転職サイト/転職エージェントの「中の人」のここだけの話 |年収1,000万円を狙えるおすすめ企業図鑑

某転職サイトと転職エージェントの「中の人」です。日本の転職と就活の裏側や年収事情を「忖度なく」ストレートに語ることで、「このサイトだけ見ていれば、誰もが挑戦的なキャリアを描ける」ことを目指しています。

【保存版】年収1,000万円/年収2,000万円になるには?年収が高い企業の条件・年収が決まるメカニズム ~業界別の初任給/30歳/40歳時点の年収比較~

※この記事はPRを含みます※

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転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。

 

この記事では結論からいうと、下記のことをお伝えしたいと思っています。

 

  1. 年収1,000万円はどの業界・企業に入社するかにより、「イージーゲーム」か「ハードゲーム」か大きく変わる。
  2. 日本で年収2,000万円を達成できる業界・企業は限定される。そして、どの業界・企業を選ぶかにより、年収は最低200万円から最大数億円まで大きく可変する。
  3. 「ハードゲーム」から「イージーゲーム」に移行することは難しい(一方で逆は簡単)ので、年収だけを考えるならば転職より就活を頑張った方が圧倒的にコスパがよい。

 

 

上記のことを図解して解説すると、役職×業界別の年収目安は下記のようになります。

 

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要するに、業界・企業によっては年収1,000万円は役員にならないと難しいし、業界・企業によっては入社1,2年目から年収1,000万円は到達するのです。

 

 

 

今日は「年収が高い企業の条件」について詳しく解説したいと思います。

 

また、こちらの記事で中の人が25歳年収300万円から30代で年収1,500万円に到達した経験談を解説していますので、こちらも併せて御覧ください。

 

www.jobdirect.jp

 

 

【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人

某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年選手。25歳年収300万円の時に勤めた無名企業が倒産→27歳で東北地震で会社を解雇→転職4回で現在は年収1,300万円超です(最近5回目の転職をし年収1,500万円超になりました)。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名超。
twitter:転職サイトの中の人
twitter:就活サイトの中の人

 

【グラフ】日本の主要業界・主要企業の年収比較

 

下記は、日本を主要業界・主要企業の年収を、各社公表の初任給に加え、Openworkキャリコネ・投稿された従業員の年収口コミデータ、国税庁「平成28年度 民間給与実態統計調査」を参考に作成した比較表です。

 

日本の主要業界・主要企業の年収比較表


30歳時点までの比較
 

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40歳時点までの比較

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以上のデータから分かることは、主に下記の6点です。

 

  1. 外資系投資銀行の年収は規格外
  2. 戦略コンサルで生き残り続ければ年収3,000万は見える
  3. 総合商社・総合コンサルは、働き続ければ年収2,000万に到達可能
  4. ミドルベンチャーやメガベンチャーは初任給以降の年収上昇カーブは相対的に低め。
  5. 退職金や住宅補助などの福利厚生(総額5000万円~1億円)を踏まえると、実質収入はメガベンチャーより大手事業会社の方が明らかに高い
  6. とはいえ、全国平均と比べればどの企業も明らかに高い

 

但し、投資銀行・戦略コンサルは激務とカウンセリングアウトのリスクを伴いつつの年収です。

 

具体的に日本の平均年収と激務度の分布図を示すと下記のようになります。

 

日本の平均年収×激務度分布

 

投資銀行や戦略コンサルは高年収と引き換えに激務が必ず伴います。もしQOLを求めるならば、総合商社、総合コンサル、メガバンクあたりに就職するのが無難でしょう。

 

上記を読めば、普通の会社だと年収1,000万円はハードゲームであることが分かりますが、一部の企業ではイージーゲームであることが分かるでしょう。

 

さて、ここからは「なぜ、このような激しい年収格差が生まれるのか?」について解説します。

 

年収が決まるメカニズム

 

そもそも年収はどのように決まるかというと、「価格戦略」と同じく「その会社自身の利益構造」「ターゲット人材の年収相場」によって主に決まります。

 

説明する上での前提知識として、「商品の価格決定理論(プライシング・メカニズム)」について解説したいと思います。

 

価格というのは、常に下記の3つの観点によって決まります。

 

 

1)「自社コスト」に基づいた価格決定

  • この商品一つにかかっているコストを踏まえると、利益を出すには最低いくらの価格が必要か?
  • またいくらまで儲けたいか?

