- セールスフォースで年収1,000万円に到達できる確率
- セールスフォースの平均年収・年収偏差値
- セールスフォースの役職・年齢別の推定年収
- セールスフォースの主な福利厚生
- セールスフォースの初任給
- セールスフォースに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
セールスフォースで年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
70% |
30~35歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回はセールスフォースの年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、セールスフォースで年収1,000万円に到達する確率は、70%程度になると予測します。セールスフォースは、ジョブグレードに基づいた基本給とインセンティブ(賞与)を合わせた年俸制であり、支給されるインセンティブに上限がないのが特徴です。配属部署によってインセンティブの基準は異なりますが、セールスに関して言えば、基本給600万円にインセンティブ400万円が理論年収となっています。インセンティブの金額は年間のKPIの達成率に基づいて決定され、年間達成率100%でおおむねインセンティブが400〜600万円になります。そのため、年間の定められたKPIを達成することで年収1,000万円に到達するでしょう。
なお、30歳前半で年収1,000万円を超えている社員は多くいるようですが、社員からは100%を達成しているセールスは全体の50%のようです。誰もが理論年収通りに稼げるとは限らないようです。以上のことを加味し、到達確率は70%と推定しました。
なおセールスフォースに転職するときは、リクルートやDODAなどの日系大手エージェントは外資系企業の選考対策ノウハウは弱いのであまりオススメではありません。LinkedInやJACリクルートメント、ロバート・ウォルターズ、エンワールド・ジャパンのような「外資系に強い転職サイト・転職エージェント」経由で受けることを強く推奨します。エージェントを介さず直接受ける場合でも、せめてビズリーチかリクルートダイレクトスカウトでスカウトを受け、書類選考免除になってから受けたほうがよいでしょう。
詳しくは下記の記事の中で、外資系企業の選考に強い転職サイト・転職エージェントを紹介しているので、宜しければ御覧ください。
本日はセールスフォースの年収事情について詳しく解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
セールスフォースの平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
セールスフォース(全職種) |
推定900〜1,100万円 |
102.5 |
セールスフォース(30歳時点) |
推定900~1,000万円 |
110.8 |
セールスフォース(40歳時点) |
推定1,300~1,500万円 |
112.7 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
セールスフォースの全職種の平均年収は、推定1,000〜1,100万円程度(平均年齢30代半ば)になると予測します。年齢別にみると、30歳時点の平均年収は推定900〜1,000万円程度、40歳時点の平均年収は推定1,300〜1,500万円程度になると予測します。セールスフォースは、中途入社が中心の会社であることから、年齢と年収に相関関係はあまりなく、配属先のジョブグレードによる基本給と年間達成率に基づいたインセンティブによって年収が決まります。昇格は成績上位者から行われるため、年功序列的な要素は一切なく、成果に基づいた実力主義の会社となっています。
参考:セールスフォースの年収偏差値チェッカー算定結果
セールスフォースの役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
役職なし |
22歳〜 |
600万円〜1,500万円 |
課長 |
実力次第 |
1,500万円〜2,000万円 |
部長 |
実力次第 |
2,000万円〜 |
(当サイト独自調査結果により作成)
続いてセールスフォースの役職・年齢別の推定年収を解説します。セールスフォースの給与は、基本給とインセンティブを合わせた年俸制で、年俸を12分割した金額が毎月支払われます。新卒入社の場合には、年収400〜450万円程度からのスタート、中途入社の場合には、前職の給与水準から最大20%を加えた金額からのスタートとなります。セールスに配属されると配属数年で基本給は600万円〜となり、KPIの達成率が100%で400〜600万円程度のインセンティブが付きます。達成率が100%を超えるとインセンティブの金額は青天井とも言われ、KPIの達成率が200%で1,000万円程度の金額が目安となるようです。そのため、セールスで成果を上げることができれば、年収は1,000〜1,500万円程度に到達するでしょう。
基本給の昇給は年に1回、最大4%を上限に行われます。ジョブグレードが上がらない限り昇給は望めないようですが、基本給だけで年収700〜1,000万円程度の金額レンジは可能なようです。役職ごとの年収の目安としては、部門マネージャークラスで年収は1,500〜2,000万円程度、本部長クラスで年収は2,000万円〜になります。
