- PwCコンサルティングで年収1,000万円に到達できる確率
- PwCコンサルティングの平均年収・年収偏差値
- PwCコンサルティングの役職・年齢別の推定年収
- PwCコンサルティングの主な福利厚生
- PwCコンサルティングの初任給
- PwCコンサルティングに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
PwCコンサルティングで年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
80% |
26~31歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回はPwCコンサルティングの年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、PwCコンサルティングに入社すれば年収1,000万円に到達できます(あくまで実力主義の会社であるため到達確率は80%とさせていただきました)。
実力次第では20代で年収1,000万円を超える可能性もあります。さらにシニアマネージャーに30代前半で昇格できれば30代前半で年収1,500万円に到達できる可能性もあります。以上のように20代で年収1,000万円以上を望む方にとってはPwCコンサルティングへの入社は本気で検討するとよいと思います。
なおPwCコンサルティングに転職するときは、リクルートやDODAのような大手エージェントはあまりオススメではありません。
なぜなら「ケース面接」などコンサル特有の選考についての対策ノウハウがないからです(もしコンサル転職でこれらを薦めているサイトがあったとしたら、それは無知かアフィリエイト目的ですね)。
中の人としてはアクシスコンサルティングやアサイン、コンコードエグゼクティブグループのようなコンサル特有の選考である「ケース面接」の対策を徹底的にしてくれる「コンサル特化型転職エージェント」経由で受けることを強く推奨します。
「PwCの選考対策のコツ」「PwCの転職に強いエージェント」「PwCの転職に実はあまり強くないエージェント」についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
本日は4大総合コンサルティングファーム(BIG4)に位置づけられるPwCコンサルティングの年収事情について詳しく解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名超。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
PwCコンサルティングの平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
PwC平均年収 |
推定900~1,100万円 |
116.2 |
PwC(30歳時点) |
推定900~1,100万円 |
116.2 |
PwC(40歳時点) |
推定1,400~1,700万円 |
123.1 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
PwCコンサルティングの平均年収は当サイトの独自調査によると、平均年収900~1,100万円程度。年齢別に年収を見ると、30歳時点の平均年収は推定900~1,100万円、40歳時点の平均年収は推定1,400~1,500万円程度と予測します。
また、PwCは実力主義の評価制度を採用している関係もあり、実力次第では20代後半から年収1,000万円を突破することや、30代で年収2,000万円を突破することも可能です。
参考:PwCコンサルティングの年収偏差値チェッカー算定結果
PwCコンサルティングの役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
入社年次(目安) |
給与(推定) |
アソシエイト |
1年目〜3年目 |
500万円~750万円 |
シニアアソシエイト |
3年目〜8年目 |
700万円〜1,000万円 |
マネージャー |
6年目〜13年目 |
1,000万円〜1,400万円 |
シニアマネージャー |
10年目〜20年目 |
1,400万円〜2,000万円 |
ディレクター |
実力次第 |
2,000万円~4,000万円 |
パートナー |
実力次第 |
3,000万円~max数億円 |
(当サイト独自調査結果により作成)
こちらがPwCコンサルティングの年齢別・役職別の推定年収です。新卒1年目の年収は540万円程度です。ここから3年ごとに役職が上がるにつれて、150~200万ずつ年収が上昇します。30歳の標準年収は1,000万円前後となるでしょう。
役職は主に6段階あります。下から、アソシエイト、シニアアソシエイト、マネージャー、シニアマネージャー、ディレクター、パートナーの6つです。各役職の中でもエマージング、プロフィシエント、アドバンスドと呼ばれる3段階のゾーンがさらに設定されており、役職の中でも給与に差がつく形となっています。
PwCは実力主義の人事評価制度を採用しており、新卒3年目のシニアアソシエイト、新卒6年目のシニアアソシエイト以降の自動的な昇給はほぼ望めません。実力がある方であればスピード出世が可能です。最短25歳でシニアアソシエイトの年収750~1,000万円のレンジに到達可能であり、中には20代後半でマネージャーに昇進し年収1,000万円〜1,500万円を貰う方もいるようです。
