- JICAで年収1,000万円に到達できる確率
- JICAの平均年収・年収偏差値
- JICAの役職・年齢別の推定年収
- JICAの主な福利厚生
- JICAの初任給
- JICAに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
JICAで年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
50% |
35~49歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回はJICA(国際協力機構)の年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、JICAに総合職で入社できれば50%程度の確率で1,000万円を超える可能性があります。
年収1,000万円に到達する時期としては、基本的には管理職である課長に昇進するタイミングです。
通常であれば新卒入社17年目/40歳以降のタイミングで課長に昇進し年収1,000万円に到達します。また在外職員として海外勤務する事になった場合は、手当が支給されるため日本国内で勤務する場合と比較して1.5~2.0倍の年収となり、非管理職の場合であっても年収1,000万円に到達する可能性があります。
JICAは外資系企業のように20代で年収1,000万円を得られる環境ではありませんが、年功序列的な給与体系により安定して年収が上昇することが特徴です。
国際社会への貢献と年収1,000万円を両立したい方は、 JICAへの入社を検討すると良いと思います。本日はJICAの年収事情について詳しく解説します。
なおJICAに転職するときは、リクルートやDODAなどの日系大手エージェントはグローバル企業・外資系企業の選考対策ノウハウは弱いのであまりオススメではありません。LinkedInやJACリクルートメント、ロバート・ウォルターズ、エンワールド・ジャパンのような「グローバル企業・外資系企業に強い転職サイト・転職エージェント」経由で受けることを強く推奨します。エージェントを介さず直接受ける場合でも、せめてビズリーチかリクルートダイレクトスカウトでスカウトを受け、書類選考免除になってから受けたほうがよいでしょう。
詳しくは下記の記事の中で、グローバル企業・外資系企業の選考に強い転職サイト・転職エージェントを紹介しているので、宜しければ御覧ください。
今回はJICAの年収事情について詳しく解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
JICAの平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
JICA(全職種) |
838万円 |
67.5 |
JICA(30歳時点) |
推定550万円~650万円 |
73.3 |
JICA(40歳時点) |
推定750万円~850万円 |
70.8 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
JICAは総務省が公表する『独立行政法人の役員の報酬等及び職員の給与の水準の公表方法等について(ガイドライン)』によると平均年収は838万円/平均年齢45.1歳と発表されています。
年齢別に年収を見ると、30歳時点の平均年収は推定600万円、40歳時点の平均年収は推定800万円程度と予測されます。
加えてJICAは福利厚生がとても充実しているため、額面年収以上の待遇を受けることができるでしょう。
参考:JICAの年収偏差値チェッカー算定結果
JICAの役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
役職なし |
22歳~34歳 |
350万円~650万円 |
主任 |
35歳~39歳 |
650万円~900万円 |
課長 |
40歳~49歳 |
900万円〜1,100万円 |
部長 |
45歳~55歳 |
1,100万円〜1,200万円 |
(当サイト独自調査結果により作成)
こちらがJICAの年齢別・役職別の推定年収です。
特徴的なことは、基本的には年功序列で年収が上昇する給与体系であることです。評価に関しても上司との面談があり、一定の評価基準も存在しますが、基本的に横並びで同期間で差をつけず年収は毎年昇給していきます。
新卒1年目の年収は300~400万円程度です。20代は緩やかに年収が上昇する形で、30歳前後で年収600万円に到達します。そして30代中盤から40歳くらいで年収700万円位に到達するのが一般的なようです。一方で在外職員として海外勤務となった場合は、手当が支給されるため日本国内で勤務する場合と比較して1.5~2.0倍の年収となり30代で年収1,000万円に到達する可能性もあります。
