- 大和ハウス工業で年収1,000万円に到達できる確率
- 大和ハウス工業の平均年収・年収偏差値
- 大和ハウス工業の役職・年齢別の推定年収
- 大和ハウス工業の主な福利厚生
- 大和ハウス工業の初任給
- 大和ハウス工業に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
大和ハウス工業で年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
40% |
25~45歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回は大和ハウス工業の年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、大和ハウス工業で年収1,000万円に到達する確率は、40%程度になると予想します。
大和ハウス工業は、年収に占める賞与やインセンティブの割合が高く、仕事の成果に応じて年収が上がります。そのため、成果を上げていれば、勤続年数に関係なく、20代で年収1,000万円に到達する可能性があります。また、昇格していくことで基本給のベースアップが望めるため、課長以上の役職が付くことで、年収1,000万円を超えてくるでしょう。但し、あくまで数字が全ての会社であるため、数字を残せないと辞める社員も少なくありません。営業職の場合、特に離職率は高く3年で半分は辞めると言われています。以上から離職率を加味し、年収1,000万円の到達確率は40%と判定しております。
本日は大和ハウス工業の年収事情について詳しく解説していきます。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
大和ハウス工業の平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
大和ハウス工業(全職種) |
918万円 |
88.1 |
大和ハウス工業(30歳時点) |
推定600~700万円 |
78.6 |
大和ハウス工業(40歳時点) |
推定900~1,000万円 |
90.9 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
有価証券報告書によると、2020年度の大和ハウス工業の平均年収は918万/平均年齢38.9歳と発表されています。年齢別にみると、30歳時点の平均年収は、推定600〜700万円程度、40歳時点の平均年収は、推定900〜1,000万円程度と予想します。大和ハウス工業は、基本給のベースアップはあるものの、成果主義の側面が強いため、勤続年数に比例した年収の上昇は小幅にとどまります。基本給よりも年収に占める賞与とインセンティブの割合が高いため、成果を上げることで20代の若手であっても大きく稼ぐことが可能です。実際のところ、成果を上げる営業マンであれば、20代で年収1,000万円を超えてきます。
参考:大和ハウス工業の年収偏差値チェッカー算定結果
大和ハウス工業の役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
役職なし |
22歳〜 |
350万円~850万円 |
主任 |
30歳〜 |
600万円〜1,200万円 |
係長 |
35歳〜 |
1,000万円〜1,500万円 |
課長 |
40歳〜 |
1,200万円〜1,800万円 |
次長 |
実力次第 |
2,000万円~ |
(当サイト独自調査結果により作成)
続いて大和ハウス工業の役職・年齢別の推定年収を解説します。大和ハウス工業の給与は、基本給と時間外勤務手当、年2回の賞与と福利厚生の4つで構成されています。営業職であれば、さらにこの給与に販促促進手当が加わります。基本給の昇給は年1回行われ、若手のうちは毎年9,000円程度、月給が上がっていきます。入社直後から30歳を迎える入社7〜8年目までは、役職はつきませんがが、成果に応じた販売促進手当が付くため、年収は350〜850万円程度で推移します。30代になり、主任の役職が付くと年収は600〜1,200万円程度、さらに入社15年前後になると係長に昇格し年収は1,000〜1,500万円程度になります。そして入社20年前後で課長に昇格し、年収は1,200〜1,800万円程度になります。実力があれば、そこからさらに次長へと昇格し、年収は2,000万円を超えるようになります。主任クラスまでは等しく昇格するものの、その後は成績を伴わないと役職が上がらないため、人によっては昇給が難しくなります。
営業職に付く販促促進手当は、一棟の原価率に応じた手当と半期の利益額の合計に対する手当の二種類に分かれており、一棟ごとの手当で6〜20万円、半期の手当で20〜40万円が、金額の目安となります。また、大型物件になると1契約あたり数百万が支給されます。賞与は入社1〜3年目までは成績にかかわらず一定額を受け取れますが、入社4年目以降になると半期の成績と評価に基づいて決まります。
