- 双日で年収1,000万円に到達できる確率
- 双日の平均年収・年収偏差値
- 双日の役職・年齢別の推定年収
- 双日の主な福利厚生
- 双日の初任給
- 双日に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
双日で年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
100% |
26~34歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。双日で年収1,0000万円を超える確率は100%です。年功序列で基本的に横並びで昇給・昇進するので、新卒入社10~12年目にはほとんどの人が年収1,000万円を達成できます。また、海外勤務になった場合、潤沢な海外勤務手当により20代後半で年収1,000万円に到達する社員もいます。給与水準は五大商社と比較するとやや見劣りしますが、日本ではトップクラスで高い年収水準の企業です。年収1,000万円を確実に達成したいのであれば、双日で働くことはとても良い選択といえるでしょう。
本日は双日の年収事情について詳しく解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
双日の平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
双日(全職種) |
約1,155万円 |
93.9 |
双日(総合職のみ) |
推定1,350万円~1,500万円 |
112.7 |
双日(30歳時点) |
推定700万円~800万円 |
89.4 |
双日(40歳時点) |
推定1,300万円~1,400万円 |
109.2 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
2019年の有価証券報告書によると、双日の年間平均給与は約1,155万円/平均年齢約42歳となっています。ただしこれは一般職を含めた平均年収です。当サイトの独自調査結果では、総合職のみの平均年収は推定1,350~1,500万円程度と予測します。
年齢別で見ると、30歳時点の平均年収は700~800万円程度であり、40歳時点の平均年収は1,300万円~1,400万円程度と予測します。40歳までに課長に昇進していれば、40歳で最大年収1,500万円が見えてきます。ただ課長に昇進できなくても40歳で年収1,200万円は確実に得ることができるでしょう。
双日の給与体系はとても安定的で、収入面では概ね満足している社員の方が多いようです。日本企業全体でもトップクラスの給与水準を誇ります。
参考:双日の年収偏差値チェッカー算定結果
双日の役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
役職なし |
22歳〜 |
500万円~700万円 |
主任 |
29歳~ |
900万円~1,200万円 |
課長 |
37歳~ |
1,300万円~1,500万円 |
部長 |
50歳~ |
1,500万円~1,800万円 |
(当サイト独自調査結果により作成)
双日は毎年昇給があり、管理職になるまではよほど大きな失態をしない限り、皆横一線で昇給します。ただし給与は毎年同じペースで上昇するわけではなく、最初の4年間は毎年36万円ずつ年収が上がるようです。
入社5年目でP2(主任)に昇進する時に一気に年収が上がります。30歳で年収800万円を越えることも珍しくなく、35歳までにほぼ全員が上級主任に昇進し年収1,200万円前後になります。
差が付くのは30代後半~40代前半で課長になれるかどうかです。課長に昇進すれば、30代後半~40代前半で年収1,300~1,500万円まで上昇するでしょう。ただし課長になるには狭き門をくぐる必要があるので注意してください。なお、部長になると年収は1,500~1,800万円程度になるようです。
双日は職位に応じたグレードが設けられており、総合職の場合、管理職以下にはP1(上級主任),P2(主任)、P3(役職なし)の3つがあります。昇給スピードには違いがあるものの、どんなに遅くても入社10年以内にP1まで昇進できます。昇進スピードに違いをもたらすのは、社内考査(5科目)の成績です。社内考査の項目はTOEIC、貿易実務、法律・コンプライアンス、財務分析、日商簿記3級です。試験で一定の点数を獲得しなければ昇格できないため、ボーダーにはばまれ年間数名は昇進できない人もいるようです。
双日の給与制度
基本的には年功序列で入社10年目くらいまでは完全に横並びです。社内テストや資格試験を無難にこなしていれば、評価に差はつきません。基本的には誰でも入社10~12年目で年収1,000万円に到達することが可能です。それ以降は実力や運によって、どれだけ年収が得られるか変わってきます。出世したい方は業績へのインパクトが大きい部署に所属し、影響力の強い人物につくことが重要です。なぜなら、経営層の人事は社長が決めるのでトップとの関係性が重要になるためです。