30代で主任に昇進すると年収650~900万円前後になります。総合職で入社した場合は管理職手前までは基本的に40歳前後まで昇給しますので、年収900万円までは到達する可能性は高いです。
主任の次は管理職である課長です。40歳以降の昇進で年収は900~1,100万円程度で年収1,000万円の大台を突破します。その次の部長になると年収1,100万円以上となりますが、管理職は必ずも誰しもがなれる職位ではないので年収1,000万円に到達するには努力も必要であると言えます。管理職は55歳で役職定年もあります。
賞与に関しては、6月と12月の2回に支給されます。年収の4.0~4.5か月分が2回に分けて支給されます。基本的に賞与額に大きな差がつく事はありません。JICAは民間企業と異なり独立行政法人でるため、国家公務員準拠に基づき賞与が支給される形となっています。
JICAの主な福利厚生
JICAの福利厚生は色々と手厚く、日本国内の外資系企業のなかでは最高水準と言えます。特徴的なのは自社グループ内に「健康保険組合」があることです。また「生活保障制度」も充実している事が特徴的です。
社員の健康を支える様々な福利厚生制度
JICAは様々な福利厚生があります。「JICA健康保険組合」という健康保険組合もグループで抱えているため、手厚い保障を受けることが可能です。具体的には病気やけがをした場合の保険給付や医療補助の受給資格があります。出産時に一時金がでる制度もあり、被保険者には「出産育児一時金」、被扶養者である家族には「家族出産育児一時金」が支給されます。社員の健康面をグループの健康保険組合で支えています。
充実した生活保障制度
JICAも生活保障制度は充実しています。「確定拠出年金」や「キャッシュバランス一時金」と呼ばれる日本型の退職金制度のほか、提携銀行等によるローン優待や提携会社による不動産優遇もあります。
ベネフィット・ステーションにも加入しており、生活スタイルやニーズにあった福利厚生メニューを各自選択できるカフェテリアプラン「ベネフィットポイント」も利用できます。
JICAの初任給
月収 |
年収 |
52万円 |
620万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
JICAの初任給は一般的な企業よりもかなり高いです。年俸制で初任給から月給52万円も貰えるうえに、ここにインセンティブが加わります。加えて「福利厚生」も日本国内の外資系企業のなかでは最高水準です。給与体系は実力主義ですが毎年ほぼ昇給があります。管理職であるマネージャーに昇格できない場合でも成果を残すことで30代前半で年収1,000万円に到達します。基本的には入社して成果を残し続けることで順調に年収は上昇すると考えていいでしょう。
JICAに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- LinkedInやJACリクルートメント、ロバート・ウォルターズ、エンワールド・ジャパンなどに代表される「グローバル企業・外資系に強い転職サイト・転職エージェント」を活用して転職活動をした方がよいでしょう(なぜならリクルートエージェント やdodaなどの日系大手エージェントでは外資の求人は少ないからです)。
- またビズリーチやリクルートダイレクトスカウトに登録し、JICAからの面接確約スカウトを待つのも有効な戦略です(よくJICAはこちらの2つのサイトで面接確約スカウトをしています。中の人にも1度スカウトが来ました)
JICAのような世界を代表する外資系企業は、採用を意思決定する幹部社員になるほど外国人が多く、そして採用要件も「語学力」が必須となる企業が多いです。その影響もあり、リクルートやDODAなどの日系大手エージェントではなく、LinkedInやJACリクルートメント、ロバート・ウォルターズ、エンワールド・ジャパンなどに代表される「外資系に強い転職サイト・転職エージェント」を好んで使用する傾向があります。そのため上記に挙げた4サービスはまず登録しておくとよいでしょう。
またビズリーチやリクルートダイレクトスカウト経由でJICAから直接スカウトされ、書類選考免除になるチャンスを狙うことも有効です。近年ではJICAもビズリーチやリクルートダイレクトスカウトで何度も公募やスカウトをするようになりました。JICAへの転職を狙っている方はこの2つのサイトも登録しておくとよいでしょう。
詳しくは下記の記事の中で、グローバル企業・の選考に強い転職サイト・転職エージェントを紹介しているので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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