評価は支店評価、事業部評価、個人評価の3つに分かれており、個人の成績だけではなく、配属支店や所属部署の業績が関係してきます。拠点評価と個人評価がともに良い場合は、年間に5ヶ月分×2回で10ヶ月分が支給されます。一方で半期に契約が取れないと年間に1〜2ヶ月分程度しかもらえません。個人評価は半期ごとに上司との面談によって行われ、自己評価と他社評価をもとに評価が下されます。評価は、Sを最高としてA〜Dまでの評価とそこからさらにB1、B2などの二段階評価によってランク付けされます。C1やB2ランクが平均的な評価となりますが、3期連続でB2以上を取らないと昇給試験を受けられないため、上司と良い関係を築いておくことが大切です。
大和ハウス工業の主な福利厚生
大和ハウス工業には色々と手厚い制度がありますが、特に特徴的なのは「住宅手当」と「自動車手当」、「育児支援制度」です。大和ハウス工業の社員は、福利厚生を活用することで、額面にプラスして年間50〜200万円程度の給与の上乗せがあると言えます。
手厚い住宅手当(持家割引制度あり)
大和ハウス工業の住宅手当は、毎月給与にプラスして支給されます。賃貸の場合には、家族構成によって多少の違いはあるものの、家賃補助として家賃の7〜8割を会社が負担します。また、単身者向けに社宅扱いの賃貸物件を用意しており、月々15,000円の自己負担で借りることができます。一方、持ち家の場合には、持ち家が自社物件であれば毎月3万円、他社物件であれば毎月1〜2万円の住宅手当を受け取れます。大和ハウス工業では「持家割引制度」を導入しているため、社員やその親族が自社物件を購入すると、本人は10%、親族は6〜8%の割引を受けることができます。このため、社員は持ち家の購入時から福利厚生を受けることが可能です。
自動車手当
大和ハウス工業では、営業職向けに自動車手当を用意しています。具体的な金額としては、業務で使用する自動車が「ハイブリッド車」なのか「ガソリン車」なのかによって異なります。「ハイブリッド車」であれば毎月3.5万円、「ガソリン車」であれば毎月2.5万円が受け取れます。また、業務に使用する自動車が私有車の場合には、業務中に使用したガソリン代が全額保証されます。
充実した育児支援制度
大和ハウス工業では、社を挙げて育児とキャリア構築の両立を掲げており、育児をサポートする体制が整っています。代表的な制度としては、社員またはその配偶者が子供を出産すると1人につき祝い金100万円が支給される「次世代育成一時金制度」や、最初の5日間を有給として子供が3歳になるまで休業できる「育児休業制度」、子供が小学校3年生になるまで短時間勤務ができる「時短勤務制度」があります。
大和ハウス工業の初任給
月収 |
年収 |
21.6万円 |
350~450万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
大和ハウス工業の大卒初任給は、総合職で月額216,000円になります。この金額に年2回の賞与と通勤手当や自動車手当などの福利厚生が加わります。一見すると、基本給はそんなに高く見えませんが、大和ハウス工業はボーナスの割合が高く、入社1年目にして夏に10万、冬に50万の賞与が支給されます。そのため、年収は350〜450万円程度になるでしょう。
成果主義的な側面が強いため、勤続年数が浅い20代の若手でも、数字を上げることで、年収1,000万円以上稼ぐことができるでしょう。
大和ハウス工業に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- 規模が小さいエージェントは大和ハウス工業と取引していないため、「リクルートエージェント
」「
doda」「
JACリクルートメント」など、日本最大手の転職エージェントを通じてエントリーする。
ビズリーチやリクルートダイレクトスカウト
に登録し、大和ハウス工業からのスカウトを待つ(※スカウト経由だと書類選考免除になります。)
大和ハウス工業は歴史のある日系最大手企業のうちの1つであることもあり、転職エージェントも大手のエージェントを好んで利用する傾向があります。そのため大手の転職エージェント以外に相談しても大和ハウス工業の案件はあまり取り扱っていません。日本の三大転職エージェントは「リクルートエージェント 」「
doda」「
JACリクルートメント」の3社です。だからこの3社に相談しましょう。この3社であれば過去の面接で出題された筆記試験や面接の質問・面接の回数なども知っているので、HPから直接応募するより有利でしょう。
また急いでないようでしたら、ビズリーチやリクルートダイレクトスカウト
経由でスカウトされ書類選考免除になるチャンスを狙うのもよいでしょう。最近では大和ハウス工業のような日系大手企業も
ビズリーチやリクルートダイレクトスカウト
で積極的にスカウトをするようになりました。
こちらの記事でも私の転職経験談や大和ハウス工業などトップ企業に転職する上でオススメの転職サイト・転職エージェントを紹介していますので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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