- トヨタ自動車(TOYOTA)で年収1,000万円に到達できる確率
- トヨタ自動車(TOYOTA)の平均年収・年収偏差値
- トヨタ自動車(TOYOTA)の役職・年齢別の推定年収
- トヨタ自動車(TOYOTA)の主な福利厚生
- トヨタ自動車(TOYOTA)の初任給
- トヨタ自動車(TOYOTA)に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
トヨタ自動車(TOYOTA)で年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
100% |
31~34歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回はトヨタ自動車の年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、トヨタ自動車に大卒以上で入社すれば、確実に年収1,000万円を達成することができます。時期的としては30代前半で年収1,000万円を超えるでしょう。入社9年目(院卒の場合7年目)の主任への昇進試験に合格すれば、年収がグンと上がり、1,000万円オーバーになります。一方、若手の間は横並びの給与となるため、20代で1,000万円を越えるのは難しいでしょう。
トヨタ自動車は仕事で大きな成果を挙げなくても、勤務し続ければ30代前半には大台を越えるので、何としても1,000万円稼ぎたい人にはおすすめの会社です。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名超。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
トヨタ自動車(TOYOTA)の平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
トヨタ自動車(全職種) |
832万円 |
79.6 |
トヨタ自動車(総合職) |
推定1,100~1,200万円 |
94.1 |
トヨタ自動車(30歳時点) |
推定800~900万円 |
100.1 |
トヨタ自動車(40歳時点) |
推定1,150~1,250万円 |
105.7 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
有価証券報告書によると、トヨタ自動車の平均年収は832万円/平均年齢39歳です。ただし、この数字は総合職以外も含めたものです。当サイトの独自調査結果では、総合職のみの平均年収は推定1,100~1,200万円程度と予測します。
また、年齢別では30歳時点での年収は推定800~900万円程度です。学部卒では31歳の年齢に主任への昇進試験が行われるので、その前年の30歳ではこの程度の水準でしょう。40歳時点での平均年収は推定1,150~1,250万円です。早ければ40歳で課長に昇進し、年収1,200~1,400万円程度となります。
加えて、トヨタ自動車は福利厚生が非常に充実していると評判です。それらも考慮に入れれば、TOYOTAは一般的には年収が低いと言われるメーカーにも関わらず日本トップクラスの給与水準を誇る会社と言えます。
参考:トヨタ自動車(TOYOTA)の年収偏差値チェッカー算定結果
トヨタ自動車(TOYOTA)の役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
指導職 |
26歳〜 |
700万円~800万円 |
主任 |
31歳〜 |
1,000万円〜1,100万円 |
課長 |
40歳〜 |
1,200万円〜1,400万円 |
次長 |
46歳〜 |
1,500万円〜1,700万円 |
部長 |
50歳〜 |
1,800万円〜2,100万円 |
(当サイト独自調査結果により作成)
トヨタ自動車では、入社3年間は基本給がアップしないため、年収がほとんど変わりません。しかし4年目に指導職に昇格すると昇給がありボーナスが満額もらえるようになるため、年収が一気に上がり推定700~800万円程度になります。
そして前述しました通り、30代前半で主任に昇進すれば、年収1,000万円を越えてきます。ちなみに主任になると、月45時間分のみなし残業制度が採用されます。主任には全員到達しますが、課長には全ての職員がなれるわけではなく、同期の90%程度が課長まで昇進できるようです。また部長までいくと狭き門になり、同期の10%程度しか昇進できないようです。
