- 日本総合研究所で年収1,000万円に到達できる確率
- 日本総合研究所の平均年収・年収偏差値
- 日本総合研究所の役職・年齢別の推定年収
- 日本総合研究所の主な福利厚生
- 日本総合研究所の初任給
- 日本総合研究所に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
日本総合研究所で年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
50% |
30~36歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回は日本総合研究所の年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、日本総合研究所に入社できれば年収1,000万円を超える可能性が十分あります。
日本総合研究所は主にITソリューション部門とコンサルティング/インキュベーション・リサーチ部門の2つがあり、部門により昇給・昇格の制度は異なりますが、順調に生き残ればどちらの部門でも30代で2人に1人の方が年収1,000万円に到達するでしょう。
コンサルティング/インキュベーション・リサーチ部門に所属している場合は、実力主義ですが順調に生き残ればマネージャーに昇格するタイミングで年収1,000万円を到達します。昇格タイミングは入社後7年目前後(つまり30歳前後)でしょうか。
ITソリューション部門に所属している場合は年収800万円までは安定的に年収が上昇します。その後は個々人の成果や実力次第ですが新卒13年目の36歳以降に管理職である次長に昇格する事で年収1,000万円に到達します。年収1,000万円を達成したい方にとって、日本総合研究所への入社は選択肢の一つとなるでしょう。
なお日本総合研究所に転職するときは、リクルートやDODAのような大手エージェントはあまりオススメではありません。
なぜなら「ケース面接」などコンサル特有の選考についての対策ノウハウがないからです(もしコンサル転職でこれらを薦めているサイトがあったとしたら、それは無知かアフィリエイト目的ですね)。
中の人としてはアクシスコンサルティングやアサイン、コンコードエグゼクティブグループのようなコンサル特有の選考である「ケース面接」の対策を徹底的にしてくれる「コンサル特化型転職エージェント」経由で受けることを強く推奨します。
「日本総合研究所の選考対策のコツ」「日本総合研究所の転職に強いエージェント」「日本総合研究所の転職に実はあまり強くないエージェント」についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
今日は日本総合研究所の年収事情について詳しく解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名超。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
日本総合研究所の平均年収・年収偏差値
日本総合研究所全体の平均年収
平均年収 |
年収偏差値 |
|
全職種 |
推定850~1,050万円 |
90.9 |
ITソリューション部門 |
推定800~1,000万円 |
86.5 |
コンサルティング/インキュベーション・リサーチ部門 |
推定1,000~1,200万円 |
103.8 |
ITソリューション部門の30歳/40歳時点平均年収
平均年収 |
年収偏差値 |
|
30歳時点 |
推定700~850万円 |
92.1 |
40歳時点 |
推定900~1,100万円 |
84.8 |
コンサルティング/インキュベーション・リサーチ部門の30歳/40歳時点平均年収
平均年収 |
年収偏差値 |
|
30歳時点 |
推定800~1,000万円 |
105.5 |
40歳時点 |
推定1,100~1,300万円 |
98.7 |
(当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
日本総合研究所の平均年収は、当サイトの独自調査によると推定850~1,050万円程度と推測します。
部門別に年収を見ると、ITソリューション部門の30歳時点平均年収は推定775万円、40歳時点平均年収は推定1,000万円。コンサルティング/インキュベーション・リサーチ部門の30歳時点平均年収は推定900万円、40歳時点平均年収は推定1,200万円と推測します。
さらに日本総合研究所は福利厚生が充実しているため、上記の額面年収以上の待遇を受けることができるでしょう。
参考:日本総合研究所の年収偏差値チェッカー算定結果
日本総合研究所の役職・年齢別の推定年収
ITソリューション部門の場合
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
E職 |
22歳~27歳 |
450万円~600万円 |
S職 |
28歳~32歳 |
600万円〜800万円 |
P職 |
32歳~36歳 |
750万円〜900万円 |
次長 |
36歳~40歳 |
1,000万円〜1,200万円 |
部長 |
41歳~43歳 |
1,300万円〜1,500万円 |
コンサルティング/インキュベーション・リサーチ部門の場合
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
コンサルタント職(研究員) |
1年目~ |
500万円~800万円 |
マネージャー(主任研究員) |
7年目~実力次第 |
800万円~1,200万円 |
シニアマネージャー(主席研究員) |
12年目~実力次第 |
1,300万円~2,500万円 |
(当サイト独自調査結果により作成)
こちらが日本総合研究所の年齢別・役職別の推定年収です。給与体系は部門により異なりますが、順調に右肩上がりで年収は上昇していきます。なお両部門ともに賞与は6月と12月の年2回です。
まずはITソリューション部門の年収について解説します。