※例:「これは作る際に1個400円かかった。20%の利益が欲しいから500円で売ろう!」

 

2)「競合相場」に基づいた価格決定

  • 競合がいくらの価格で普段販売しているか?

※例:「競合が500円で売っているなら、ウチも利益度外視で500円だ!」

 

3)「顧客価値」に基づいた価格決定

  • 顧客はいくらまでならその製品に出してよいと感じているか?

※例:「顧客はこの商品には最大でも500円しか払う気がない。だから、あまり利益でないけど500円で売ろう!」

 

 

 

以上の商品の価格決定理論「年収」にあてはめると、次のようになります。

 

 

1)「自社コスト」に基づいた年収決定

  • 自社の事業の利益構造を踏まえると、従業員1人あたりに最低いくらまで年収が出せるか?
  • また自社はいくらの利益を確保したいのか?

※例:「ウチの従業員1人あたりの売上高は1億円で、人件費を抜いた売上利益率は20%、つまり利益は2,000万円残る。なら最終的な売上利益率は10%にしたいから従業員にはこの利益の半分、年収1,000万円を分配しよう!」

 

2)「競合相場」に基づいた年収決定

  • 競合会社が通常いくらの年収を設定しているのか?

※例:「競合はこの人材に対して普通年収1,000万円を出しているのか。ならばウチも年収1,000万円出そう!」

 

3)「顧客価値」に基づいた年収決定

  • 顧客がもし自社に入社するなら年収はいくら必要と感じているのか?

※例:「この人材は年収1,000万円じゃないと入社しないと言っている。どうしても欲しいから年収1,000万円だそう!」

 

 

年収を上げる上では、上記3つの中でも特に「1)自社コスト」と「2)競合相場」が重要です。

 

なぜなら、

 

  • 年収を多く従業員に還元できる企業(=従業員1人あたり利益が高く、かつ、給与を従業員に多く還元する気持ちがある企業)でないと、年収は高くできない
  • 競合の年収が高くないと、年収は高くならない。なぜなら競合の年収が高くないと年収を高くする「理由」がない

からです。

 

飲食業・小売業の販売員の年収が高くない理由は、事業構造として薄利な上、競合の年収が低いからですね。

 

年収だけなら金融系に行くのがベスト

過去にアンテロープ・キャリアコンサルティングが実施した調査結果によると、年収2000万以上のビジネスパーソンの78.8%が金融系でした。

 

その理由は下記の二点です。

 

  1. ビジネスとしての取扱金額が大きい
  2. 金融業界の商品は"情報"と人”と呼ばれるぐらい、人件費以外で必要な費用が少ない

 

以上のことから、金融系は従業員一人あたりに還元できる利益額が高くなる事業構造なのです。

だから年収が高いのです。

 

生涯年収を踏まえた就職先の判断基準

 

ただし、年収の高さを保つには、あくまでその業界とその仕事が存続し続けていることが必須条件になります。

つまり、廃れる業界・仕事にいた際は年収をいずれキープできないということです。

 

よって、引退まで長期的に高い年収を確保するには、以下の選択基準を基に就職先を定めることを中の人としてはオススメします。

 

  1. 初任給ではなく「実質生涯収入」が高い会社・業界・職種に就く
  2. 「転職市場価値が高い」会社・業界・職種に就く
  3. 自分の能力なら評価されやすいor昇進しやすい会社に入社する

 

上記3つの中でも、優先順位をつけるならば1>2>3の順番で大事だと思います。

 

なぜなら、この記事の冒頭で申し上げたように、昇進する(役職を上げる)より業界を移す方が年収の上昇幅も大きいし簡単だからです。

 

生涯年収を踏まえた、中の人が薦める就職先

 

