- 日本HP(日本ヒューレット・パッカード)で年収1,000万円に到達できる確率
- 日本HP(日本ヒューレット・パッカード)の平均年収・年収偏差値
- 日本HP(日本ヒューレット・パッカード)の役職・年齢別の推定年収
- 日本HP(日本ヒューレット・パッカード)の主な福利厚生
- 日本HP(日本ヒューレット・パッカード)の初任給
- 日本HP(日本ヒューレット・パッカード)に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
日本HP(日本ヒューレット・パッカード)で年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
40% |
35~40歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回は日本HPの年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと日本HPで年収1,000万円を達成できる確率は40%程度であると考えられます。日本HPで年収1,000万円を到達するには、管理職である課長職になることが必要不可欠です。課長職を任命された後、順調に昇格して40代半ばで部長職になると年収1,600万円も目指せます。
歴史のある企業だけに「HP Way」に代表される企業文化が今も残っています。働き方も個人の裁量に委ねられており、組織もフラットでとても働き易い環境に整備されています。しかしながら純粋な日本企業ではなく外資系企業ですので管理職以上は英語が必須となります。全社共通プログラムとして語学研修も用意されているため、英語を学ぶには最適な環境が用意されています。
なお、所属する部門にもよりますが米国本社との会議が定期的にあるため、変則勤務になるケースが多いようです。ちなみに現在はコロナ禍の影響により、出張は皆無になっていますが、それに変わってWeb会議が全盛になっているようです。本日は日本HPの年収について詳しく解説します。
年収1,000万円を達成したい方、年功序列でなく実力主義で若い内にキャリアを築きたい方は、日本HPへの入社を本気で検討するとよいと思います。
なお日本HPに転職するときは、リクルートやDODAなどの日系大手エージェントは外資系企業の選考対策ノウハウは弱いのであまりオススメではありません。LinkedInやJACリクルートメント、ロバート・ウォルターズ、エンワールド・ジャパンのような「外資系に強い転職サイト・転職エージェント」経由で受けることを強く推奨します。エージェントを介さず直接受ける場合でも、せめてビズリーチかリクルートダイレクトスカウトでスカウトを受け、書類選考免除になってから受けたほうがよいでしょう。
詳しくは下記の記事の中で、外資系企業の選考に強い転職サイト・転職エージェントを紹介しているので、宜しければ御覧ください。
今回は日本HPの年収事情について詳しく解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
日本HP(日本ヒューレット・パッカード)の平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
日本HP(全職種) |
推定800~900万円 |
56.3 |
日本HP(30歳時点) |
推定600~700万円 |
59.4 |
日本HP(40歳時点) |
推定800~900万円 |
58.1 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
日本HP(総合職)の平均年収は、当サイトの独自調査によると推定800~900万円程度と推測します。年齢別に年収を見ると、30歳時点の平均年収は推定600~700万円程度、40歳時点の平均年収は推定800~900万円程度と予測します。
日本HPは外資系企業ではありますが、日系企業のような給与体系となっています。一般の外資系企業のようなドラスティックな年収の上昇はありませんが、外資系企業でありながら福利厚生がある程度充実しているため、額面年収以上の待遇を受けることが可能です。
参考:日本HPの年収偏差値チェッカー算定結果
日本HP(日本ヒューレット・パッカード)の役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
役職なし |
22歳〜34歳 |
465万円~750万円 |
課長職 |
35歳〜43歳 |
750万円〜1,150万円 |
部長職 |
44歳〜 |
1,150万円〜1,600万円 |
(当サイト独自調査結果により作成)
こちらが日本HPの年齢別・役職別の推定年収です。特徴的なことは、基本的には年功序列で年収が上昇する給与体系であることです。
評価制度は存存しており、年2回の面談を中心に評価が行われています。セールス職は営業成績に応じた歩合給の比重が高いので納得感があります。しかしながらエンジニア職は明確な判断基準が存在しないため、一般社員は評価への納得感が低いと言わざる終えません。
新卒1年目の年収は465~496万円程度です。しかしここから毎年30万円ずつ年収が上がっていき、30歳前後で年収600~700万円程度に到達します
そして30代中盤から40歳くらいで年収800~900万円位に到達するのが一般的なようです。
管理職である課長職に昇格するのは最短だと入社後13年目以降の35歳前後、通常だと38~43歳ぐらいの任用が多いようです。 課長職になると年収750〜1150万円前後になります。この課長職に昇格できるかどうかが昇進の分かれ目になるようです。課長職に昇進した後は、40代半ばで部長昇進するのが目安になると言われています。部長になると年収1,150〜1,650万円程度となります。
