- デロイトトーマツコンサルティングで年収1,000万円に到達できる確率
- デロイトトーマツコンサルティングの平均年収・年収偏差値
- デロイトトーマツコンサルティングの役職・年齢別の推定年収
- デロイトトーマツコンサルティングの主な福利厚生
- デロイトトーマツコンサルティングの初任給
- デロイトトーマツコンサルティングに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
デロイトトーマツコンサルティングで年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
80% |
30~33歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回はデロイトトーマツコンサルティングの年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、デロイトトーマツコンサルティングに入社した場合、やや激務ではありますが勤め続ければ年収1,000万円は確実に突破できます。時期としては新卒入社8~11年目の30~33歳ぐらいになります。
デロイトトーマツコンサルティングは、初年度は年収550万円です。そこから1年~1年半ほど経ったところで年収650万円まで上がります。27~28歳ぐらいになると次の職位に昇進し標準年収は850~900万円ほどになります。そしてさらに2~3年後に次の昇進をし、年収1,000万円を達成するというのが一般的になります。
なおデロイトに転職するときは、リクルートやDODAのような大手エージェントはあまりオススメではありません。
なぜなら「ケース面接」などコンサル特有の選考についての対策ノウハウがないからです(もしコンサル転職でこれらを薦めているサイトがあったとしたら、それは無知かアフィリエイト目的ですね)。
中の人としてはアクシスコンサルティングやアサイン、コンコードエグゼクティブグループのようなコンサル特有の選考である「ケース面接」の対策を徹底的にしてくれる「コンサル特化型転職エージェント」経由で受けることを強く推奨します。
「デロイトの選考対策のコツ」「デロイトの転職に強いエージェント」「デロイトの転職に実はあまり強くないエージェント」についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
本日は4大総合コンサルティングファーム(BIG4)の中でも筆頭企業に位置づけられるデロイトトーマツコンサルティングの年収について詳しく解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名超。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
デロイトトーマツコンサルティングの平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
コンサルタント職全体平均 |
推定900~1,100万円 |
120.3 |
30歳時点 |
推定900~1,100万円 |
100.1 |
40歳時点 |
推定1,400~1,500万円 |
140.6 |
(当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
当サイトの独自調査結果では、デロイトトーマツコンサルティングの平均年収は900~1,100万円程度/平均年齢31.0歳程度と推定しています。
年齢別の年収を見ていきましょう。30歳時点での平均年収は推定900~1,100万円、40歳時点での平均年収は推定1,400~1,500万円と予測されます。30歳を超えたところでマネジメントを行う職責を担うため、そこでほぼ全員が年収1,000万円を突破します。
ベースとなる給与は基本的に勤務年数に比例して上がっていきますが、配属先のユニットや上司からの評価によって、上昇の有無や幅は変動します。20代から30代初めのスタッフ職では相対評価で評価されます。そのため例えば自動車関連のユニットは優秀な人材が多く集まるため、必然的に高い評価を得ることは難しくなるでしょう。
一方で年収1,000万円以上を受け取るマネジメント職となると絶対評価に切り替わります。あくまで自己の職責による数字との戦いとなり、給与の変動も激しいものになってきます。
デロイトトーマツコンサルティングには「アップorアウト」の企業文化があります。年収が上がり続けるように自己研鑽を重ねて結果を出し続けるか、あるいは辞めるかということです。
そのため、40代で残っている社員は必然的に絶対評価で勝ち残ってきた優秀層だけが残る形になり、基本的にはシニアマネージャー以上です。中にはパートナー(共同経営者)と呼ばれる最上位職位に到達した社員も出はじめてきます。そのため40歳の平均年収は1,400~1,500万円程度が目安となるでしょう。
デロイトトーマツコンサルティングは合同会社のため、パートナー(共同経営者)が出資して運営している形になります。そのためパートナーとはいわば執行役員に準ずる立場です。そのためパートナーまで昇進すると年収は2,000万円から始まり成果連動で年収が決まります。パートナーになると成果次第では年収1億円も夢ではありません。10億円を得ているパートナーも中にはいます。ただし、ここまで昇進できるのは社員の0.5%の超トップ層であることは留意しましょう。
参考:デロイトトーマツコンサルティングの年収偏差値チェッカー算定結果
デロイトトーマツコンサルティングの役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
BA(ビジネスアナリスト) |
22歳~23歳 |
530万円~700万円 |
C(コンサルタント) |
24歳~26歳 |
600万円~800万円 |
SC(シニアコンサルタント) |
27歳~29歳 |
800万円~1,100万円 |
M(マネージャー) |
30歳~33歳 |
1,100万円~1,500万円 |
SM(シニアマネージャー) |
34歳~実力次第 |
1,300万円~2,000万円 |
P(パートナー) |
