- 味の素で年収1,000万円に到達できる確率
- 味の素の平均年収・年収偏差値
- 味の素の役職・年齢別の推定年収
- 味の素の主な福利厚生
- 味の素の初任給
- 味の素に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
味の素で年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
85% |
35~40歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。大手食品メーカー「味の素」で年収1,000万円に到達する確率は85%です。平均すると37~38歳で年収1,000万円に到達します。また最短では35歳で年収1,000万円に到達することが可能なようです。一方で年収が1,000万円を越えたあたりから、役割や実力に応じて年収に差が生じてくるようです。
以上を踏まえると、年収1,000万円を目指すならば味の素はかなりおすすめの企業と言えるでしょう。今日は味の素の年収事情について詳しく解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名。
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twitter:転職サイトの中の人
味の素の平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
味の素(全職種) |
約955万円 |
78.8 |
味の素(30歳時点) |
推定675~725万円 |
84.0 |
味の素(40歳時点) |
推定975~1,025万円 |
83.0 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
2019年の有価証券報告書によると、味の素の平均年間給与は約955万円/平均年齢約44歳となっています。一般職と総合職の区分は以前はありましたが、制度改定によって現在はまとめられましたので、総合職の平均年収も約955万円と算出しています。年齢別に見ると、30歳時点での平均年収は675~725万円程度、40歳時点では975~1,025万円程度と推定します。
味の素は日本の企業全体で見ても、食品業界だけで見ても、年収水準は非常に高い企業です。特に中小企業も多い食品業界ではトップクラスの年収水準と言えるでしょう。当サイトが行った調査結果でも、年収額に不満を漏らす社員の方はほとんどいませんでした。
参考:味の素の年収偏差値チェッカー算定結果
味の素の役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
役職なし |
22歳〜 |
400万円~700万円 |
主任 |
30歳~ |
800万円~950万円 |
課長 |
37歳~ |
1,000万円~1,200万円 |
部長 |
45歳~ |
1,400万円~1,600万円 |
役員 |
50歳~ |
2,000万円~ |
(当サイト独自調査結果により作成)
味の素は年功序列であるため、定期昇給を受けながら徐々に年収が上がっていきます。新卒入社後3年目には年収500万円、5年目には600万円強の金額になるでしょう。平社員の給与グレードは2つしかありませんが、30歳前後で次のグレードに上がります。言い換えると、30歳前後で年収が大きくアップする時期があるということになります。
課長になれば年収1,000万円は達成できると言われており、30代後半から課長に昇進する者が出始めるようです。課長への昇格難易度は高くありませんが、昇進する時期は少し個人差があるようです。また、部長には早ければ45歳前後で昇進します。部長になると年収は1,400万円~1,600万円程度になります。
味の素は日系大手らしく月給の水準は高くありませんが、ボーナスは平均7.5か月分とかなりウェイトが大きいです。ボーナスは給与の約40%を占めています。ボーナスは業績連動なので、業績の良し悪しによって金額は変動するようですが、それでも業績が悪い時でも5ヵ月分は支給されるようです。なおボーナスの支給回数は年2回です。また味の素の基本給は定期昇給であるので、結果を残さなくても安定した給与は確保できます。また残業はパソコンの稼働時間で管理されているため、サービス残業が発生する可能性は低くなっています(基本的に残業代は全て支給されます)。
その他の特徴としては、他の食品メーカーと比較して管理職になるまでの給与水準は高いとは言えませんが、管理職以降の給与水準は高い点です。加えて退職金ももらえることを考えると、味の素は長く勤務するなら多くのメリットが得られる企業だと言えるでしょう。
味の素の昇進事情
若手の頃は給与のグレードが少ないこともあり、職員同士で待遇に差がつきません。しかし管理職昇進の前後で初めて篩(ふるい)にかけられるようです。一次選抜の管理職見習いの選抜を通過した人は、数年間のパフォーマンス及び試験の結果を考慮して管理職昇進が決定します。管理職の給与は「年次」ではなく「役職の重さ」で決定します。役職の重さを決める要素には「仕事の複雑性」「マネジメントを担うのか」「管理職選任か」といった基準があるようです。マネジメント職の方が待遇が良い傾向があります。
味の素の評価制度
評価制度も年功序列を基本とし、型通りの制度となっています。卓越した成果を挙げない限り、横並びから抜け出して良い評価を獲得するのは難しいようです。
評価方法は、年1回、もしくは2回行われる上司との面談です。目標をどれだけ達成できたかという仕事ぶりの定性評価と実績の定量評価からの2軸で評価を受け、位が上がれば上がるほど後者に重点が置かれます。評価は上司による裁量が強いようですが、そこまで不満の声が挙がっているわけではなく、きちんと評価してくれているようです。良い評価をもらえばボーナスがアップし、ボーナスは多い時で給与の9ヵ月分もらえるケースもあるそうです。
味の素の主な福利厚生
一般的に大企業が持たれているイメージと同様、味の素の福利厚生は手厚いようです。実際の年収額以上の待遇を得ることができるでしょう。
住宅手当
借り上げ社宅制度を活用すれば、家賃の自己負担額が2割で済みます。年収に換算すると、年50~100万円程度の待遇が得られると考えてよいでしょう。ただし社宅を退去してしまうと、家賃補助がなくなるようなので注意してください。
産休・育休
産休・育休制度が充実しており、取得率も高くなっています。男性も育休を積極的に取得可能です。時短勤務やフレックス、時間単位の有給取得など働きながら子育てする方が働きやすい環境もあります。
味の素の初任給
月収 |
年収 |
23.4万円 |
400~450万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
採用ホームページ記載の初任給は234,000円です。234,000×12=2,808,000円なので、最低限この水準は確保できます。ボーナスは新卒から7.5ヵ月程度の金額が出るので、基本給と合算すれば年収400万円は越えてきます。
近年味の素は年功序列からの脱却の動きがあるようですが、若手の昇進・給与体系は依然として年功序列が強いようです。年収序列であるため、評価の如何に関わらず毎年順調に給与は上昇していきます。
味の素に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- 規模が小さいエージェントは味の素は取引していないため、「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」など、日本最大手の転職エージェントを通じてエントリーする。
- ビズリーチに登録し、味の素からのスカウトを待つ(※スカウト経由だと書類選考免除になります。)
味の素は歴史のある日系最大手企業のうちの1つであることもあり、転職エージェントも大手のエージェントを好んで利用する傾向があります。そのため大手の転職エージェント以外に相談しても味の素の案件はあまり取り扱っていません。日本の三大転職エージェントは「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」の3社です。だからこの3社に相談しましょう。この3社であれば過去の面接で出題された筆記試験や面接の質問・面接の回数なども知っているので、HPから直接応募するより有利でしょう。
また急いでないようでしたら、ビズリーチ経由でスカウトされ書類選考免除になるチャンスを狙うのもよいでしょう。最近では味の素のような日系大手企業もビズリーチで積極的にスカウトをするようになりました。
こちらの記事でも私の転職経験談やトップ企業に転職する上でオススメの転職サイト・転職エージェントを紹介していますので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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