ITソリューション部門は、新卒9年目までは年功序列で年収が上昇する給与体系です。新卒10年目以降は裁量労働制となり、成果主義となります。新卒1年目の年収は450万円程度です。しかしここから毎年40~50万円ずつ年収が上がっていき、30歳前後で年収800万円に到達します。そして30代中盤から40歳くらいで年収1,000万円位に到達するのが一般的なようです。
基本的にS職までは全員昇格して年収800万円までは到達します。管理職である次長に昇格するのは最短だと新卒入社14年目以降の36歳前後の任用が多いようです。ここで年収1,000~1,200万円程度になり、年収1,000万円を大台に到達します。さらに部長に昇格するのは新卒入社18~20年目で40歳以降の任用が多いようです。部長への昇格は実力主義かつ狭き門である事を留意しましょう。部長に昇格すると年収1,300万円以上となり、年収1,500万円の大台が見えてきます。
次にコンサルティング/インキュベーション・リサーチ部門の年収について解説します。
こちらの部門の場合は、年齢に関係がない完全なる実力主義です。給与は、クラス(職位)事に決められた年俸制の給与+業績連動ボーナスで構成されます。ボーナスは自身の営業成績がダイレクトに変動されます。
具体的には、お客さんが支払うコンサルティングフィーの大体25~35%前後がボーナスとして還元されます。例えば売上2,000万円稼げば500~700万円が賞与として還元されます。ベース給与は抑えられているが、ボーナスで大きく還元されるというわけです。
標準的なケースでは、マネージャー(主任研究員)に昇格する事で標準年収は800~1,200万円程度になり、年収1,000万円を大台に到達します。マネージャーになるのは早くても入社7年目以降になるでしょう。通常では30歳前半には年収1,000万円に到達する可能性があると考えるとよいかと思います。
そしてシニアマネージャー(主席研究員)に昇格すると標準年収は1,300万円以上となり、年収1,500万円を突破する可能性もあります。シニアマネージャー(主席研究員)で営業が強い方は年収2,000万円を超えるケースも珍しくありません。しかしこれは実力主義かつ狭き門である事を留意しましょう。
日本総合研究所の主な福利厚生
日本総合研究所には色々と手厚い福利厚生制度がありますが、特に特徴的なのは「充実した休暇制度」「住宅補助制度」です。
充実した休暇制度
日本総合研究所は、休暇制度が充実しています。まず2か月に1回スポットで年次有給休暇を取得できる「スポット休暇支援制度」、半日単位で取得できる「半日休暇制度」、そして連続5日以上の休暇を年一回取得できる「連続休暇制度」などの休暇制度があります。
また育児関連休暇が充実しています。「育児休業制度」は最長子供が2歳に達するまで利用可能です。育休明けは、子どもが小学校3年生を終了するまで1日の勤務時間を短縮化できる「育児短時間勤務制度」や、年度で最大5日取得できる「子の看護休暇制度」を利用して働けます。
さらに子どもの出産・入園時にそれぞれ10万円が支給される「祝い金制度」や、延長保育利用時の追加費用に対して最大月額5万円が支給される「託児補助金制度」もあり、経済的サポートも充実しています。
手厚い住宅補助制度
日本総合研究所の「住宅補助制度」は手厚いことが特徴です。独身寮は男子・女子寮それぞれあり、毎月2万円程度で入居できます。独身寮入居者以外の社員も最大4万円家賃補助が支給されます。
日本総合研究所の初任給
月収 |
年収 |
25万円 |
450万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
日本総合研究所の初任給は月給は25万円と、一般的な企業の平均年収よりわずかに高い程度です。しかし日本総合研究所は住宅補助が充実しているので、額面以上の待遇を得ることができるでしょう。ITソリューション部門とコンサルティング/インキュベーション・リサーチ部門で昇給・昇格の制度は異なりますが、成果を残して順調に生き残れば30代で年収1,000万円に到達すると考えてよいでしょう。
日本総合研究所に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- アクシスコンサルティングやアサイン、コンコードエグゼクティブグループに代表される、コンサル特有の選考である"ケース面接"の対策ができる「コンサル業界特化型転職エージェント」に相談し、選考対策を徹底的にした上で挑むのがセオリーです。
- 直接受ける場合でも、まずはビズリーチやリクルートダイレクトスカウトに登録し、日本総合研究所からスカウトされてから受けましょう(※なぜならスカウト経由だと日本総合研究所は書類選考免除になります。)
日本総合研究所のようなシンクタンク系コンサルは、近年は年間数十人単位で中途採用をするようになり、昔よりいくらか易化しました。
加えて外資系コンサルと違い、選考では"ケース面接"のような特殊な選考よりも通常面接の比重が大きいため、外資系コンサルより対策しやすいと言えるでしょう。しかし選考倍率は依然高めです。
そのためシンクタンク系コンサルを受けるときも、総合コンサルの転職決定実績では国内トップのアクシスコンサルティングやアサイン、コンコードエグゼクティブグループのような「コンサルの選考に強い転職エージェント」経由で受けることがセオリーです。
一方で実はリクルートやDODAのような大手エージェントはコンサルの選考対策ノウハウは全く持っていません。だから知名度だけで大手エージェント経由で受けると後悔することになるでしょう。
また直接受けるにしても、せめてビズリーチやリクルートダイレクトスカウトなどでスカウトを受け、書類選考免除になってから受けたほうがよいでしょう。なぜなら日本総合研究所はビズリーチやリクルートダイレクトスカウトでダイレクトスカウトを積極的に行っているからです(※最近では社風が固めなシンクタンク系もダイレクトスカウトを使うようになってきました)。
詳しくは下記の記事でコンサルティング業界の選考に強いエージェントを紹介しているので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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