評価制度は年功序列ですが、近年、成果主義も採用しようとの動きが出ています。現在は45歳前後に室長、50歳前後で部長に昇進するという慣習ですが、成果主義の切り替えがうまくいけば、40代前半で部長になるということも可能になるかもしれません。
若手の頃は裁量権が無く、年収もそこまで高くないため、嫌になって退職するケースは少なくないようです。割合でいうと、全体の2~3割は入社数年で退職してしまうそうです。この若手の離職率の高さも、年功序列制度の弊害と言えるでしょう。年功序列から成果主義への移行を進めていますが、現状、年功序列からの転換は進んでいるとは言えないと感じている社員も多いようです。
トヨタ自動車(TOYOTA)の主な福利厚生
トヨタ自動車には色々と手厚い制度がありますが、特に特徴的なのは「充実した住宅手当・カフェテリアプラン」と「ボーナスの高さ」です。
充実した住宅手当・カフェテリアプラン
トヨタ自動車は、社宅や寮にかかる費用がリーズナブル・こども手当が1人2万円出るなど充実した福利厚生制度が特徴です。特に評判が良いのが年間9万円分のカフェテリアプランです。カフェテリアプランとは選択型の福利厚生制度のことで、企業から付与された金額の範囲内で、自分が必要な福利厚生サービスを自由に選択できます。例えば、昼食代補助や引っ越し代補助、カー用品購入補助などにも充当できます。また、トヨタの車であれば、車検費用にもあてて良いそうです。自分にあった制度を選んで利用できるため、不公平感が無いと好評です。
ボーナスの高さ
トヨタ自動車は基本給がそれほど高くなく、年収に占めるボーナスの割合が大きいことが特徴です。ただ新卒入社後の最初の3年間だけボーナスの額が抑えられています。
ボーナスは1年目の夏が10万円、冬が50万円と定められています。2年目以降は夏と冬で、それぞれ70万円程度となります。そして4年目からは一般社員と同等のボーナス額になるという仕組みです。
トヨタはボーナスの時期は7月と12月の年2回です。春に、夏・冬含めた1年分のボーナスを組合側が要求し、それに経営側が回答し、ボーナス額を決めるのが通例です。2019年、組合側は年間のボーナス額を6.7ヵ月分と要求し、経営側は「満額を支給する」と回答しました。一般的にはボーナスは月給の4ヵ月分と言われていますので、いかにトヨタ自動車がボーナスの割合が高い企業かお分かりでしょう。ボーナスは業績連動性なので、利益をあげた年は多くなり、利益が減った年は反対に少なくなります。リーマンショック時は、ボーナスが半額以下に落ち込んだようです。
トヨタ自動車(TOYOTA)の初任給
月収 |
年収 |
20.8万円 |
400万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
トヨタ自動車の採用HPによると、新卒の初任給は20.8万円です。残業代やボーナス、各種手当を含めると年収400万円程度が平均でしょう。初年度の年収は他の企業とは大差ありません。4年目でボーナスが満額出るようになる、30代前半で主任に昇格する、という2つの年収アップのポイントで、年収が一気に上がるのです。
ただ、若いうちは「憧れのトヨタに入社できたのにこの程度の年収なのか」とがっかりする可能性はあります。ちなみに、トヨタ自動車の新卒での募集職種は大きく技術職と事務職に分かれます。人数の配分的には技術6に対して事務1の割合です。両者の年収の違いはほぼありません。どちらかというと理系人材が入りやすい会社だと言えるでしょう。
トヨタ自動車(TOYOTA)に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトに登録し、トヨタ自動車からのスカウトを待つ(※スカウト経由だと書類選考免除になります。)
- 「ハイクラス特化型転職エージェント」に相談し、選考対策を徹底的にした上で挑む。
なぜならトヨタ自動車のようなトップ企業の選考倍率はとても高いからです。そのため、普通の転職エージェント経由で無対策で挑んでもかなり厳しい戦いになります。
だからトヨタ自動車をはじめとしたトップ企業の選考対策に強いエージェント経由で挑むか、ビズリーチやリクルートダイレクトスカウト経由でスカウトされ書類選考免除になるチャンスを狙うようにしましょう。
こちらの記事で私の転職経験談やトヨタ自動車に転職する上でオススメの転職サイト・転職エージェントを紹介していますので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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