賞与に関しては、6月と12月の年に2回あります。年功序列+年度毎のボーナス査定によって賞与支給額は多少変動があるようです。社内ではセールス職の方が高い年収を得られる傾向にあります。
例えば日本HPでは「IT営業スペシャリスト」の場合、年収は1,000万円〜1,500万円のレンジとなっているようですが、。これに対してエンジニア職の中でも高収入な職種である「ITコンサルタント」の場合は年収500万円〜1,000万円のレンジとなっており、セールス職と比べてやや低い水準となっています。
日本HP(日本ヒューレット・パッカード)の主な福利厚生
日本HPには色々と手厚い制度がありますが、特に特徴的なのは「柔軟な勤務制度」と「社会貢献休暇」です。
ワークライフバランスを推進する柔軟な勤務制度を導入
日本HPではワークライフバランスを推進する観点から2つの新しい制度を導入しています。
1つ目はフレックスタイム制度です。この制度は社員ひとり一人の業務状況に応じて勤務の開始、終了時間を柔軟に変更できるようにしました。(コアタイムとして11時から14時あるいは10時〜15時のどちらかを選択する)
2つ目はフレックスワークプレイス制度です。この制度は勤務場所を固定することなく、会社のオフィス勤務だけでなく、自宅勤務を認めています。
これらの制度を導入することにより、社員ひとり一人が育児、介護の支援や自己学習等の様々な環境に合わせて働くことができます。更に年1回開催される「ファミリーデー」には社員の家族を社内に招待して職場を見学して貰います。これによって家族は会社の理解だけでなく、同僚の家族とも親交を深めることで、従業員の働きがいや結束力を高めて貰っています。
充実したメンタルヘルスケアを導入
日本HPでは26年前に社員のメンタルヘルスケアに関する取り組みを開始しました。現在は専任スタッフを配置したEAPセンター(Employee Assistance pogram Center)で以下のプログラムを提供しています。
・新卒社員や中途採用社員に対するストレス管理プログラム
・管理職へのメンタルヘルス・トレーニング
・産業医、保健師、臨床心理士の健康相談とカウンセリング
・休職者のフォローアップ、職場復帰支援
・マネージャ・コンサルテーション、人事コンサルテーション
日本HP(日本ヒューレット・パッカード)の初任給
月収 |
年収 |
24.1万円 |
465~496万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
日本HPの初任給は一般的な企業より少し高めの年収となります。月給は約24万円と一見そんなに高くないように見えますが日本HPはエンジニア系の場合、賞与が充実しています。賞与は基本給の3か月分を年2回(6月と12月)に支給されます。給与体系はセールス職の場合、基本給と歩合給の2つから構成されています。営業成績を上げていれば30歳半ばで課長職に昇格することで年収1,000万円に到達します。
なお、社員による男女間の格差はほぼ無いと言われてます。日本HPの経営理念は、「人間は男女問わず誰でも環境さえあれば創造的な仕事ができる」という創業者の考え方を基にしています。実際に米国のHP社は取締役会の45%、従業員の36%が女性です。また 過去には 2 名の女性 CEO を輩出している事実です。この結果からIT企業の中でもトップクラスの多様性豊かな企業といえます。現在、日本HPには順調に女性管理職が増えており、管理部門系だけでなくエンジニア系の管理職も誕生しているそうです。
日本HP(日本ヒューレット・パッカード)に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- LinkedInやJACリクルートメント、ロバート・ウォルターズ、エンワールド・ジャパンなどに代表される「外資系に強い転職サイト・転職エージェント」を活用して転職活動をした方がよいでしょう(なぜならリクルートエージェント やdodaなどの日系大手エージェントでは外資の求人は少ないからです)。
- またビズリーチやリクルートダイレクトスカウトに登録し、日本HPからの面接確約スカウトを待つのも有効な戦略です(よく日本HPはこちらの2つのサイトで面接確約スカウトをしています。中の人にも1度スカウトが来ました)
日本HPのような世界を代表する外資系企業は、採用を意思決定する幹部社員になるほど外国人が多く、そして採用要件も「語学力」が必須となる企業が多いです。その影響もあり、リクルートやDODAなどの日系大手エージェントではなく、LinkedInやJACリクルートメント、ロバート・ウォルターズ、エンワールド・ジャパンなどに代表される「外資系に強い転職サイト・転職エージェント」を好んで使用する傾向があります。そのため上記に挙げた4サービスはまず登録しておくとよいでしょう。
またビズリーチやリクルートダイレクトスカウト経由で日本HPから直接スカウトされ、書類選考免除になるチャンスを狙うことも有効です。近年では日本HPもビズリーチやリクルートダイレクトスカウトで何度も公募やスカウトをするようになりました。中の人も過去に一度日本HPからスカウトを受けたことがあります。日本HPへの転職を狙っている方はこの2つのサイトも登録しておくとよいでしょう。
詳しくは下記の記事の中で、外資系企業の選考に強い転職サイト・転職エージェントを紹介しているので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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