39歳~実力次第 |
2,000万円~10億円 |
(当サイト独自調査結果により作成)
デロイトは新卒1年目でビジネスアナリスト(BA)として年収が550万円もらえる上、入社1年~1年半後にすぐにコンサルタント(C)に昇格し650~700万円近くまで上がります。
20代のうちから猛烈な業務量を任されるために残業もよく行われますが、デロイトトーマツコンサルティングでは年俸制を採用しているため、残業手当は支払われません。とはいえ高給ではあるので不満よりも希望のほうが大きいのが実情のようです。
コンサルタントから次の職位であるシニアコンサルタント(SC)までは3年ほどかかります。上がっても年収900万円~950万円あたりになります。そこから30~31歳になりマネージャー(M)に昇格してマネジメントを行う立場になると、年収も1,000万円をようやく超えます。シニアマネージャー(SM)になると年収1,300~1,500万円が目安になるでしょう。
こうした20代の早いうちは高給でありながら、以降は比較的緩やかに上昇していく給与体系を採用しているのは、デロイトは急拡大によって若年層の人材の確保に努めてきた歴史があるため、20代前半には手厚くしたという経緯があります。
しかしこうした段階的な給与体系はパートナーに到達すると一変し、年収2,000~3,000万円以上へのジャンプアップがありうる給与体系になります。
ベース給に対して付与されるインセンティブは、どのクラスでも給与の10%ほどとなっています。ただし評価が際立って良かった場合、給与の20%が付与されることもあります。
一方で、実力主義の給与体系であるためデロイトの中途採用組は、新卒採用に比べ少しマネージャーへの昇進年齢が遅くなると留意するといいでしょう。鉄板コースとしては、20代後半で入社してコンサルタントクラスからスタートし、2年から3年でシニアコンサルタントに昇進。そして30代前半にマネージャーへ昇格しようやく年収1,000万円を突破するという形になるでしょう。
デロイトトーマツコンサルティングの主な福利厚生
デロイトトーマツコンサルティングには色々と手厚い制度がありますが、特に特徴的なのは「手厚い有給制度」「充実したカフェテリアプラン」です。
手厚い有給制度
デロイトトーマツコンサルティングは海外のカルチャー色が強いため、有給休暇を自在に取得できるメリットが大きく存在します。客観的に見ても激務であるからこそ、体調の自己管理としての有給使用が社員の裁量に任せられているとも言えるでしょう。女性も男性と同じく平等に扱われるために大変な環境ながら、妊娠した場合は産休や育休を使用できます。加えて、在宅勤務や時短勤務や時差出勤などで柔軟に対応してくれる点もメリットです。
充実したカフェテリアプラン
デロイトトーマツコンサルティングは、同グループが運営しているカフェテリアプランが充実しています。社員にはカフェテリアポイントが付与され、旅行プランや健康グッズなどをポイントで購入することが可能になっており、このポイントは職位によってもらえる数が変わってきます。
デロイトトーマツコンサルティングの初任給
月収 |
年収 |
32~33万円 |
580~600万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
デロイトトーマツコンサルティングの初任給もまた、既存の社員と同じく年俸制となっています。基準年額はそれぞれ大学卒で580万円、大学院卒で600万円です。
これを18で割った額を1ヶ月に1度もらい、余った6ヶ月分は年2回賞与として受け取ることになります。加えて、配属されるユニットや上司との相性によっては、ここから増減される可能性も考えられます。グローバル企業としての特徴として、プロジェクトによっては海外勤務の可能性がありますが、こちらは家賃手当が保証されているために割の良い配属先と言えます。
デロイトトーマツコンサルティングに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- アクシスコンサルティングやアサイン、コンコードエグゼクティブグループに代表される、「コンサル業界特化型転職エージェント」に相談し、選考対策を徹底的にした上で挑むのがセオリーです。
- 直接受ける場合でも、まずはビズリーチやリクルートダイレクトスカウトなどに登録し、デロイトからスカウトされてから受けましょう。(※なぜならスカウト経由だとデロイトは書類選考免除になります。中の人も過去にデロイトからビズリーチで何度もスカウトを受けています)
デロイトやアクセンチュアを代表とする大手外資系コンサルは、近年では年間数百人単位で中途採用をするようになり、昔よりいくらか易化しました。
中途では学歴より実力を重視しているため、日東駒専・大東亜帝国レベルの大学出身者でも今なら職歴次第で内定が出ています(特に近年デロイトはEYへの人材流出が起きており、その不足分を埋めるため採用をより積極的に行っています)。
とはいえ、"ケース面接"に代表されるような特殊な選考を行うこともあり、選考倍率は依然高めです。
そのため日本で外資系コンサルを受けるときは、総合コンサルの転職決定実績では国内トップのアクシスコンサルティングやアサイン、コンコードエグゼクティブグループのような「外資系コンサルの選考に強い転職エージェント」経由で受けることがセオリーです。
一方で実はリクルートやDODAのような大手エージェントはコンサルティングファームの選考対策ノウハウは全く持っていません。だから知名度だけで大手エージェント経由で受けると後悔することになるでしょう。
また直接受けるにしても、せめてビズリーチやリクルートダイレクトスカウトなどでスカウトを受け、書類選考免除になってから受けたほうがよいでしょう。なぜならデロイトはビズリーチやリクルートダイレクトスカウトなどでスカウトを時々行っているからです。
詳しくは下記の記事で「デロイトの選考に強いエージェント」「元社員に聞くデロイトの選考対策方法」を紹介しているので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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