく上司からの評価が重要です。優秀な人がそのまま出世するわけではない評価体制である点には注意してください。
20代~30代前半の若い内は、毎年50~100万円単位で年収がバンバン上がります。しかし40代~50代に差し掛かると年収の伸びが緩やかになるのが特徴です。
三井物産で年収1,000~年収2,000万円に到達することは難しいことではありません。しかし年収3,000万円以上まで持っていくのは出世した一部の人間以外は難しいでしょう。
参考:三井物産の年収偏差値チェッカー算定結果
三井物産の役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
役職なし |
22歳〜 |
400万円~1,000万円 |
マネージャー |
32歳〜 |
1,000万円〜1,500万円 |
課長 |
37歳〜 |
1,500万円〜1,700万円 |
室長 |
41歳〜 |
1,700万円〜2,000万円 |
部長 |
45歳〜 |
2,000万円〜2,500万円 |
(当サイト独自調査結果により作成)
三井物産は基本的には年功序列の給与体系です。勤続年数を重ねれば徐々に年収が上がっていきます。準管理職までは横並びで昇進するため、平社員の段階から年収1,000万円以上もらえます。出世の勝負は30代後半~40代以降となります。順調に出世し室長や部長になれば、年収2,000万円も見えてくるでしょう。
入社10年目くらいに管理職昇任試験があります。管理職に就くと手当がつきますが、残業代が支給されません。管理職では業績連動型の報酬の割合が多くなるため、会社の業績次第で年収が100~200万円程度変化します。
評価は組織評価と個人評価の2つからなります。評価は上司の主観によるところが大きいのが特徴です。ただし、良い評価も悪い評価も、真ん中から外れた評価は受けにくいため、年収にもさほど影響を与えません。
投資銀行や外資系コンサルと同程度の給与水準でありながら、給与額に見合った仕事内容・社会への貢献性の高さがあるのかという点を疑問視する声は、社員の中にも多いです。しかし、あまりにも給与の水準が高いため、会社を辞める選択を取る人は多くありません。楽に稼ぎたいと考える人には非常に良い環境ですが、逆に言うと、いくら活躍しても正当な評価が受けられない環境にあると言えます。一部の優秀な層にとっては、ローリスクローリターンの環境です。
三井物産の主な福利厚生
三井物産には色々と手厚い制度がありますが、特に特徴的なのは「海外赴任手当」と「賞与額の高さ」です。
海外赴任手当
三井物産に限った話ではないですが、総合商社は海外赴任手当としてかなりの高額が支給されます。勤務地にもよりますが、国内勤務と比較して一般的に1.5~2倍程度の給与がもらえます。例えば、年収1,000万円のマネージャーであれば、海外では年収1,500~2,000万円を得られるでしょう。
海外勤務では海外赴任手当の他、豊富な手当が加わります。例えば、国にもよりますが、配偶者手当や家賃全額分の住宅手当が支給されます。三井物産の生涯年収は、海外赴任手当の大小に左右されるといっても、過言ではありません。帰国後の住居手当も月15万円程度もらえ、海外赴任関係の福利厚生は特に手厚いといえます。
賞与額の高さ
三井物産は、年収に占める賞与の割合が高いことが特徴です。一般的には年収の半分程度を給与が占めます。
例えば、年収1,200万円のマネージャーであれば、半分の600万円が賞与となり、月額給与は600÷12=50万円程度となります。また支給時期は夏・冬の年2回で、どちらかというと、夏の賞与額の方が多いです。
賞与の額は、業績や人事評価で受ける評価によって変動します。総合職の場合、「個人能力評価」「貢献度評価」「組織業績評価」の3つの項目で評価されます。業績次第では賞与額は100~200万円程度変化することもあります。2019年3月期から、成果・評価をより反映させる処遇・昇降級制度に改定されました。つまり、高いパフォーマンスを発揮する社員は早期に責任ある立場に昇格しやすくなったということです。従来までの年功序列型の評価体制からの脱却が進められています。
三井物産の初任給
月収 |
年収 |
25.5万円 |
400万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
三井物産の初年度の年収は400万円程度であり、一般的な企業の年収とほぼ変わりません。採用HPによると、大卒の初任給は25.5万円です。基本給では25.5×12=306万円で、ボーナスや残業代等を含めると、400万円程度が平均となります。
2年目からは一気に年収があがり、600万円程度もらえます。その後も1年に50~100万円単位で昇給を続け、早ければ5年目で年収1,000万円に到達します。
三井物産に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- キャリアインキュベーションの阿部哲也さんのような総合商社に強い「業界特化型転職エージェント」に相談し、選考対策を徹底的にした上で挑む。
- ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトやLiiga に登録し、三井物産からの面接確約スカウトを待つ
なぜなら三井物産のような総合商社の中途採用は選考倍率100~150倍、書類選考だけでも10倍程度の倍率になります。そのため、普通の転職エージェント経由で無対策で挑んでもかなり厳しい戦いになります。
キャリアインキュベーションで特におすすめなのは、阿部哲也さんというキャリアコンサルタントです。彼は総合商社対策では日本一の実績を持っており、ある総合商社では内定者の40%が阿部さん経由だったというほど圧倒的な実績を持っています。
阿部さんに担当してもらいたい場合は、キャリアインキュベーションのHP経由ではなく、リクルートダイレクトスカウトかビズリーチで担当してもらいたいキャリアコンサルタントのページからバイネームで相談申し込みをするとよいでしょう(もしくはリクルートダイレクトスカウトかビズリーチで阿部さんからのスカウトの場合のみ返信する)。そうすれば他の担当ではなく阿部さんが必ず担当してくれるはずです。
またビズリーチやリクルートダイレクトスカウトなど経由で三井物産から直接スカウトされ、書類選考免除になるチャンスを狙うことも有効です。ビズリーチは総合商社各社が積極的に利用しています。中の人も過去に三菱商事と三井物産からスカウトを受けたことがあります。
こちらの記事で私の転職経験談や三井物産に転職する上でオススメの転職サイト・転職エージェントを詳しく紹介していますので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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