- リクルートホールディングスで年収1,000万円に到達できる確率
- リクルートホールディングスの平均年収・年収偏差値
- リクルートホールディングスの役職・年齢別の推定年収
- リクルートホールディングスの主な福利厚生
- リクルートホールディングスの初任給
- リクルートホールディングスに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
リクルートホールディングスで年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
75% |
26~34歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回はリクルートホールディングスの年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、リクルートホールディングスに入社した場合、着実に成果を出していれば年収1,000万円は確実に突破できるでしょう。
しかしリクルートは実力主義の人事制度になっているため、到達時期は人によって大きく分かれます。早い人は、新卒4年目の26歳前後には年収1,000万円を突破可能です。
ちなみにリクルートは営業職に配属される人が比較的多い会社であり、営業職の場合は実績を上げることが高年収への最短ルートですね。
これはボーナス査定が半期ごとの達成率で合理的に判断される点のみならず、営業職だけに達成インセンティブや表彰インセンティブ、さらに年間MVPなどが設定されていることからもわかります。
なおリクルートに転職するときは、元リクルートの人事や社員が運営しているエージェントがいくつかありますので、内部事情をよく知っている彼ら経由で受けるのがセオリーでしょう。
また正攻法としては、ジャパン・ヘッドハンター・アワード2021の総合MVP受賞者が在籍するアサインや、プロコミット・フォルトナベンチャーズのような「難関ITベンチャーの選考に強い転職エージェント」経由で受けることを推奨します。
その理由は後述しておりますので、後ほど解説いたします。
本日はリクルートホールディングスの年収事情について詳しく解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名超。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
リクルートホールディングスの平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
リクルートホールディングス(全職種) |
964万円 |
93.0 |
リクルートホールディングス(総合職) |
推定1,100~1,300万円 |
122.0 |
リクルートホールディングス(30歳時点) |
推定900万円~1,100万円 |
116.2 |
リクルートホールディングス(40歳時点) |
推定1,200~1,600万円 |
112.7 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
有価証券報告書によると、リクルートホールディングスの平均年収は964.7万円/平均年齢37.5歳と発表されています。
ただし、これは総合職以外の全職種による平均年収です。当サイトによる独自調査結果では、総合職のみの平均年収は推定1,100万円~1,300万円程度と予測します。
ここからは、年齢別に年収を見てみましょう。
30歳時点の平均年収は推定900~1,100万円、40歳時点の平均年収は推定1,200~1,600万円程度と予測されます。
30歳を過ぎると、みなし残業代込みで年収1,000万円を超えることが多くなってきます。基本給のみで1,000万円を超えるのは10年目以降になりますが、ミッショングレード制による半期ごとの変動が激しくなっています。30歳になる前から個人と部署の成果で給与が大きく変わりますが、年功序列的に上がる部分もあります。
40代が近づいてくると、役職による年収差が鮮明になります。部長職から役員ルートに入る幹部社員は1,300万円以上の年収となり、業績に応じて伸びていきます。
参考:リクルートホールディングスの年収偏差値チェッカー算定結果
リクルートホールディングスの役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
一般 |
22歳~25歳 |
450万円~700万円 |
TL(チームリーダー) |
26歳~29歳 |
700万円~900万円 |
GM(課長) |
30歳~34歳 |
900万円~1200万円 |
部長 |
35歳~ |
1,300万円~2,000万円 |
(当サイト独自調査結果により作成)
20代のうちから成果主義によって待遇に大きく差が分かれるのが特徴です。最短で新卒3年目にして課長(GM)に昇進し、年収1,000万円を達成するような人も出てきます。
実力主義によってダイナミックな昇進が可能ですが、実力のない社員は中々昇進できなかったり降格もあります。特に30代に入ると、役員コースに入れない社員は降格する人が増え始め、上司と部下の年齢逆転現象が頻繁に見られます。30代を過ぎると独立や転職を考える人が多いのもこのためで、「出世し続けるか外へ出るか」の二択を常に迫られていると言えるでしょう。
新卒1年目の年収は400万円~500万円程度。45時間分のみなし残業手当がついており、この枠を超えて支払われる事例は少なくなっています。住宅手当や家族手当なども存在していません。
新卒入社以降は毎年100万円ずつ上昇するとともに、この時期はまだ成果を出していなくても大幅なマイナス査定を受けることはありません。
25~26歳のころになると、チームリーダー(TL)を任されて、年収も700万円ほどになります。
そこから成果を重ね、30歳を目安として課長(GM)に昇格します。ここで年収が900~1,000万円ほどになり、人によっては年収1,000万円を突破します。
