- 住友化学で年収1,000万円に到達できる確率
- 住友化学の平均年収・年収偏差値
- 住友化学の役職・年齢別の推定年収
- 住友化学の主な福利厚生
- 住友化学の初任給
- 住友化学に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
住友化学で年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
50% |
40~50歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回は住友化学の年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、当社の独自調査の結果から住友化学に入社した場合、50%の確率で年収1,000万円を超えます。年収1,000万円を超える目安としては、課長に昇進するタイミングとなります。
なお、年功序列が色濃く残る企業文化であるために20代で課長に昇進することは難しいです。ただし、適齢期を迎えれば昇進の機会はもらえるので、到達時期に差はありますが、成果を上げ続けていればいずれ年収1,000万円に到達できるでしょう。
住友化学の年収に関して、さらに詳しく知りたい方は以下で解説しますので、参考にしてください。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
住友化学の平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
住友化学(全職種) |
891万円 |
76.4 |
住友化学(30歳時点) |
推定600~700万円 |
77.1 |
住友化学(40歳時点) |
推定850~1,000万円 |
79.9 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
住友化学が2020年に公表した有価証券報告書によると、平均年収は891万円/平均年齢40.9歳です。2015年の平均年収は801万円でしたので、この5年間で90万円、増加しています。また、同業種である大手総合化学メーカーで比較した場合、三菱ケミカル1,165万円、三井化学847万円、旭化成791万円、東ソー793万円のため、同業種の中では高い給与水準にあると言えます。
また、給与体系は年功序列のため年齢が上がってくると年収が上がっていき、当サイトによる独自調査結果では、30歳時点の平均年収は推定600~700万円、40歳時点の平均年収は推定850~1,000万円と推定されます。加えて、住友化学は福利厚生(独身寮・社宅、家族手当、退職金など)を手厚く提供している点も従業員にとって大きなメリットです。
参考:住友化学の年収偏差値チェッカー算定結果
住友化学の役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
役職なし |
22歳〜35歳 |
400万円~700万円 |
係長 |
32歳〜40歳 |
700万円〜850万円 |
課長 |
38歳〜50歳 |
900万円〜1,100万円 |
部長 |
45歳〜 |
1,100万円〜1,500万円 |
(当サイト独自調査結果により作成)
こちらが住友化学の年齢別・役職別の推定年収です。
ポイントは、住友化学の年収は安定的に右肩上がりで上昇する年功序列の給与体系であることです。
新卒1年目の年収は残業時間により変動しますが、400~500万円程度です。20代のうちは同期と年収の差はほとんどなく、毎年20~30万円ずつ年収が上がっていき、30歳前後で年収600万円を超えます。その後、30代になると昇進時期に差が出てくるために年収に差が生じますが、30代前半で年収700万円に到達できます。
住友化学の給与体系は、階層を表すグレードと年齢、人事評価により変動する定期昇給により定められています。特に大きく年収を上げるためにはグレードを挙げなければなりませんが、グレードを上げるためには昇進試験の合格する必要があります。ただし、昇進試験の受験する権利は人事評価とともに年齢も考慮されるため、係長職への昇進は30代前半が目安です。
そして、昇進が早い人であれば30代後半に管理職となる課長職に昇格でき、年収は900~1,000万円までになります。つまり、年収1,000万円を超えるためには課長職になれるかどうかが鍵といえるでしょう。さらに課長職で成果を上げ続けることができれば、40代前半~50才前半で部長に昇進でき、年収1,300万円をもらえます。
住友化学で気を付けることは、製造現場で働く人と研究所や本社で働く人では昇進する速度が違い、研究所や本社で働く人の方が早いことです。そのため、同時期に入社したとしても、時間が経過するにつれて、製造現場で働く人と研究所や本社で働く人では差が大きくなります。ただし、製造現場で働く人は交替勤務手当が付くために研究職と比べて、年収が低いことはありません。
住友化学の主な福利厚生
住友化学の福利厚生は一般企業と比較してさまざまな手厚い制度が用意されています。以下では、特に特徴的なのは「手厚い住宅支援制度」と「充実した生活保障制度」です。
手厚い住宅支援制度
住友化学は住宅支援制度が手厚く、事業所の近くには社宅及び独身寮が整備されているため、生活費の負担を減らせます。なお、社宅や独身寮には一定の入居要件はありますが、退去年齢や利用可能な期間が定められていないために長く利用可能です。
ただし、他社と比べて社宅や寮が充実している分、住宅手当は支給されませんが、持ち家を購入したい方に対しては財形貯蓄制度や住宅融資制度が用意されています。
充実した生活保障制度
住友化学は、住友財閥の御三家に選ばれているだけあって福利厚生が充実しています。住友化学が用意している代表的な福利厚生としては、保養施設(蓼科、白浜)やスポーツ施設を保有しており、利用可能です。特にスポーツ施設はテニスコートやプールだけでなく、大きな事業所では体育館やサッカーグラウンドまであります。
また、自社の持ち株購入に対しては、購入額の10%の奨励金をもらえます。他にも人間ドックへの補助や事業所内保育所もあるため、健康面や育児に対しても安心です。
住友化学の初任給
月収 |
年収 |
23.5万円 |
445万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
住友化学の初任給は23.5万円です。厚生労働省による「令和2年度 賃金構造基本統計調査」で公表されている大卒の平均初任給は22.6万円のため、一般の企業と比べて少し高いと言えます。また、住友化学は大学卒よりも理系大学院の卒業者を多く採用しており、修士課程で初任給は25.7万円、博士課程で29.6万円となります。
初年度の年収は、ボーナスや残業代を含めて445万円です。さらに住友化学は希望すれば入社時に独身寮に入ることができるため、住居費がほとんどかかりません。また、そのほかの福利厚生が充実しているので、他の企業と比べて待遇は良いと言えます。
なお、住友化学の給与体系は、年功序列型のために年収は毎年上昇していきます。管理職である課長に昇進することで40歳過ぎに年収1,000万円に到達可能です。
住友化学に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- 規模が小さいエージェントは住友化学と取引していないため、「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」など、日本最大手の転職エージェントを通じてエントリーする。
- ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトに登録し、住友化学からのスカウトを待つ(※スカウト経由だと書類選考免除になります。)
住友化学は歴史のある日系最大手企業のうちの1つであることもあり、転職エージェントも大手のエージェントを好んで利用する傾向があります。そのため大手の転職エージェント以外に相談しても住友化学の案件はあまり取り扱っていません。日本の三大転職エージェントは「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」の3社です。だからこの3社に相談しましょう。この3社であれば過去の面接で出題された筆記試験や面接の質問・面接の回数なども知っているので、HPから直接応募するより有利でしょう。
また急いでないようでしたら、ビズリーチやリクルートダイレクトスカウト経由でスカウトされ書類選考免除になるチャンスを狙うのもよいでしょう。最近では住友化学のような日系大手企業もビズリーチやリクルートダイレクトスカウトで積極的にスカウトをするようになりました。
こちらの記事でも私の転職経験談や住友化学などトップ企業に転職する上でオススメの転職サイト・転職エージェントを紹介していますので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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