給与の内訳はボーナスの割合が大きいです。組合が毎年交渉していることもあり、ボーナスは近年は5ヵ月分程度は継続して支給されています。最低でも毎年給与の3~4ヵ月分は確保できているようです。業績が好調でなくても一定レベルのボーナスが得られるのは大きなメリットです。なおボーナスは前期の業績連動で支払われます。
双日の評価制度
上司との面談によって評価が決まります。期中の面談時に設定した目標を達成できたかどうか、期末面談で上司と話合います。明確な評価基準が存在せず、上司の主観に影響される度合いも大きいため、上司との相性次第だとも考えられます。
評価はS,A,AB,B,BC,Cの6つのランクから決定されます。ただほとんどの社員がB評価を受けており、メリハリのある評価がなされているかは疑問です。同評価組織内の同職位社員との間における相対評価の形を取ります。相対評価なので、ある社員に良い評価をつけるとバランスを取るために他の社員に悪い評価をつけなければなりません。これは不憫なので行いにくく、結果として皆が無難な評価を受けているのが現状です。よほど良いパフォーマンスを挙げ、上司との相性も良いなど特別な事情が無ければ他者より優れた評価を受けるのは難しいはずです。
双日の主な福利厚生
双日の福利厚生は一般の日系企業と比べると少し変則的です。国内勤務の場合、住宅手当や家族手当等の各種手当は支払われません。しかし海外駐在になった場合の各種手当が非常に手厚くなっています。
海外勤務手当
双日は海外勤務手当が非常に潤沢です。海外勤務になると年収が国内の1.5倍になります。さらに先進国への海外転勤となった場合、家族を帯同するとさらに月額15万円程度の海外勤務手当がつくようです。おまけに現地の家賃も会社の負担になります。この金額を考慮すれば、海外勤務になった場合、20代後半でも年収1,000万円に達することは可能でしょう。
独身寮
総合職の新卒男子は、入社後1年間は独身寮に必ず入居しなければいけないルールがあります。自己負担額は1割で済むようです。しかし上下関係が厳しい上に会社まで遠いこともあり、2年目以降は退去してしまう方が多いようです。しかし自己負担の安さ型、住み続ける人もそれなりにいます。2年目以降の居住をどうするかはおまかせしますが、珍しい慣習があることは知っておいた方が良いでしょう。
双日の初任給
月収 |
年収 |
26万円 |
442万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
双日の初任給は月給26万円です。ボーナスは近年では5か月分出るため、初年度の年収は442万円となります。初任給・及び基本給は一般的なトップ企業と比較しても、見劣りしていません。ただ5大総合商社はさらに高年俸の企業が多いため、「世間で言われるほど給与水準は高くない」と五大総合商社の年収を羨む声も聞かれるようです。とはいえ、毎年年収は年功序列的に順調に上昇していき、30代前半にはほぼ確実に年収1,000万円まで上昇するため、双日の年収は十分満足できる水準といえるでしょう。
双日に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- キャリアインキュベーションの阿部哲也さんのような総合商社に強い「業界特化型転職エージェント」に相談し、選考対策を徹底的にした上で挑む。
- リクルートダイレクトスカウトかビズリーチに登録し、双日からの面接確約スカウトを待つ
なぜなら双日のような総合商社の中途採用は選考倍率100~150倍、書類選考だけでも10倍程度の倍率になります。そのため、普通の転職エージェント経由で無対策で挑んでもかなり厳しい戦いになります。
キャリアインキュベーションで特におすすめなのは、阿部哲也さんというキャリアコンサルタントです。彼は総合商社対策では日本一の実績を持っており、ある総合商社では内定者の40%が阿部さん経由だったというほど圧倒的な実績を持っています。
阿部さんに担当してもらいたい場合は、キャリアインキュベーションのHP経由ではなく、リクルートダイレクトスカウトか ビズリーチで担当してもらいたいキャリアコンサルタントのページからバイネームで相談申し込みをするとよいでしょう(もしくはリクルートダイレクトスカウトか ビズリーチで阿部さんからのスカウトの場合のみ返信する)。そうすれば他の担当ではなく阿部さんが必ず担当してくれるはずです。
またビズリーチ経由で双日から直接スカウトされ、書類選考免除になるチャンスを狙うことも有効です。ビズリーチは総合商社各社が積極的に利用しています。中の人も過去に三菱商事と三井物産からスカウトを受けたことがあります。
こちらの記事で私の転職経験談や双日に転職する上でオススメの転職サイト・転職エージェントを詳しく紹介していますので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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