- 資生堂で年収1,000万円に到達できる確率
- 資生堂の平均年収・年収偏差値
- 資生堂の役職・年齢別の推定年収
- 資生堂の主な福利厚生
- 資生堂の初任給
- 資生堂に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
資生堂で年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
25% |
40歳以降 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。資生堂で年収1,000万円に達することが可能な確率は25%程度です。資生堂で年収1,000万円を越えるには管理職への昇進が必須条件ですが、管理職になれる人は同期でも一握りの存在です。年収1,000万円を達成するには実力が必須となり、中々難しいと言えるでしょう。
とはいえ人気企業の一社であり、資生堂を選択するのは悪い選択ではないでしょう。今日は資生堂の年収事情について詳しく解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名超。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
資生堂の平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
資生堂(全職種) |
716万円 |
66.0 |
資生堂(30歳時点) |
推定600~700万円 |
78.6 |
資生堂(40歳時点) |
推定800~950万円 |
67.4 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
資生堂の有価証券報告書によると、平均年間給与は約716万円/平均年齢39歳です。当サイトの独自調査結果では、30歳時点における平均年収は600~700万円程度であり、40歳時点の平均年収は800~950万円程度と推定します。
化粧品業界国内トップ企業の資生堂ですが、年収水準はまあまあのようです。ただし資生堂は福利厚生は充実しているため、額面以上の待遇を受けることができるでしょう。
参考:資生堂の年収偏差値チェッカー算定結果
資生堂の役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
役職なし |
22歳〜 |
400万円~650万円 |
係長 |
33歳~ |
600万円~900万円 |
課長 / グループマネージャー |
38歳~ |
900万円~1,200万円 |
部長 |
45歳~ |
1,200万円~1,500万円 |
(当サイト独自調査結果により作成)
資生堂の年収の特徴は、管理職に昇進しなければ大きく年収がアップする機会はなく、徐々に年功序列式に上昇する年収だということです。入社1年目は年収400万円からスタートし、30歳時点で年収600万円程度と見込まれます。その後、40歳時点では課長になれなくても年収800万円程度に到達するでしょう。
資生堂では40歳でグループマネージャー/課長に昇進すると「エリートコース」と呼ばれています。グループマネージャー/課長以上の管理職に昇進するとようやく年収1,000万円に到達しますが、昇進しなければ年収1,000万円に到達することはできません。グループマネージャー/課長に昇進するか否かが年収1,000万円の分かれ目と言えるでしょう。
但し、マネージャーに昇進すると残業手当がつかなくなり当面はむしろ実質給与が低くなることから、マネージャー直前で残業代目当てに会社に居残る社員も少なくないようです。
資生堂は年3回支給されるボーナスの額が大きいので年収は同業他社と比較して見劣りしません。入社5年未満の若手でもボーナスは1度に80万円も支給されます。一方で月の手取りは低い方なので、ボーナスが入らない月は節約の必要がありそうです。ボーナスは個人と会社の業績、両方に左右されます。したがって年次によって大きく年収が変わることもあります。ボーナスは自身の業績評価部分より会社全体の業績と連動するようなので、例えば自分が最高の成績を達成しても会社がワーストの業績だと年収が下がってしまうでしょう。良くも悪くも公平で、その分モチベーションアップにはつながらない給与体系です。
総合職と一般職の年収差ですが、初任給の時点で両者には3万円程度の差額があり、年収差も少なくないと想定されます。
資生堂の評価制度は曖昧で、しかも毎年制度が改定されるようです。また個人の努力が好評価に結びつくかと言えば、そうではありません。収益が出る店舗を担当していれば自分が努力しなくても、良い評価を得られます。逆に、ものすごく努力しており周囲からの人望も厚いのに低成長チャネルを任せられたために評価が上がらない人もいます。つまり、良い評価を得られるかは運の要素が大きいです。評価の傾向としてはずば抜けて優秀な人をあがめるようなことはせず、均一にならし足並みをそろえがちです。また最近は中途採用でマネージャークラスのマーケティング専門家を募集しており、生え抜きを育てる気がないのではとの声も聞かれます。
全社的に女性を活躍させる取り組みを行っており、昇進や昇格で女性が優遇されるシーンが見込まれます。それ故に一見すると不可解な昇格・昇進が発生しているそうです。
資生堂の主な福利厚生
資生堂は大企業なので、福利厚生は手厚い制度が用意されています。しかし近年、月2万円の配偶者手当が廃止となったため、以前の方が優遇されていたと言えるでしょう。それでも家賃補助や子供手当を中心に手厚い制度は存在します。
家賃補助・子供手当
既婚者限定ですが、毎月9万円の家賃補助が支給されます。年換算で100万円を超えるため、年収への影響幅は相当なものです。ただし、通勤時間が2時間を越える場所に居宅を構えること、親元と同居が不可能なこと等満たすべき条件があり、支給期間は7年間と限定されています。また転勤の際は外部物件を社宅扱いで住むことが可能です。社宅利用料で月1万8,000円が給料から控除されますが、MAX月15万円の物件に住めるので実質13万円以上の手当をもらえているとも考えられます。家賃補助の金額が充実しており、基本手当の低さを補っているとも言えるでしょう。「福利厚生で稼ぐ」文化があると言っても良いかもしれません。また産休・育児休暇も取得しやすく、化粧品に関する企業らしく女性が働きやすい環境が整備されています。
産休・育休
資生堂の女性社員は産休や育休を取得し職場復帰する方がほとんどであり、女性が働きやすい環境だと言えます。そして男性でも育児休暇を取得するケースが多いようです。ただし女性の場合、産休や育児休暇を取得するとその後の出世が難しくなるという声もあるのでその点は入社前に注意するとよいでしょう。
資生堂の初任給
月収 |
年収 |
22.8万円 |
400万円~ |
※上記は大卒入社の場合です。
資生堂の初任給は228,890円です。残業手当や通勤手当が別途支給されるため、実際の支給金額はさらに増えます。月収25万円×12=300万円にボーナス100万円を加えれば初年度の年収は400万円程度見込めるでしょう。管理職になるまでの毎年の給与の上がり幅は毎年20万円程度となりますが、それでも年功序列で徐々に給与が上がっていきます。
資生堂に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- 規模が小さいエージェントは資生堂は取引していないため、「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」など、日本最大手の転職エージェントを通じてエントリーする。
- ビズリーチに登録し、資生堂からのスカウトを待つ(※スカウト経由だと書類選考免除になります。)
資生堂は歴史のある日系最大手企業のうちの1つであることもあり、転職エージェントも大手のエージェントを好んで利用する傾向があります。そのため大手の転職エージェント以外に相談しても資生堂の案件はあまり取り扱っていません。日本の三大転職エージェントは「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」の3社です。だからこの3社に相談しましょう。この3社であれば過去の面接で出題された筆記試験や面接の質問・面接の回数なども知っているので、HPから直接応募するより有利でしょう。
また急いでないようでしたら、ビズリーチ経由でスカウトされ書類選考免除になるチャンスを狙うのもよいでしょう。最近では資生堂のような日系大手企業もビズリーチで積極的にスカウトをするようになりました。
こちらの記事でも私の転職経験談やトップ企業に転職する上でオススメの転職サイト・転職エージェントを紹介していますので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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