- ANAで年収1,000万円に到達できる確率
- ANAの平均年収・年収偏差値
- ANAの役職・年齢別の推定年収
- ANAの主な福利厚生
- ANAの初任給
- ANAに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
ANAで年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
50% |
40~49歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回はANAの年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、ANAに入社した場合、総合職にあたるグローバルスタッフ職で入社できれば1,000万円を超える可能性があります。年収1,000万円に到達する時期としては、管理職である課長に昇格するタイミングです。新卒入社17年目以降となりますが平均的には40歳以降に課長に昇進します。
外資系企業のような飛び級昇給はありませんが、安定的に年収が上昇することが特徴です。年収1,000万円を達成したい方は、ANAへの入社は一つの選択肢となるでしょう。その理由について今日は詳しく解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
ANAの平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
ANA(全職種) |
737万円 |
60.9 |
ANA(グローバルスタッフ職) |
推定900万円~1,200万円 |
79.8 |
ANA(30歳時点) |
推定600万円~800万円 |
84.0 |
ANA(40歳時点) |
推定800万円~1,000万円 |
77.8 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
ANAは有価証券報告書によると平均年収は737万円/平均年齢45.8歳と発表されています。但しこれはパイロットや客室乗務員職などを含めた全職種での平均年収です。当サイトの独自調査によると総合職の場合は、推定900~1200万円が推測します。年齢別に年収を見ると、30歳時点の平均年収は推定700万円、40歳時点の平均年収は推定900万円程度と予測されます。加えてANAは福利厚生がとても充実しているため、額面年収以上の待遇を受けることができるでしょう。
参考:ANAの年収偏差値チェッカー算定結果
ANAの役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
役職なし |
22歳~34歳 |
400万円~900万円 |
マネージャー |
35歳~39歳 |
900万円〜1000万円 |
課長 |
40歳~49歳 |
1,000万円〜1,500万円 |
部長 |
45歳~ |
1,500万円〜 |
(当サイト独自調査結果により作成)
こちらがANAの年齢別・役職別の推定年収です。
特徴的なことは、基本的には年功序列で年収が上昇する給与体系であることです。基本給は年次ベースと評価べ巣で構成されており、現時点では6:4の割合です。一年の評価を相対評価でランクに応じて評価給が決まりますが、ランクに差がつく事は少なく、管理職手前までは同期間で差をつけずに毎年7000円程度は昇給していきます。
新卒1年目の年収は350~450万円程度です。しかしここから毎年約40万円ずつ年収が上がっていき、30歳前後で年収700万円に到達します。そして30代中盤から40歳くらいで年収900万円位に到達するのが一般的なようです。30代以降は20代と比較するとやや上昇ペースは緩やかになりますが、年収は年功序列で確実に上昇します。
管理職である課長に昇格するのは最短だと入社後17年目以降の40歳前後、通常だと40~49歳ぐらいの任用が多いようです。課長になると年収1,000~1,500万円前後になります。この課長に昇格できるかが年収1,000万円に到達できるかの分かれ目になるようですが、課長職以上の管理職へ昇進は一定のハードルがあり、グローバルスタッフ職で採用された場合も年収1,000万円に到達するかは実力次第である事を留意しましょう。
課長に昇進した後は、45歳過ぎに部長昇進するのが目安になると言われています。部長になると年収1,500万円以上となりますが、課長職以上にハードルが高いと言えるでしょう。
賞与に関しては、7月と12月に年収の2カ月分が支給されます。業績が良い場合は、6月に前年度の業績に応じた賞与(2カ月分)が支給されます。一方で賞与額は業績により変動幅が大きく、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けた冬の賞与の支給はありませんでした。
ANAの推定年収は航空業界を取り巻く状況により大きく変動があり、航空需要の回復が見込めない状況が続く限りは厳しい状況が続く可能性はあります。
ANAの主な福利厚生
ANAには福利厚生が手厚く働きやすい環境に定評があります。特にワークライフバランスの充実や女性活躍推進の分野はかなり充実しています。
ワークライフバランスの充実
ANAでは有給消化率がかなり高く、社内ホームページで誰にも気を使うことなくボタンひとつで申請ができるそうです。年間の20日の有給付与に加えて、取得日を選択可能なリフレッシュ休暇4日間、公休が126日あり、かなり休暇は充実しているといえます。
一部の職種(サービス業務、一部の経理部門や重要書類をとり扱う業務以外)に関しては、本格的にフレックスタイム制やテレワークなどが導入されており、働きやすい環境が整っています。
さらに休暇には社内の飛行機が無料〜1割の値段で利用することができることもあり、他社に転職をすることができない、もしくは転職後に後悔する人が多いという声もあります。
女性活躍推進制度の充実
同社では女性の働き方に関しての制度も多いです。子供がいる方は一般的なシフトの5〜9割で働く選択ができるため、結婚して子供がいる方もほとんで退職はしません。さらに座席年数と実績を重ねると正社員ではなく契約社員としての雇用も選択することができるようです。この契約社員はかなり人気のポジションになっており、理由としては、勤務日数が減るのに高給取りであること、必要のないミーティングに出席する必要がない、役職などが外れ責任を負わされることがなくなること、などが挙げられます。
また、妊娠中は妊娠発覚の時点で仕事から外れるため、出産準備や家事のことに集中ができます。
業務内容上引き継ぎなどが発生する業務が少なく、有給取得に関しては個人の自由であるため1ヶ月ほどの休みを取り長期旅行に行く人も少なくありません。
ANAの初任給
月収 |
年収 |
23万円 |
350~450万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
ANAの初任給は一般的な企業より少し高めの年収となります。月給は23万円と一見そんなに高くないように見えますが、ANAは「福利厚生」が充実しています。給与体系は年功序列で毎年上昇していきます。新卒入社17年目以降の40歳以降で課長職以上の管理職に昇格することで年収1,000万円に到達します。基本的には入社すれば安定的に年収は上昇すると考えていいでしょう。
ANAに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- 規模が小さいエージェントはANAは取引していないため、「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」など、日本最大手の転職エージェントを通じてエントリーする。
- ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトに登録し、ANAからのスカウトを待つ(※スカウト経由だと書類選考免除になります。)
ANAは歴史のある日系最大手企業のうちの1つであることもあり、転職エージェントも大手のエージェントを好んで利用する傾向があります。そのため大手の転職エージェント以外に相談してもANAの案件はあまり取り扱っていません。日本の三大転職エージェントは「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」の3社です。だからこの3社に相談しましょう。この3社であれば過去の面接で出題された筆記試験や面接の質問・面接の回数なども知っているので、HPから直接応募するより有利でしょう。
また急いでないようでしたら、ビズリーチやリクルートダイレクトスカウト経由でスカウトされ書類選考免除になるチャンスを狙うのもよいでしょう。最近ではANAのような日系大手企業もビズリーチやリクルートダイレクトスカウトで積極的にスカウトをするようになりました。
こちらの記事でも私の転職経験談やトップ企業に転職する上でオススメの転職サイト・転職エージェントを紹介していますので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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