マネージャーまでは稼働率とプロジェクトでのパフォーマンスで評価されますが、シニアマネージャー以上になると加えて売上目標達成度が評価で重要視されるようになります。ディレクター・パートナーになると売上目標達成度が評価のすべてというシビアな世界になります。しかし売上に応じて年収が大きく上昇し、中には数億円を貰っているパートナーもいます。
給与の内訳はベース給+賞与。賞与は年1回で標準評価だと約4か月分程度のようです。昇給は昇進か同タイトル内のゾーンアップで上げるのが通常であり、昇進・ゾーンアップのチャンスは今まで年1回であったが、近年では年2回となったようです。評価をするのは基本的には同じプロジェクトのシニアマネージャーもしくはディレクター、パートナーのようです。昔は外資特有のup or out(昇進するか辞めるか)が行われてきたが、近年は規模拡大を優先しup or outはなくなってきているようです。
PwCコンサルティングの主な福利厚生
PwCコンサルティングには色々と手厚い制度がありますが、特に特徴的なのは「充実した休暇・休職制度」と「様々な教育研修」です。
手厚い充実した休暇・休職制度
PwCには以下のような充実した諸制度があります。中の人の声によると育児休暇や時短勤務を使用する女性社員はとても多く、さまざまなワークスタイル、ライフステージに合わせた働き方を実現しやすい環境のようです。
- リフレッシュ休暇・・・9月1日を基準として年間5日、初年度は入所時期により按分付与され、試用期間満了後に使用できます。
- 育児特別休暇・・・男女ともに、育児のために連続15営業日の休暇(有給)を取得できます。
- FWA制度・・・閑散期に短時間勤務、短日勤務(週あたりの出勤日を3~4日に減らす)や3カ月間の休職が可能です
- 育児週4日制度・・・育児のために通常週5日の勤務を4日に短縮可能。
- 育児短縮勤務・・・1日の勤務時間を最大3.5時間まで短縮可能。
- 傷病休暇・・・長期療養が必要な場合に、勤続年数に応じて傷病休暇が付与されます。
- 介護特別休暇・・・要介護状態にある家族の介護が必要な場合に、15日間の介護特別休暇を取得できます。
- 結婚特別休暇・・・結婚に際して、5日間の結婚特別休暇を取得できます。
成長や様々な教育研修
PwCはコンサルタントのケイパビリティを向上させるために様々な研修を行っています。e learningsや講義だけでなく、語学学校への補助費用等の制度も用意されています。部署によっては毎週定期的に部門毎・トピック毎の集合研修なども実施されているようです。プロジェクトの都合がつけば、自分のスキルが弱い領域の研修を1日単位で受けることができます。
但しまれに多忙なプロジェクトにアサインされたメンバーの場合、「参加したくても事実上はできない」と不満をこぼす方もいるようです。
PwCコンサルティングの初任給
月収 |
年収 |
36万円 |
540~612万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
PwCコンサルティングの初任給は一般的な企業より高めの年収となります。PwCコンサルティングはボーナスの割合が高く、平均3~5か月程度。合計すると月収36万円×15~17か月=年収540~612万円となります。
そして、ここから順調に昇進していけば毎年100万円程度上昇していきます。新卒6~8年目に順調にマネージャーに昇進できれば30歳で年収1,000万円台に到達するでしょう。
PwCコンサルティングに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- アクシスコンサルティングやアサイン、コンコードエグゼクティブグループに代表される、コンサル特有の選考である"ケース面接"の対策ができる「コンサル業界特化型転職エージェント」に相談し、選考対策を徹底的にした上で挑むのがセオリーです。
- 直接受ける場合でも、まずはビズリーチやリクルートダイレクトスカウトでPwCからのスカウトされてから受けましょう。(※なぜならスカウト経由だとPwCは書類選考免除になります。中の人も過去にPwCからビズリーチで何度もスカウトを受けています)
PwCやアクセンチュアを代表とする大手外資系コンサルは、近年では年間数百人単位で中途採用をするようになり、昔よりいくらか易化しました。
中途では学歴より実力を重視しているため、日東駒専・大東亜帝国レベルの大学出身者でも今なら職歴次第で内定が出ています。
とはいえ、"ケース面接"に代表されるような特殊な選考を行うこともあり、選考倍率は依然高めです。
そのため日本で外資系コンサルを受けるときは、総合コンサルの転職決定実績では国内トップのアクシスコンサルティングやアサイン、コンコードエグゼクティブグループのような、「外資系コンサルの選考に強い転職エージェント」経由で受けることがセオリーです。
一方で実はリクルートやDODAのような大手エージェントはコンサルティングファームの選考対策ノウハウは全く持っていません。だから知名度だけで大手エージェント経由で受けると後悔することになるでしょう。
また直接受けるにしても、せめてビズリーチやリクルートダイレクトスカウトなどでスカウトを受け、書類選考免除になってから受けたほうがよいでしょう。なぜならPwCはビズリーチやリクルートダイレクトスカウトなど でスカウトを積極的に行っているからです。
詳しくは下記の記事で「PwCの選考に強いエージェント」「元社員に聞くPwCの選考対策方法」を紹介しているので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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