- 三井住友海上で年収1,000万円に到達できる確率
- 三井住友海上の平均年収・年収偏差値
- 三井住友海上の役職・年齢別の推定年収
- 三井住友海上の主な福利厚生
- 三井住友海上の初任給
- 三井住友海上に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
三井住友海上で年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
90% |
40~45歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。三井住友海上で年収1,000万円に到達できる確率は約90%です。課長代理にまで到達すれば年収1,000万円はゆうに超えてきます。到達年次に1,2年の差はあれど課長代理には総合職社員は40代前半で全員がなれるので、年収1,000万円の到達確率はとても高いと言えるでしょう。保険業界で年収1,000万円を達成したい方にとっては、三井住友会場は是非おすすめできる企業です。
本日は三井住友海上の年収事情について詳しく解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
三井住友海上の平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
三井住友海上(全職種) |
742万円 |
66.0 |
三井住友海上(総合職) |
推定1,100~1,200万円 |
97.9 |
三井住友海上(30歳時点) |
推定800~900万円 |
100.1 |
三井住友海上(40歳時点) |
推定1,200~1,300万円 |
102.2 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
三井住友海上の有価証券報告書によると、従業員全体の平均年間給与は約742万円/平均年齢40.9歳です。しかし、これは一般職や地域限定社員を加えた平均年収です。当サイトの独自調査によると、総合職に限定した場合、平均年収は1,000万円を越えると推定します。
年齢別にみると30歳時点では年収800~900万円程度、40歳時点では年収1,200万円~1,300万円程度と推定します。年収1,000万円を超えることになる課長代理の役職には30台中盤で到達できるので、40歳時点では課長に昇進できなくとも年収1,000万円を大きく超えるでしょう。
なお、三井住友海上は総合職と地域限定職の社員の待遇差があることに不満の声が聞かれるようです。例えば総合職は住宅補助をはじめ諸々の手当が支給されるが、地域限定職には交通費しか支給されないようです。
参考:三井住友海上の年収偏差値チェッカー算定結果
三井住友海上の役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
役職なし |
22歳〜 |
400万円~650万円 |
主任 |
27歳~ |
700万円~850万円 |
課長代理 |
30歳~ |
950万円~1,250万円 |
課長 |
38歳~ |
1,300万円~1,500万円 |
部長 |
47歳~ |
1,600万円~2,500万円 |
(当サイト独自調査結果により作成)
三井住友海上の総合職は1年目から450~500万円の年収をもらえます。年次が上がるごとに対象となる給与テーブルが上がっていき入社5年目には700万円に到達するでしょう。そのまま順調に行けば10年目には年収1,000万円、15年目には年収1,200万円に到達します。ここまでは同期横並びで達することが可能なレベルです。差が付くのは課長からで、課長になれるのは同期の80%程度です。さらに部長にまでのぼれるのは同期の30%程度になります。部長になれば諸手当も含めると、普通に仕事をするだけで1,500万円もらえます。
三井住友海上はボーナス比率が非常に高い会社です。月給は高いとはいえず残業も簡単につけられるわけではないため、ボーナスの影響が大きくなります。ボーナスを励みに仕事する環境もあるようです。社員区分・役職(担当・主任・課長代理・課長・部長)ごとの2種類の給与テーブルが用意されており、前年の評価により対象の給与テーブルに割り当てられます。明確なシミュレーションも見ることが可能なので、生涯年収がいくらになるか算定しやすいです。給与水準も非常に高いので、安定して働ける企業だと言えます。
三井住友海上の評価制度は「目標チャレンジ制度」を取り入れています。目標チャレンジ制度とは、期首に直属の上司と話合い年間の目標を定め、その目標を達成できたかどうか自己評価及び上司からの評価を行う方法です。評価は相対評価によって決まるので、自分が良い評価を受けても他の社員も高評価だった場合、平均的な評価に落ち着きます。
