- EYストラテジー・アンド・コンサルティングで年収1,000万円に到達できる確率
- EYストラテジー・アンド・コンサルティングの平均年収・年収偏差値
- EYストラテジー・アンド・コンサルティングの役職・年齢別の推定年収
- EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングの主な福利厚生
- EYストラテジー・アンド・コンサルティングの初任給
- EYストラテジー・アンド・コンサルティングに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
EYストラテジー・アンド・コンサルティングで年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
90% |
28~31歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回はEYストラテジー・アンド・コンサルティングの年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、EYストラテジー・アンド・コンサルティングは年齢に関係なく実力主義で年収が決まるため、順調に生き残ることができれば30歳前後で年収1,000万円に到達するでしょう。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングは新卒入社の初年度から年収500万円をもらえます。最短では28歳~31歳でマネージャー職に就き1,000万円を超えることができます。実力次第では20代で1,000万円を超える事も可能です。
なおEYに転職するときは、リクルートやDODAのような大手エージェントはあまりオススメではありません。
なぜなら「ケース面接」などコンサル特有の選考についての対策ノウハウがないからです(もしコンサル転職でこれらを薦めているサイトがあったとしたら、それは無知かアフィリエイト目的ですね)。
中の人としてはアクシスコンサルティングやアサイン、コンコードエグゼクティブグループのようなコンサル特有の選考である「ケース面接」の対策を徹底的にしてくれる「コンサル特化型転職エージェント」経由で受けることを強く推奨します。
「EYの選考対策のコツ」「EYの転職に強いエージェント」「EYの転職に実はあまり強くないエージェント」についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
本日は4大総合コンサルティングファーム(BIG4)に位置づけられるEYストラテジー・アンド・コンサルティングの年収について詳しく解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名超。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
EYストラテジー(総合職) |
推定1,000~1,200万円 |
137.1 |
EYストラテジー(30歳時点) |
推定900~1,100万円 |
116.2 |
EYストラテジー(40歳時点) |
推定1,300~1,500万円 |
133.6 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
当サイトの独自調査結果では、EYストラテジー・アンド・コンサルティングの平均年収は1,000~1,200万円程度/平均年齢30代前半程度と推定します。
年齢別に年収を見ると、30歳時点の平均年収は推定1,000万円前後、40歳時点の平均年収は推定1,400万円前後と予測されます。加えてEYストラテジー・アンド・コンサルティングは一定の福利厚生も付与されるため、日本においては恵まれた待遇を受けることができるでしょう。
参考:EYストラテジー・アンド・コンサルティングの年収偏差値チェッカー算定結果
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
ビジネスアナリスト |
1年目 |
550万円~575万円 |
コンサルタント |
2年目~3年目 |
550万円~650万円 |
シニアコンサルタント |
3年目~5年目 |
650万円~1,000万円 |
マネージャー |
5年目~8年目 |
900万円〜1,200万円 |
シニアマネージャー |
8年目~15年目 |
1,200万円~1,400万円 |
ディレクター |
12年目~実力次第 |
1,400万円~1,800万円 |
パートナー |
15年目~実力次第 |
2,100万円~ |
(当サイト独自調査結果により作成)
こちらがEYストラテジー・アンド・コンサルティングの年齢別・役職別の推定年収です。なお、EYは実力主義により年収が決まるので、年齢ではなく入社年次を目安に推定年収を算出しました。
基本給はキャリアレベルによって決められています。新卒入社の場合はビジネスアナリストから始まり、年俸550万円前後からのスタートとなります。
昇給のチャンスは年2回あり、賞与も6月と12月に支給されます。クラス(職位)が変動すれば大きく年俸が上がることが特徴です。通常では入社2年目~3年目にコンサルタントに昇格します。コンサルタントに昇格すると大体年収は550~650万円程度になります。
そして入社5~8年目にマネージャーに昇格します。マネージャーになると年収1,000万円の大台が見えてきます。新卒入社の場合は30歳前後で年収1,000万円を達成できるという訳です。
