- 大林組で年収1,000万円に到達できる確率
- 大林組の平均年収・年収偏差値
- 大林組の役職・年齢別の推定年収
- 大林組の主な福利厚生
- 大林組の初任給
- 大林組に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
大林組で年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
80% |
36~45歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回は大林組の年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、当社の独自調査の結果から大林組に入社した場合、80%の確率で年収1,000万円を超えます。年収1,000万円を超える目安時期は、課長に昇進するタイミングです。
ただし、昇進の機会は年齢を基準に与えられる傾向があることから、20代で課長に昇進するのは、なかなか難しいです。ただし、適齢期になると昇進の機会はもらえるために成果を挙げて評価を上げていくことで、いずれ課長に昇進して年収1,000万円に到達できるでしょう。
大林組の年収に関して、さらに詳しく知りたい方は以下で解説しますので、参考にしてください。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
大林組の平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
大林組(全職種) |
1,058万円 |
86.5 |
大林組(30歳時点) |
推定640~800万円 |
86.2 |
大林組(40歳時点) |
推定940~1,140万円 |
87.6 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
大林組の平均年収は1,058万円/平均年齢42.6歳と、2020年有価証券報告書で公表されています。2015年有価証券報告書では891万円でしたので、この5年間で平均年収が167万円、増加しています。これは、近年、都市再開発事業など大型案件が多くあり、なおかつ海外事業の受注が好調なことから業績が好調なことからボーナスが多く支給されているためです。
また、大林組の給与体系は年功序列となっており、年齢とともに年収が上がっていきます。当サイトによる独自調査によると、30歳時点の平均年収は推定640~800万円、40歳時点の平均年収は推定940~1,140万円です。
なお、ゼネコン大手23社の平均年収は965万円ですので、大林組はゼネコン業界ではトップクラスの給与水準と言えます。さらに、ゼネコンのトップ企業である「スーパーゼネコン」5社で比較した場合、大成建設1,010万円、清水建設1,007万円、鹿島建設1,134万円、竹中工務店1,043万円のため、スーパーゼネコンの中でも大林組は高い給与水準です。
参考:大林組の年収偏差値チェッカー算定結果
大林組の役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
役職なし |
22歳〜30歳 |
400万円~700万円 |
主任 |
29歳〜36歳 |
600万円〜1,000万円 |
副課長 |
34歳〜45歳 |
800万円〜1,100万円 |
課長 |
38歳〜50歳 |
1,000万円〜1,200万円 |
部長 |
45歳〜 |
1,300万円〜1,600万円 |
(当サイト独自調査結果により作成)
こちらが大林組の年齢別・役職別の推定年収です。
大林組は、勤務地が限定されない全国型職員と転勤が一定の地域に制限される拠点型職員の2つの勤務体系がありますが、以下の年収は全国型職員に関して説明しています。
繰り返しになりますが、大林組の給与体系は年功序列となっており、年齢を重ねるほど年収が上がっていきます。新卒1年目の年収は、推定400~550万円です。年収の幅が広いのは、配属される部署や現場によって残業時間が大きく違うことから、残業代に差異が出るためです。20代では基礎給与の部分で同期との差はほとんど出ず、人事評価でも昇給に差異もあまりありません。毎年、20万~30万円ずつ、昇給していきます。
そして、30歳前後で役職がついて、年収600万円を超えるでしょう。なお、工事が佳境に入っていて業務量が多い場合などは、残業代が多く支給されるために20代半ばで年収600万円を越えることもあります。
その後、30代でも毎年昇給するために30代半ばで年収800万円に到達できます。さらに、昇進が早い人であれば30代後半で課長職に昇進でき、年収1,000万円を超えます。つまり、年収1,000万円を超えるためには課長職になれるかどうかがひとつのポイントです。部長職への昇進は40代前半~50才前半が目安となり、年収1,300万円~1,600万円となります。