ただし評価は所属部署や上司の影響を大きく受けるようで、公平な評価制度と言えるかは疑問の声が寄せられています。上司から好かれているかどうかが評価に直結することもあり、嫌われている人は良い評価を得られません。実力主義とはいえない環境です。
女性管理職の登用が企業の喫緊の課題に位置づけられていることもあり、上司から気に入られた若手社員の昇進スピードが非常に速いという事態が起きています。実力と肩書がアンバランスの状態が生じて、他の若手社員から不満の声が挙がっています。
なお、三井住友海上は働き方改革の影響で女性を中心に残業の抑制が進められています。男性も以前は22時以降まで残業する人も多かったようですが、近年は遅くても20時には帰れるように変化してきました。ネットでは激務だと噂される三井住友海上ですが、実態はそこまででなくむしろ恵まれた労働環境と言えるでしょう。
実際の労働時間に関わらず、あらかじめ定められた労働時間を働いたものとみなす「みなし労働時間制」が採用されています。この制度が原因で、特に営業職を中心にサービス残業が蔓延してしまっているそうです。営業は歩合給も存在しないので、大きく稼ぐことも難しいでしょう。また営業職は男性中心なので、女性が営業で競争に勝つのは難しいとのことです。損害保険サービス部門の同期が自分よりも出世が早く、悔しいと感じている女性社員もいます。
三井住友海上の主な福利厚生
三井住友海上の福利厚生は大企業と言うこともあり、とても恵まれています。なかでも特徴的な「家賃補助制度」と「有給制度」について解説します。
充実した家賃補助制度
総合職のスタッフは家賃補助を得られます。新入社員には特に家賃補助が手厚く、転居を伴う地域に配属になったら、自己負担4,000円程度で会社が準備する借上住宅に住むことが可能です。自己負担割合は6%程度なので、とてもお得な仕組みだと言えます。年次を重ね40代になったとしても、自己負担割合は2~3割程度なのでコストパフォーマンスに優れた会社です。
様々な有給制度
三井住友海上は有給休暇が取得しやすい会社だと言えます。夏季休暇のほかリフレッシュ休暇もあり、有給の取得目標が設定されているため、実際に休みを取ることができるでしょう。残業時間の削減にも注力しており、ワークライフバランスが実現しやすい環境です。
三井住友海上の初任給
月収 |
年収 |
24.1万円 |
450万円~ |
※上記は大卒入社の場合です。
三井住友海上は1年目から仕事をバリバリこなすことにより、新卒1年目から年収450万円以上と一定の額が得られます。原則として三井住友海上では、前年度の評価をもとに給与水準が決定しますが、新入社員の1年間は評価対象外です。どれだけ成果を挙げても逆に大きなミスをしでかしても、次年度の評価には影響を与えません。
完全な年功序列文化なので、新人のころは色々と我慢が必要になります。主任に昇進するまでは給与が低く感じるケースも多いようです。しかし我慢を続ければほぼ自動的に昇進し、高給与の恩恵を受けられるでしょう。
三井住友海上に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- 規模が小さいエージェントは三井住友海上は取引していないため、「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」など、日本最大手の転職エージェントを通じてエントリーする。
- ビズリーチに登録し、三井住友海上からのスカウトを待つ(※スカウト経由だと書類選考免除になります。)
三井住友海上は歴史のある日系最大手企業のうちの1つであることもあり、転職エージェントも大手のエージェントを好んで利用する傾向があります。そのため大手の転職エージェント以外に相談しても三井住友海上の案件はあまり取り扱っていません。日本の三大転職エージェントは「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」の3社です。だからこの3社に相談しましょう。この3社であれば過去の面接で出題された筆記試験や面接の質問・面接の回数なども知っているので、HPから直接応募するより有利でしょう。
また急いでないようでしたら、ビズリーチ経由でスカウトされ書類選考免除になるチャンスを狙うのもよいでしょう。最近では三井住友海上のような日系大手企業もビズリーチで積極的にスカウトをするようになりました。
こちらの記事でも私の転職経験談やトップ企業に転職する上でオススメの転職サイト・転職エージェントを紹介していますので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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