- 東芝で年収1,000万円に到達できる確率
- 東芝の平均年収・年収偏差値
- 東芝の役職・年齢別の推定年収
- 東芝の主な福利厚生
- 東芝の初任給
- 東芝に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
東芝で年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
90% |
38~43歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回は東芝の年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、東芝で年収1,000万円に到達できる確率は90%(予測)です。年功序列なので管理職(課長)にまで昇進すれば1,000万円をもらえ、普通に業務をこなしていれば管理職にまでは昇進できるということなので、到達確率は90%と算出しました。到達時期は、早くて38歳程度だと推測できます。基本的に年功序列のため、大きな成果を挙げたからといって、30歳など若くして課長に抜擢されるというケースは今のところ考えられません。
長く勤務していれば1,000万円を達成できる確率は高いので、何としても1,000万稼ぎたい人にはおすすめの会社です。今日は東芝の年収について詳しく解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名超。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
東芝の平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
東芝(全職種) |
867万円 |
69.2 |
東芝(総合職) |
推定800~900万円 |
68.2 |
東芝(30歳時点) |
推定600~700万円 |
78.6 |
東芝(40歳時点) |
推定900~1,000万円 |
81.3 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
有価証券報告書によると、東芝の平均年収は867万円/平均年齢44.8歳です。通常、有価証券報告書の数字は一般職も含めているため、総合職に限った数字より低めに出やすいです。しかし、東芝は総合職・一般職の区分ではなく、技術職・事務職の区分で採用を行っており、当サイトの独自調査によると、技術と事務で給与体系が変わるわけではないようです。このため、有価証券報告書の数字をそのまま採用してもほぼ問題ないと思われます。
年齢別に見ると、30歳の平均年収は推定600~700万円です。30歳時点では役職がついていない人がほとんどですが、年功序列で給与は上昇し、この程度の水準をもらっている人が多いです。また、40歳の平均年収は推定900~1,000万円です。課長に昇進している人なら1,000万円を達成する時期でしょう。課長に昇進していなくても、残業が多ければ残業代込みで、同程度の水準を稼ぐことは可能です。
総合商社や外資・テレビ局など高年収の業界には劣りますが、あまり年収が高くないメーカーの中では日本トップクラスの年収を達成できる企業です。また大企業だけあって、各種手当も充実しているため、可処分所得も高いでしょう。
参考:東芝の年収偏差値チェッカー算定結果
東芝の役職・年齢別の推定年収
役職名 |
年齢(目安) |
給与(推定) |
役職なし(主事3) |
22歳 |
300万円~700万円 |
係長(主事1) |
32歳〜 |
700万円〜1,000万円 |
課長(参事) |
38歳〜 |
1,000万円~1,200万円 |
部長 |
45歳〜 |
1,200万円~ |
(当サイト独自調査結果により作成)
役職的には、高卒は「主事4」、学部・院卒は「主事3」という区分ではじまります。その後、入社3~5年で「主事2」にあがります。30代前半で「主事1」という一般企業の係長ポジションに昇進し、30代後半~40代前半に「参事」という課長ポジションにあがるのが一般的な流れです。
給与的には、年功序列で年次を重ねるごとに徐々に給与が上がっていきます。役職が上がるタイミングではそれ以外と比べ、上昇の程度が大きいとのことです。
年収レンジとしては、早くて新卒10年で昇進する主事1で700万円程度まではいくでしょう。また、早くて30代後半で達する参事で年収1,000万円に到達します。参事は管理職なので残業代はでませんが、基本給が大幅に増えボーナスの額も上昇するため、一本に達します。
個人評価によって、昇進するタイミングは異なります。評価は同じグループ内の相対評価でつけられます。このため、同期に優秀な人がいると上がりにくいです。一方、若い人が少ない部署に配属になれば、高評価をもらいやすいというケースもあります。評価が高い人は昇進や昇給のスピードが早くなるメリットがありますが、評価基準が明らかでないため、不満に感じる人はいるようです。
ボーナスは個人評価による変動はありますが、そこまで影響が大きいわけではなく、頑張った人と仕事をしていない人でも差があまりつきません。賞与に対する影響はカンパニーの業績の方が強く、どの部署に配属になるかで賞与が大きく変動し、年収額にも影響を与えます。
成果主義の一部導入もされていますが、基本的には年功序列で、個人の成果が年収に現れづらい企業だと言えます。そのため、安定して長く勤めたい人にはおすすめの企業です。
東芝の主な福利厚生
東芝には色々と手厚い制度がありますが、特に手厚いのは「ボーナス」と「残業手当」です。
手厚いボーナス
ボーナスは年2回必ず支給されるので、日本の企業全体で考えると恵まれていると言えるでしょう。ボーナスの額は、個人評価とカンパニーの評価、双方を考慮して決定されます。どちらかというと、カンパニーの業績による影響が大きいようです。個人評価は目標達成度が基準とされますが、相対評価なので同期に優秀な人がいる場合、どんなに頑張っても評価されないケースがあります。残業が無くなる管理職の方がボーナスへの依存度が強まるのも特徴です。
かつてはボーナスの額は現在よりももっと高水準だったのですが、不適切会計問題が明らかになってからは、額が大きく減らされました。このため、2016年では有価証券報告書における平均年収が711万円まで下落しました。直近は盛り返してきましたが、会社の業績によってボーナスの額、ひいては年収の額に大きな影響を与える点は間違いありません。
手厚い残業代
基本的に、残業代はやった分は全額支給されます。残業時間はパソコンのオンとオフで記録されるため、申請の必要はないようです。忙しい部署に配属になれば、1年目から残業代により年収500万円以上稼ぐこともできます。基本給が低いこともあり、残業代で稼ぐという風潮もあるようです。近年は働き方改革の影響で残業の規制を厳しくする会社は多いのですが、当サイトの調査では、サービス残業を強いられるなど働き方改革の弊害が起こっているとの声は確認されませんでした。職種や職位によっては、月30~40H手度のみなし残業代制度が設定されるポジションもあるとのことです。
東芝の初任給
月収 |
年収 |
21.25万円 |
300~500万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
東芝の初任給は21万2,500円と、公式HPには記載されています。21.25×12=255に残業代やボーナスを含めると、最低でも300万円はもらえると推定されます。あくまで目安ですが、20代のうちは、年齢(万円)×残業代が毎月の額面給与となるようです。年功序列で若いうちは横並びなので、20代のうちは同期間で年収にほぼ差がつきません。
東芝に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- 規模が小さいエージェントは東芝は取引していないため、「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」など、日本最大手の転職エージェントを通じてエントリーする。
- ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトに登録し、東芝からのスカウトを待つ(※スカウト経由だと書類選考免除になります。)
東芝は歴史のある日系最大手企業のうちの1つであることもあり、転職エージェントも大手のエージェントを好んで利用する傾向があります。そのため大手の転職エージェント以外に相談しても東芝の案件はあまり取り扱っていません。日本の三大転職エージェントは「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」の3社です。だからこの3社に相談しましょう。この3社であれば過去の面接で出題された筆記試験や面接の質問・面接の回数なども知っているので、HPから直接応募するより有利でしょう。
また急いでないようでしたら、ビズリーチやリクルートダイレクトスカウト経由でスカウトされ書類選考免除になるチャンスを狙うのもよいでしょう。最近では東芝のような日系大手企業もビズリーチやリクルートダイレクトスカウトで積極的にスカウトをするようになりました。
こちらの記事でも私の転職経験談や東芝などトップ企業に転職する上でオススメの転職サイト・転職エージェントを紹介していますので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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