- 日本IBMで年収1,000万円に到達できる確率
- 日本IBMの平均年収・年収偏差値
- 日本IBMの役職・年齢別の推定年収
- 日本IBMの主な福利厚生
- 日本IBMの初任給
- 日本IBMに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
日本IBMで年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
80% |
28~39歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回は日本IBMの年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、日本IBMで年収1,000万円を達成できる確率は80%です。
IBMはバンドと呼ばれる等級で年収レンジが決まっており、年収1,000万円に到達するにはバンド8に到達する必要があります。地道に成果を挙げながら評価を積んでいけば、基本的にはバンド8にあがり年収1,000万円も達成するでしょう。
ただ、IBMは年功序列ではなく完全実力主義のため、成果を挙げられなければいつまでも上に上がることはできません。バンド7で上限が来てしまう人も一定数は存在します。その代わりIBMは実力主義が厳格に運用されているため、早く昇進すれば20代でも年収1,000万円稼げる可能性を秘めた会社です。
普通に仕事をこなしていればいずれ年収1,000万円を越えることができる会社なので、IBMは年収1,000万円に到達したい人にはおすすめでしょう。
なおIBMに転職するときは、リクルートやDODAのような大手エージェントはあまりオススメではありません。
なぜなら「ケース面接」などコンサル特有の選考についての対策ノウハウがないからです(もしコンサル転職でこれらを薦めているサイトがあったとしたら、それは無知かアフィリエイト目的ですね)。
中の人としてはアクシスコンサルティングやアサイン、コンコードエグゼクティブグループのようなコンサル特有の選考である「ケース面接」の対策を徹底的にしてくれる「コンサル特化型転職エージェント」経由で受けることを強く推奨します。
「日本IBMの選考対策のコツ」「日本IBMの転職に強いエージェント」「日本IBMの転職に実はあまり強くないエージェント」についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
またIBMのコンサルタント職以外を受ける場合は、LinkedInやJACリクルートメント、ロバート・ウォルターズ、エンワールド・ジャパンのような「外資系に強い転職サイト・転職エージェント」経由で受けることを強く推奨します。
本日は日本IBMの年収について詳しく解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名超。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
日本IBMの平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
日本IBM(総合職) |
推定800~950万円 |
76.4 |
日本IBM(30歳時点) |
推定700~900万円 |
86.7 |
日本IBM(40歳時点) |
推定1,000~1,200万円 |
83.0 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
当サイトの独自調査によると、日本IBMの平均年収は800~900万円程度と推定します。IBMは日系企業のように総合職・一般職の区分がなく、職種ごとの採用です。傾向として、営業のほうがエンジニアと比べ、インセンティブがあるため年収が高いようです。
日本IBMの30歳時点の推定年収は700~900万円程度、40歳時点では推定750~1,200万円程度と予測します。個人の実力次第で昇進スピードに違いが出るため、同じ30歳でも年収は大きく変わってきます。
日本IBMの年収は、他の外資系企業と比較するとそこまで高くないと言えるでしょう。以前は「イコールオアベター」と言われ、同業他社から移ってきても同待遇かより良くなるような年収水準でしたが、成果主義への移行により人によって年収が異なるようになったため、近年は全くこの言葉は使わなくなったようです。
参考:日本IBMの年収偏差値チェッカー算定結果
日本IBMの役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
バンド6 |
22歳〜 |
500万円~700万円 |
バンド7 |
20代中盤~ |
700万円〜900万円 |
バンド8 |
20代後半~ |
850万円〜1,200万円 |
部長 |
実力次第 |
1,200万円〜1,800万円 |
(当サイト独自調査結果により作成)
日本IBMではバンドと呼ばれる等級があり、バンドごとに年収レンジが定められています。バンドは一番下がバンド6で、バンド7→バンド8→バンド9→バンド10→D→C→B→Aと続き、大体がバンド8へは到達できると見られています。
ざっくりとした年収レンジは、バンド6は500~700万、バンド7は700~900万、バンド8は850~1,200万円といった具合です。標準としてはまず大体30歳前後でバンド7に到達し年収800万円前後になります。バンド8には30代前半~中盤に到達し、ここでようやく年収1000万円前後になるようです。
