- 大和証券で年収1,000万円に到達できる確率
- 大和証券全体の平均年収
- 投資銀行部門の30歳/40歳時点平均年収
- リテール他の30歳/40歳時点平均年収
- 大和証券の役職・年齢別の推定年収
- 大和証券の主な福利厚生
- 大和証券の初任給
- 大和証券に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
大和証券で年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
100% |
27歳~30歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回は大和証券の年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、大和証券入社できれば、ほぼ確実に年収1,000万円に到達することができます。
大和証券の給与体系は「投資銀行部門」と「リテール他」とで異なるため、部門によって1,000万円までの到達時期は変わってきます。「リテール他」部門は営業成績が給料と連動するため、トップセールスであれば新卒3年目で年収1,000万円を超える可能性があります。また、投資銀行部門では若手期間は年功序列的な昇給制度により徐々に昇給し、課長代理のポストに昇格する20代後半で年収1,000万円を超えることができるでしょう。
以上のように、投資銀行部門でも年収1,000万円を安全・確実に手に入れることができますし、自分の営業力に自身がある人は「リテール他」部門に入社すれば実力・成果主義のなか年収1,000万円を大きく超過する高年収を得ることができます。
大和証券に入社できれば、営業力に自身があってもなくても年収1,000万に到達することができます。どうしても年収1,000万円を手に入れたい人は大和証券への入社を本気で考えるとよいでしょう。
なお大和証券に転職するときは、リクルートやDODAのような大手エージェントでは金融業界の専門知識に限界があるため、実はあまり的確な選考対策をすることができません。
そのため中の人としてはヤマトヒューマンキャピタルやコトラのような「金融業界特化型転職エージェント」で受けることを強く推奨します。
エージェントを介さず直接受ける場合でも、せめてビズリーチやリクルートダイレクトスカウトでスカウトを受け、書類選考免除になってから受けたほうがよいでしょう。
その理由はこちらの記事で解説しています。
そこで今回は大和証券の年収や福利厚生について解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
大和証券全体の平均年収
|
平均年収 |
年収偏差値 |
大和証券(全体) |
推定1,1500万円 ~1,360万円 |
98.7 |
大和証券/投資銀行部門 |
推定1,200万円 ~1,350万円 |
102.2 |
大和証券/リテール他 |
推定1,150万円~1,350万円 |
98.7 |
投資銀行部門の30歳/40歳時点平均年収
|
平均年収 |
年収偏差値 |
大和証券/投資銀行部門(30歳時点) |
推定1,000万円 ~1,100万円 |
121.6 |
大和証券/投資銀行部門(40歳時点) |
推定1,420万円 ~1,650万円 |
119.7 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
リテール他の30歳/40歳時点平均年収
|
平均年収 |
年収偏差値 |
大和証券/リテール他 (30歳時点) |
推定1,000万円 ~1,130万円 |
121.6 |
大和証券/リテール他 (40歳時点) |
推定1,300万円 ~1,570万円 |
112.7 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
大和証券の年収は、当サイトの独自調査結果によると、30歳時点における平均年収が約1,090万円~1,130万円でした。(投資銀行・リテール他の平均)
平均年収に幅があるのは、大和証券の給与体系は「投資銀行部門」と「リテール他」とで異なっており、リテール部門は営業成績が賞与に反映するため、優績者は同じ30歳であってもより多くの年収を得られるということです。
投資銀行部門では、27歳で課長代理の役職に昇格すると年収1,000万円を超え、月に50万円程度、賞与が年2回で合わせて400万円程度と、かなり高い水準で支給されるようです。 また、40歳時点で次長クラス(管理職)に昇格していれば1,420万円~1,650万円の年収を得ることができます。
一方、リテール他の部門は年収が本人の業績と大きく連動します。とりわけ営業成績は賞与にダイレクトに影響するので、本人の営業成績次第では20代半ばで1,000万円の大台に乗せることができます。このような飛び抜けた優績者を除外したとしても投資銀行部門同様に27歳で課長代理に昇格することでリテール他の部門の30歳平均年収は1,000万円~1,1300万円程度と推定しの年収を得ることができます。
さらに大和証券は福利厚生面にも大きな強みがあるため、実施的には上記の額面年収以上の処遇で働くことができるでしょう。
参考:大和証券の年収偏差値チェッカー算定結果
大和証券の役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
役職なし |
22歳〜 |
350万円~600万円 |
主任 |
24歳〜 |
500万円〜1,000万円 |
課長代理 |
27歳~ |
900万円~1,100万円 |
上席課長代理 |
31歳〜 |
1,100万円〜1,500万円 |
次長 |
35歳~ |
1,400万円~1,600万円 |
副部長・部長 |
45歳〜 |
1,600万円〜2,000万円 |
(当サイト独自調査結果により作成)
大和証券は、新卒1年目は年収約400万円からスタートし、若手期間は年功序列制の昇給制度により毎年昇給していきます。昇格に関しては、特段の人事上のマイナス評価がなければ3年目、6年目、9年目に昇格し、昇格のタイミングで大きく年収が跳ね上がる仕組みとなっています。