以上を踏まえると、中の人がオススメする企業は下記の通りです。

  • 投資銀行
  • 戦略コンサルティングファーム
  • 総合商社
  • 電通・博報堂
  • メガバンク(法人部門)
  • キーエンス・リクルートのような比較的早期に年収1000万に到達し、かつ転職市場価値が高い大手事業会社

 

続けて下記の企業が「条件付きオススメ企業」です。

  • テレビ局
  • 新聞
  • 転職市場価値が高くない大手事業会社
  • 転職市場価値が高いメガベンチャー

 

なぜ条件付きかというと、転職市場価値・業界の外部環境・年収のいずれかにリスクがあるためです。そのリスクを勘案した上で入社するとよいでしょう。

 

逆に言うと、ミドルベンチャーやスタートアップは裁量の大きさや仕事内容は魅力的ですが、生涯年収が少なくなるリスクがかなり高くなります。

 

そのリスクを承知した上で入社の意思決定をしないと後で後悔するので、気を付けましょう。

 

ちなみに「今後、市場価値が高い会社/仕事」については下記で自論を書きました。こちらも併せて御覧ください。

www.jobdirect.jp

 

年収1,000万円・年収2,000万円を転職で実現するには?

 

中の人は25歳年収300万円から5回の転職を重ねた結果、30代で年収1,500万円になりました。

 

その成功体験を基に語ると、平均年収を上げるポイントは3つあります。

 

  1. 「平均年収が高い業界・会社」を選ぶこと
  2. 「自分が評価されやすい状況にある会社」を選ぶこと
  3. 年収によって自分に合う転職サービスは違うので、年収が上がる度に付き合う転職サービスを変えること

 

現在の年収

使うべき転職サービス

年収300万円以下 

〇:リクナビNEXT dodaのような「通常の転職サイト」を使うべき。

×:転職エージェントを利用するにはまだ経験が不足

 

年収300~600万円

〇:リクルートエージェント JACリクルートメントマイナビエージェントのような「総合型転職エージェント」を使うべき。

×:リクナビNEXTのような「通常の転職サイト」は段々合わなくなる。

 

年収600~800万円        

〇:エージェントはコンサル志望ならコンコード、金融志望ならコトラのような「業界特化型転職エージェント」を利用すべき。

〇:この時期からビズリーチLinkedInリクルートダイレクトスカウトのような「ハイクラス転職サイト」も併用すべき。

×:リクルートエージェントのような「総合型転職エージェント」は合わなくなるので、もう卒業。

 

年収800~1,000万円以上

〇:同じく「業界特化型転職エージェント」と「ハイクラス転職サイト」を併用すべきだが、年収600~800万円の時以上に、ビズリーチLinkedInリクルートダイレクトスカウトのような「ハイクラス転職サイト」をより積極的に利用すべき。

 

 

こちらの記事で、私が25歳年収300万円から30代で年収1,500万円に到達した経験談を解説していますので、宜しければ御覧ください。

 

www.jobdirect.jp

 

【大学生向け】年収1,000万円・2,000万円を目指すには

 

他の記事でも解説していますが、遅くとも大学2年3月1日から就活早期層向けのサービスを活用して、就活を開始することが非常に有効です。

 

トップ企業内定者がオススメしていた就活サービスについては下記に詳しくまとめましたので、是非ご一読ください。

 

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年収1,000万円・2,000万円を狙える企業を知るには?

 

本サイトでは【年収1,000万円図鑑】と題して、「業界別年収ランキング」「業界毎の年収の違い」について、下記の記事で分析・考察しています(各社毎になんと200記事近くの分析記事があります)。

各社の年収水準がすぐに分かることができますので、一度覗いてみるとよいでしょう。年収への見方が大きく変わると思います。

 

◆総合商社

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◆戦略コンサルティングファーム

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◆総合コンサルティングファーム

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◆シンクタンクファーム

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◆デベロッパー

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◆広告代理店

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◆証券・銀行

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◆保険

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◆外資系

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◆インターネット・通信・情報

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◆メーカー他

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業界別平均年収、年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件

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<業界別年収ランキング>

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