また、残業代がどのくらいになるかにより年収が大きく変動し、残業代が多い部署であれば課長職になっていなくても年収1,000万円を超えるケースもあります。加えて、建築現場で働く場合に支給される手当や夜勤手当など、手当のありなしで同じ基礎給でも年収に差が出ます。
大林組の主な福利厚生
大林組は、大企業ということもあって福利厚生は手厚いです。以下では、大林組が提供する福利厚生の中から「住宅支援制度」と「生活保障制度」に関して、詳しく紹介します。
住宅支援制度
大林組は住宅支援制度が手厚く、全国各地の各事業所近くに単身者向けの社員寮が整備されています。配偶者や子どもがいる社員は社宅に住むことが可能です。また、賃貸住宅に住む社員に対しては家賃補助、自宅を保有している社員に対しては住宅手当が支給されます。特に家賃補助は家賃の6割程度を負担してくれるため、住宅費を抑えることが可能です。
また、持ち家を購入したい社員向けには、税制優遇を受けられる財形貯蓄制度や通常よりも低い金利でローンを組むことができる住宅融資制度が用意されています。
生活保障制度
大林組では、生活保障に関しても充実した設備や制度を利用できます。代表的な福利厚生の施設としては、賢島、軽井沢、木曽などにある保養施設や提携しているスポーツクラブが挙げられます。他にも契約しているリゾート施設もあるので、長期休暇の際に社員同士や家族で利用することが多いです。
また、近年、社員のライフイベントでかかる負担軽減を目的とした制度を導入し、継続して働きやすい環境を整備しています。例えば、育児休職や介護休職、育児・介護のための短時間勤務制度及び時差出勤制度などに関しては、法律で定められた基準よりも充実した支援制度を提供しています。さらに、ベビーシッターや介護ヘルパーの費用に対しても会社から補助が出ることも特徴のひとつでしょう。
大林組の初任給
月収 |
年収(推定) |
24.0万円 |
495万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
大林組の初任給は24.0万円です。厚生労働省が公表している「令和2年度 賃金構造基本統計調査」によると、大卒の平均初任給は22.6万円のため、大林組は一般の企業と比べて高いと言えます。ただし、ゼネコン大手の多くは初任給を24.0万円に設定していますので、初任給の金額だけをみれば、業界内での差はありません。
なお、大林組は理系大学院の修了者も積極的に採用しており、修士卒の初任給は26.0万円、博士取得者の初任給は29.0万円です。
初年度の年収は、ボーナスや残業代を含めて推定495万円です。大林組は働き方改革を進めており、最近、残業時間は減ってきてはいます。しかし、まだ一般企業と比べると残業時間は多く、年収の中で残業代が占める割合は大きいです。だだし、大林組は独身寮や社宅、住宅手当など住宅支援制度が充実していることから、生活費の中で大きな割合を占める住居費の支出が少なくてすむので、給料の額面以上に好待遇です。
なお、入社後、大林組では年齢を重ねるごとに昇給する年功序列の給与体系なので、毎年、年収は上がっていきます。課長に昇進できれば年収1,000万円を超えることができるでしょう。
大林組に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- 規模が小さいエージェントは大林組と取引していないため、「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」など、日本最大手の転職エージェントを通じてエントリーする。
- ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトに登録し、大林組からのスカウトを待つ(※スカウト経由だと書類選考免除になります。)
大林組は歴史のある日系最大手企業のうちの1つであることもあり、転職エージェントも大手のエージェントを好んで利用する傾向があります。そのため大手の転職エージェント以外に相談しても大林組の案件はあまり取り扱っていません。日本の三大転職エージェントは「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」の3社です。だからこの3社に相談しましょう。この3社であれば過去の面接で出題された筆記試験や面接の質問・面接の回数なども知っているので、HPから直接応募するより有利でしょう。
また急いでないようでしたら、ビズリーチやリクルートダイレクトスカウト経由でスカウトされ書類選考免除になるチャンスを狙うのもよいでしょう。最近では大林組のような日系大手企業もビズリーチやリクルートダイレクトスカウトで積極的にスカウトをするようになりました。
こちらの記事でも私の転職経験談や大林組などトップ企業に転職する上でオススメの転職サイト・転職エージェントを紹介していますので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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