とりわけ6年目に課長代理に昇格するタイミングで、年収1,000万円を超えることができます。
大和証券は「投資銀行部門」と「リテール他」とで給与体系が異なりますので、詳細は部門ごとに解説します。
投資銀行部門
投資銀行部門では、入社後から上席課長代理の期間までは「給与+残業代」が支払われます。大和証券は残業代をすべてつけられる部署が大半であり、投資銀行部門は残業が多い部門なので毎月の給料に占める残業代のウェイトが非常に大きいという給与体系になっています。毎月の残業代が基本給の倍になることも多く、年収は残業時間によって増減するのが特徴です。
また、会社全体として毎回の賞与の財源となる原資は景気や会社の業績に大きく連動するため、毎年変動します。その金額をベースに個々に支給される賞与の額が決まりますが、投資銀行部門はリテールのような目に見える個人実績がないため、主に人事評価で決まります。
人による定性的な評価のため基準もあいまいで、賞与の金額も同年代で見ればそこまで大きな差がつかないものとなっています。
リテール他部門
リテール他の部門も、管理職になるまでの期間の基本給は「給与+残業代」ですが、営業は残業が殆どないため毎月の基本給はそれほど高くありません。ただ、基本給とは別に毎月のインセンティブ の制度が充実しており、月間賞として1部門ごとに5万円の賞金がもらえる仕組みがあるため、複数の部門で受賞できればかなりの月収を得ることができます。
また、賞与の財源はとなる原資は投資銀行部門同様に景気や会社の業績に大きく連動しますが、個々に支給される金額は個人の成果によっても大きく変わるので、インセンティブの要素がかなり強く出てきます。
賞与の評定は個人の成績により15段階のテーブルに分かれており、役職によりますが、1テーブル上がるごとに30万円程度増えるという仕組みになっています。さらに、月間賞の積み上げによる半期の社長表彰制度 があり、社長表彰の獲得もテーブルの上昇に影響を与えます。
このように、毎月の個人成績の積み上げが賞与の額に大きな影響を与えるため、同年代でも実績によっては賞与の支給額で倍以上の差がつくこともあります。
個人の営業成績は定量的な評価のため、リテール他部門では納得感のある評価制度になっており、大きな成果を得ることができれば更に高い年収を得ることができるでしょう。
大和証券の主な福利厚生
大和証券には色々と手厚い制度がありますが、特に特徴的なのは「住宅手当」と「ワークライフバランス」です。
充実した住宅手当
大和証券の福利厚生制度の一番の特徴は、充実した住宅手当です。入社5年目までの 若手の独身者には社員寮が割り振られ、光熱費や電気代を含めても月5,000円~8,000円できれいで広い寮に住むことができます。既婚者に関しては、管理職以外は家賃の7割(転居を伴う異動をしている人は8割)を会社が負担し、管理職は一律8万円が支給されるため、どの役職であっても恩恵を受けることができます。
この家賃補助は役職や住んでいる場所によって変わりますが、年間100万~150万程度の見えない給与として年収にプラスされるものなので、大和証券の実質的な年収はかなり大きなものになるでしょう。
ワークライフバランスの取れた働き方
証券会社は多忙でなかなか休みが取れないというイメージがありますが、じつは大和証券はワークライフバランスが徹底されています。リテール他部門は基本19時退社が励行され、投資銀行部門は明確なルールはありませんが、ある程度のワークライフバランスが確保されています。また、土日祝日は完全休暇、有給休暇も年間5日間の連続休暇と7日間の有給休暇の取得が徹底されており、取得していないと上司から強制的にでも取らされます。さらにワークライフバランス報酬として全職員一律で年間6万円支給されるなど、 ライフワークバランスの充実に向けた様々な制度があります。
このように、大和証券は「やる時はやる、休む時は休む」といったライフワークバランスが取れたメリハリのある働き方ができるという強みがあります。家族とゆっくり過ごしたり、ジムに通ったり、自己研鑽に励んだり、思い思いのプライベート時間を楽しんでいるようです。
大和証券の初任給
月収 |
年収 |
25.5万円 |
380~420万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
大和証券の初任給は一般的な企業より少し高めの年収となります。月給は25.5万円とそれほど高くありませんが、若手のうちは「給与+残業代」が支給額となりますので、どれだけ残業するかによって年収が変わってきます。
2年目以降、年功序列的な給与体系で毎年100万円程度昇給し、新卒6年目で課長代理に昇格することで1,000万円に到達するでしょう。
なお、リテール他の部門であれば年功序列的な昇給に加えて、営業のインセンティブにより毎月の給与や賞与が大きく跳ね上がり、トップセールスなら3年目でも1,000万円を狙える会社です。
大和証券に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- ヤマトヒューマンキャピタルやコトラのような「金融業界特化型転職エージェント」に相談し、選考対策を徹底的にした上で挑む。
- ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトに登録し、大和証券からのスカウトを待つ
なぜなら金融業界の仕事は金融の専門知識が必須となる「専門職」です。だから金融の専門知識がない一般的な転職エージェントや転職サイトでは、求人に対して正しい求職者をマッチングをすることができず話になりません。
だから、証券会社も一般的な転職エージェントにはほとんど求人を提供せず、ヤマトヒューマンキャピタルやコトラのような「金融業界に精通した一部の転職エージェント」やビズリーチやリクルートダイレクトスカウトのような「ハイクラス向け転職サイト」にのみ求人を公開する傾向があります。
こちらの記事で『金融業界の選考に強いエージェント』について解説しているので、宜しければこちらも参考にしてください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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