シニアマネージャーになると年収1,200~1,400万円程度になります。そしてディレクターまで昇格するとようやく年収1,500万円の大台に到達します。目安としては最短でも35歳程度にようやく到達するでしょうか。そしてパートナーになるとようやく年収2,000万円の大台が見えてきます。
但し外資系ということもあり完全な成果主義なので、長く在籍したら必ず昇進できるわけではありません。マネージャー・シニアマネージャーまではスピードの差はありながら上がれる社員がいますが、ディレクター・パートナーへの昇格は狭き門です。一生上がることができない社員もいるでしょう。
EYは他のBIG4(PwC・KPMG・デロイト)と比べるとタイトルごとの年収はやや低めでした。しかし昇進スピードは他のBIG4より早いようであり、結果的に年収は他のBIG4と同等のスピードで上昇しているようです。さらに近年ではタイトルごとの年収も改善傾向のようであり、今後は他のファーム以上に給与をもらっていると感じる社員も出てきたようです。
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングの主な福利厚生
EYストラテジー・アンド・コンサルティングは福利厚生が充実しています。グループ内に健康保険組合を抱えてはいませんが「EYJapan健康保険組合」に加盟しており福利厚生サービスとして「ベネフィット・ワン」のも加入しています。また仕事とプライベートを調整しやすい環境です。
充実した福利厚生制度
EYストラテジー・アンド・コンサルティングは「EYJapan健康保険組合」、「ベネフィット・ステーション」の大きく2つで支えています。EYJapan健康保険組合に加入しておりカフェテリアプランを利用することができます。ポイントを商品に交換することも可能です。ベネフィット・ステーションでは託児所、ベビーシッターなど様々なサービスを利用できるだけでなく、レジャーや食事、買い物など様々な場面で割引サービスが利用できます。
仕事とプライベートを調整しやすい環境
EYストラテジー・アンド・コンサルティングは仕事とプライベートとのバランスを調整しやすい環境で仕事ができます。プロジェクト繁忙期には業務が忙しくなる時もありますが勤怠管理が徹底しています。休暇取得の申請もしやすい環境のようです。完全フレックス制も導入されています。
コンサル業界というと激務というイメージと持つ人もいると思いますが、EYストラテジー・アンド・コンサルティングは仕事とプライベートとのバランスが調整しやすい環境で柔軟な働き方ができるでしょう。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの初任給
月収 |
年収 |
42~44万円 |
550~570万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの初任給は月給42~44万円と一般企業の初任給と比べても高めに設定されています。これに年2回の賞与が加わり初年度の年収は大体550~570万円ぐらいになるでしょう。
給与体系は実力主義で昇給はクラス(職位)の昇格が必須です。マネージャーに昇格することで年収1,000万円に到達します。基本的には入社してクラスを昇格することで安定的に年収は上昇すると考えていいでしょう。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- アクシスコンサルティングやアサイン、コンコードエグゼクティブグループに代表される、コンサル特有の選考である"ケース面接"の対策ができる「コンサル業界特化型転職エージェント」に相談し挑むのがセオリーです。
- 直接受ける場合でも、まずはビズリーチやリクルートダイレクトスカウトで登録し、EYからのスカウトされてから受けましょう。(※なぜならスカウト経由だとEYは書類選考免除になります。中の人も過去にEYからビズリーチやリクルートダイレクトスカウトでスカウトを受けました。)
EYやアクセンチュアを代表とする大手外資系コンサルは、近年は年間百人単位で中途採用をするようになり、昔よりいくらか易化しました。
特にEYはデロイトからトップを引き抜いた影響もありファームの規模を急拡大しており、年間500人以上採用しはじめました。EYに転職するのは今年が最大のチャンスといえると思います。
中途では学歴より実力を重視しているため、日東駒専・大東亜帝国レベルの大学出身者でも今なら職歴次第で内定が出ています。とはいえ、"ケース面接"に代表されるような特殊な選考を行うこともあり、選考倍率は依然高めです。
そのため日本で外資系コンサルを受けるときは、総合コンサルの転職決定実績では国内トップのアクシスコンサルティングやアサイン、コンコードエグゼクティブグループのような「外資系コンサルの選考に強い転職エージェント」経由で受けることがセオリーです。
一方で実はリクルートやDODAのような大手エージェントはコンサルティングファームの選考対策ノウハウは全く持っていません。だから知名度だけで大手エージェント経由で受けると後悔することになるでしょう。
また直接受けるにしても、せめてビズリーチやリクルートダイレクトスカウトでスカウトを受け、書類選考免除になってから受けたほうがよいでしょう。なぜならEYはビズリーチやリクルートダイレクトスカウトでスカウトを積極的に行っているからです。
詳しくは下記の記事で「EYの選考に強いエージェント」「元社員に聞くEYの選考対策方法」を紹介しているので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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