半期年俸型のミッショングレード制からも分かる通り、リクルートホールディングスは成果主義の色合いが濃く、とりわけ営業が最も評価されやすい土壌にあると言えます。賞与もミッションの達成具合、ならびに会社本体の業績の掛け算によって評価が決まり、S評価が出ると半年で年収が20%と大幅に増額します。
なお、中途採用の人材も、同じように成果によって判断されます。実績に対する評価が明確なことから、自分の手で成果を作り出し、給与に反映させることへの満足度は高いと言えるでしょう。
リクルートホールディングスの主な福利厚生
リクルートホールディングスには色々と手厚い制度がありますが、特に特徴的なのは「充実した早期退職金制度」「様々な休暇制度」「手厚い育児支援」です。
充実した早期退職金制度
リクルートホールディングスは自社の社員が辞める際、「卒業」と表現します。これは退職者の新しい門出を祝うという企業カルチャーが存在するためです。
こうした下地があるからか、優良な早期退職金制度が整っています。
38歳を退職金のピークに置いているのがポイントで、38歳の年に退職すると通常より+700万円が退職金に上乗せされます。過去の事例では38歳で1,800万円もの早期退職金をもらっている方もいました。
さらに、中途採用でも入社から5年経つと退職金の対象となります。この時の退職金は年収の1年分になり、38歳でさらに退職金が積み増されるルールも同じく適用されます。
様々な休暇制度
リクルートホールディングスは、特徴的な休暇制度を採用していることでも知られています。中でもユニークなのは「STEP休暇」と「サンクス休暇」でしょう。
「STEP休暇」は最大連続28日間取得が可能な大型の休暇です。試用期間が終了し、3年以上の勤続をしている社員なら、誰でも取得することが可能です。
仕事を離れて心身をリフレッシュしてもらうという思想のもとに運用されているため、休暇取得者には一律30万円の手当が支給されます。さらに、このSTEP休暇はその後も3年ごとに取得が可能です。
「サンクス休暇」は家族への感謝を示す休暇です。家族の誕生日や結婚記念日といったアニバーサリーデイに年1回の取得が可能で、こちらもサンクスファミリーギフト手当が家族あてに支給されます。
手厚い育児支援
リクルートホールディングスは育児支援の面が手厚く、制度から設備まで整えられています。まず結婚した段階で結婚祝いが、子どもが生まれると出産祝いも支給されます。
さらに、職場においても保育への理解が厚く、本社のあるグラントウキョウサウスタワー内には事業所内保育園「And's(アンズ)」があり、外部保育園への企業提携も行っています。
保育園入園活動、いわゆる保活にもコンシェルジュを設置し、育休社員の育児と復職を二人三脚で支えているのが特徴。出産休暇や育児休暇も拡大させることで、取得しやすい環境を作り上げています。
リクルートホールディングスの初任給
月収 |
年収 |
30万円 |
428~500万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
リクルートホールディングスの初任給は、基準給にグレード手当が付加される形になっています。このグレード手当が45時間分のみなし残業手当です。初年度の支給年収は400万円強~500万円程度になるでしょう。
月30万円×12ヶ月で360万円、これに賞与が+80万円。みなし残業を超えての残業手当は出ることが少ないため、440万円が最も予測される年収となります。ただし、ミッショングレード制によって配属先によって基本給の変動が大きいため、これよりさらに増減することもあります。
リクルートホールディングスに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の3つが有効でしょう。
- 「元リクルートの人事でリクルートグループに太いパイプを持つ転職エージェント」に相談し、選考対策を徹底的にした上で挑む。
- アサイン
・プロコミット・フォルトナベンチャーズのような「難関ITベンチャーの選考対策に強い転職エージェント」に相談し、選考対策を徹底的にした上で挑む。
ビズリーチやリクルートダイレクトスカウト
に登録し、リクルートホールディングスからの面接確約スカウトを待つ
リクルートホールディングスのようなトップ企業の中途採用は選考倍率は高く、書類選考だけでも10倍以上の倍率になります。
そのため、普通の転職エージェント経由で無対策で挑んでもかなり厳しい戦いになるでしょう。
ただリクルートの場合、リクルートの元人事や元社員が運営している転職エージェントが実は多くありますので、リクルートの内部事情について詳しい彼らを通すと選考通過率はとても高まるでしょう。
リクルート出身エージェントを探す方法としては、ビズリーチやリクルートダイレクトスカウト
などで検索して職務経歴を見ればOKです。元リクルートの人事でキャリアコンサルタントをしている方がすぐ見つかりますので、そこからバイネームで相談申し込みをするとよいでしょう。
また正攻法としては、下記のような「難関ITベンチャーの選考対策に強い転職エージェント」に相談してもいいと思います。
- ジャパン・ヘッドハンター・アワード総合MVP受賞者である奥井亮氏が在籍するアサイン
- 成長領域への転職支援で突出した支援ノウハウを持つプロコミット
- こちらもヘッドハンター・アワードMVP受賞経験のある若狭氏が在籍する、フォルトナベンチャーズ(若狭氏は元プロコミット出身。当時から評判高かったですね)
最後に、直接受ける場合でもHPから応募するよりもビズリーチやリクルートダイレクトスカウト
などでリクルートから直接ダイレクトスカウトされ、書類選考免除になってから受けた方がいいでしょう。
中の人も過去に、リクルートホールディングス本体だけでなくリクルートキャリア・リクルートライフスタイルのようなリクルートグループ各社からビズリーチやリクルートダイレクトスカウト
で何度もスカウトを受けたことがありますね。
こちらの記事で私の転職経験談やリクルートホールディングスに転職する上でオススメの転職サイト・転職エージェントを紹介していますので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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