年1回定期的な昇給が設けられていますが、微増にとどまります。大きく昇給したければ、昇進もしくはバンドを上げるしかありません。
IBMは実力主義が厳格に適用されており、目標未達の社員や給与の高い社員を容赦なく減給して、その原資を高評価の人材に若手・シニア問わず回す仕組みが確立されています。以前は優秀な若手と使えない先輩の給与逆転現象がありましたが、現在はそれに解決しているようです。
昇進に関しては各職位ごとに定められた要件を明確に満たす必要があります。評価基準を満たしさえすれば昇進は可能で、20代でマネージャーポジションに上がることも夢ではありません。昇進は自己申告制なので、注意してください。課長以上の職位まであがると年棒制に変更となります。なおボーナスは年2回、基準額と会社業績と個人評価より算出されます。
職種別にみると、営業やプリセールスといった販売を担当する職種はインセンティブの割合が大きくなります。営業職の場合はだいだい年収の半分程度がインセンティブとなるようです。ノルマは達成するのが難しい数字が提示されることがあるようです。そのため営業職の場合、売上次第で前年と100万円規模で年収が上下するケースも珍しくありません。ちなみに、インセンティブは年4回に分けて支給されます。
ただ営業の方がエンジニアと比べインセンティブの分、年収が高いようです。エンジニアはインセンティブの割合が低く、ベースの割合が高く設計されています。
日本IBMの主な福利厚生
日本IBMは元が外資系企業のため、福利厚生はそこまで手厚くありません。近年はコストカットで、以前の福利厚生制度で無くなったものもあります。例えば昔は住宅手当がありましたが、今のIBMにはありません。このような状況ですが、日本IBMの福利厚生で特徴的といえば「みなし残業代」です。
みなし残業代
エンジニアやコンサルタントなど一部の職種では裁量労働制が適用とされ、固定残業代が支給されます。しかし、支給額は決して多くはなく割に合わないとの声が多いです。基準の残業時間を越えても承認を受ければ残業代が支給されます。基本的に手当はみなし残業代を除けば、通勤手当しか出ません。日本の大企業と比べると、福利厚生面では劣ると言えるでしょう。
日本IBMの初任給
月収 |
年収 |
27.9万円 |
480万円程度 |
※上記は大卒入社の場合です。
日本IBMの採用HPによると、大卒の初任給は279,400円です。279,400×12に賞与基準額1,450,200円を加えて、4,803,000円となっています。院卒の場合、少し上がり、5、008,000円です。初任給の額は同業界・他業界大手と比べても高い方だと言えるでしょう。
日本IBMに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の3つが有効でしょう。
- コンサルタント職の場合、アクシスコンサルティングやアサイン、コンコードエグゼクティブグループに代表される、「コンサル業界特化型転職エージェント」経由で必ず受けた方がいいでしょう。
- それ以外のポジションの場合は、LinkedInやJACリクルートメント、ロバート・ウォルターズ、エンワールド・ジャパンのような「外資系に強い転職サイト・転職エージェント」経由で受けることを強く推奨します。
- 直接受ける場合でも、まずはビズリーチやリクルートダイレクトスカウトに登録し、IBMからスカウトされてから受けましょう。(※なぜならスカウト経由だとIBMは書類選考免除になります。中の人も過去にIBMからビズリーチで何度もスカウトを受けています)
IBMやアクセンチュアを代表とする大手外資系コンサルは、近年では年間数百人単位で中途採用をするようになり、昔よりいくらか易化しました。
中途では学歴より実力を重視しているため、日東駒専・大東亜帝国レベルの大学出身者でも今なら職歴次第で内定が出ています。
とはいえ"ケース面接"に代表されるような特殊な選考を行うこともあり、選考倍率は依然高めです。
そのため日本で外資系コンサルを受けるときは、総合コンサルの転職決定実績では国内トップのアクシスコンサルティングやアサイン、コンコードエグゼクティブグループのような「外資系コンサルの選考に強い転職エージェント」経由で受けることがセオリーです。
一方で実はリクルートやDODAのような大手エージェントはコンサルティングファームの選考対策ノウハウは全く持っていません。だから知名度だけで大手エージェント経由で受けると後悔することになるでしょう。
またコンサルタント職以外を受けるときは、LinkedInやJACリクルートメント、ロバート・ウォルターズ、エンワールド・ジャパンのような「外資系に強い転職サイト・転職エージェント」経由で受けることを強く推奨します。
また直接受けるにしても、せめてビズリーチやリクルートダイレクトスカウトでスカウトを受け、書類選考免除になってから受けたほうがよいでしょう。現在、IBMはビズリーチやリクルートダイレクトスカウトなどでスカウトを積極的に行っています。
詳しくは下記の記事でコンサルティング業界の選考に強いエージェントや、外資系企業にに強いエージェント・転職サイトを紹介しているので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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