昇格に関わる評価は、職種によって違いがあるものの、おおむねKPIの達成率やV2MOMと呼ばれる独自の自己評価制度を基準に評価が下されます。セールスの場合は、100%定量的な売上評価となっており、2年連続で年間目標を達成するとジョブグレードが上がるようです。それ以外の職種は、上司からの定性評価に加えて、1on1ミーティングでの他者からの評価や普段の振る舞いが、評価の対象となるようです。
セールスフォースの主な福利厚生
セールスフォースには色々と手厚い制度がありますが、特に特徴的なのは「RSU/ESPP」と「ウェルネス補助金」、「学校費用や不妊治療、医療保険の会社負担」です。
RSU/ESPP
セールスフォースは、「RSU」や「ESPP」を導入しています。RSUとは「Restricted Stock Units」の略であり、日本語では「譲渡制限付き株式ユニット」と呼ばれます。RSUは主に米国企業で浸透しており、自社株の権利をボーナスの一部として付与する仕組みです。権利を付与された社員は一定期間経過後に権利が確定し、株式が売却可能となります。そのため、RSUは、社員の仕事へのモチベーションを高めたり、優秀な社員を会社に繋ぎ止める目的として使われます。セールスフォースにおけるRSUの付与は、成績優秀者やマネージャークラスに限られますが、成長途中の自社株式を付与される経済的メリットは大きいと言えるでしょう。また、ESPPとは「Employee Stock Purchase Plan」の略であり、日本語では「従業員株式購入プログラム」と呼ばれます。
社員が自社株式をお得に積み立てられる制度であり、給与の最大15%までを自社株の購入に拠出できます。ESPPでは自社株を市場価格の15%割引で購入できるため、活用している社員は多くいるようです。
ウェルネス補助金
セールスフォースでは、ウェルネス補助金として毎月1万円までジムやフィットネス、マッサージにかかる費用を補助金として出しています。社員はジムなどにかかる費用を会社に申請することで、後々給与として戻ってきます。
学校費用や不妊治療、医療費も会社負担
社員がスキルアップの一環として、学校に通う際には学習手当として年間に最大60万円まで会社が費用を負担してくれます。また、不妊治療に対する補助金支給が始まったようで、正式に結婚している社員であれば年間200万円まで会社が費用を負担してくれます。この他にも、在籍中の社員が怪我や病気をした時には医療保険によって、会社が医療費の全額が負担します。
セールスフォースの初任給
月収 |
年収 |
31〜37万円 |
400~450万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
セールスフォースの大卒初任給は、基本給と賞与を合わせて、年収は400〜450万円程度になります。入社1年目は実績がないため、賞与はほとんど出ないようです。給与は決して高いとは言えず、月収は31〜37万円程度になるでしょう。職種や配属された部署によってインセンティブの基準は異なるものの、成果に比例して年収が上がる給与体系を取っています。若いうちから成長できる環境を求めている方には、おすすめの企業と言えそうです。
セールスフォースに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- LinkedInやJACリクルートメント、ロバート・ウォルターズ、エンワールド・ジャパンなどに代表される「外資系に強い転職サイト・転職エージェント」を活用して転職活動をした方がよいでしょう(なぜならリクルートエージェント やdodaなどの日系大手エージェントでは外資の求人は少ないからです)。
- またビズリーチやリクルートダイレクトスカウトに登録し、セールスフォースからの面接確約スカウトを待つのも有効な戦略です(よくセールスフォースはこちらの2つのサイトで面接確約スカウトをしています。中の人にも1度スカウトが来ました)
セールスフォースのような世界を代表する外資系企業は、採用を意思決定する幹部社員になるほど外国人が多く、そして採用要件も「語学力」が必須となる企業が多いです。その影響もあり、リクルートやDODAなどの日系大手エージェントではなく、LinkedInやJACリクルートメント、ロバート・ウォルターズ、エンワールド・ジャパンなどに代表される「外資系に強い転職サイト・転職エージェント」を好んで使用する傾向があります。そのため上記に挙げた4サービスはまず登録しておくとよいでしょう。
またビズリーチやリクルートダイレクトスカウト経由でセールスフォースから直接スカウトされ、書類選考免除になるチャンスを狙うことも有効です。近年ではセールスフォースもビズリーチやリクルートダイレクトスカウトで何度も公募やスカウトをするようになりました。中の人も過去に一度セールスフォースからスカウトを受けたことがあります。セールスフォースへの転職を狙っている方はこの2つのサイトも登録しておくとよいでしょう。
詳しくは下記の記事の中で、外資系企業の選考に強い転職サイト・転職エージェントを紹介しているので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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