- 住友林業で年収1,000万円に到達できる確率
- 住友林業の平均年収・年収偏差値
- 住友林業の役職・年齢別の推定年収
- 住友林業の主な福利厚生
- 住友林業の初任給
- 住友林業に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
住友林業で年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
90% |
27~45歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回は住友林業の年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、住友林業で年収1,000万円を超える確率は、45%程度になると予想します。住友林業は、職種によって賞与にインセンティブが導入されているため、利益を上げることで20代で年収1,000万円に到達することが可能です。また、勤続年数に比例して役職や年収がアップする年功序列的な側面もあるため、遅くとも課長以上の役職がつく40歳以降に、年収1,000万円に到達するでしょう。
本日は住友林業の年収事情について詳しく解説していきます。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
住友林業の平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
住友林業(全職種) |
869万円 |
73.9 |
住友林業(総合職) |
推定900~1,000万円 |
79.5 |
住友林業(30歳時点) |
推定600~750万円 |
81.35 |
住友林業(40歳時点) |
推定850~1,000万円 |
79.5 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
有価証券報告書によると、2020年度の住友林業の平均年収は869万/平均年齢42.6歳と発表されています。総合職に限定した平均年収は、推定900〜1,000万円程度と予想されます。また、年齢別にみると、30歳時点の平均年収は推定600〜750万円程度、40歳時点の平均年収は850〜1,000万円程度となり、40歳以降に年収1,000万円に到達するでしょう。
住友林業は、年功序列的な側面があるため、勤続年数を重ねて役職が付くことで年収が上がっていきます。ただし、住宅営業職は、半期の利益額に対して賞与が算定される、成果主義の仕組みを導入しています。そのため、実力のある営業マンは、勤続年数にかかわらず年収1,000万円を超えてきます。
参考:住友林業の年収偏差値チェッカー算定結果
住友林業の役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
役職なし |
22歳〜 |
400万円~500万円 |
主任 |
27歳〜 |
550万円〜650万円 |
係長 |
35歳〜 |
800万円〜900万円 |
課長 |
40歳〜 |
1,000万円〜1,200万円 |
(当サイト独自調査結果により作成)
続いて住友林業の役職・年齢別の推定年収を解説します。住友林業の給与は、基本給と年2回の賞与、時間外勤務手当と福利厚生の4つで構成されています。基本給の昇給は、年1回4月に行われ、マネージャークラスになる入社12年目までは、職種によらず毎年1万円ずつ月給が上がっていきます。入社直後から入社4年目までは年収400〜500万円程度で推移しますが、主任の役職が付く入社5年目のタイミングで50万円程度の給与の上昇があり、年収は550〜650万円程度になります。その後は、毎年の定期的なベースアップに加えて、昇格するたびに年収が100〜150万円程度上がります。目安としては、入社12年目で係長となり年収800万円程度、入社20年目で課長となり年収1,000万円になります。一般的には、昇格していくことで、このような年収の推移を辿りますが、住友林業では賞与にインセンティブを導入しています。賞与のインセンティブは、職種ごとに仕組みが異なるため、入社した職種によっては、役職や勤続年数にかかわらず、大きく稼げるのが特徴です。
住宅営業職の場合には、入社後3年間は賞与が保証されているものの、4年目からは賞与の半分に対して半期の利益額から賞与が算定されます。利益額の基準は、受注の契約時ではなく、工事の着工時になりますが、おおむね年に10棟売ることで、20代で年収1,000万円に到達することが可能です。一方、建築技術職や業務企画職の場合には、賞与の6割が固定されており、残りの4割が会社の業績に連動する仕組みとなっています。そのため、賞与は半期ごとの会社の業績に左右されます。
昇格に関わる人事評価は、年2回半期ごとに行われます。行動評価と業績評価の2つの評価軸からなり、ウェブ上で入力した自己作成シートに基づいて、各所属部門の上長と面談します。面談後は、評価結果が人事部門に回され、評価調整が行われます。最終的な評価は、同じ職種や職位同士を比べる相対評価にて、Sを最高としたA〜Dまでの5つのランクで評価されます。相対評価であるがゆえに、良い成果を上げても正当な評価が反映されないことがありますが、良い評価を累積で取らないと、昇格が遅れるため、最低限の数字を上げることは必須となります。
住友林業の主な福利厚生
住友林業には色々と手厚い制度がありますが、特に特徴的なのは「育児休業制度」と「住宅補助」、「私有車持込補助金」です。住友林業の社員は、福利厚生を活用することで、額面にプラスして100〜150万円程度の給与が上乗せされていると言えます。
育児休業制度
住友林業では、社員の育児をサポートする体制が整っています。育児休業では、子供が2歳を迎えた後の3月31日まで休業することが可能であり、職場に復帰した後もフレックスタイム制や週休3日制などの時短勤務に対応しています。また、小学校6学年末までの子供を対象に、看護休暇と行事休暇が用意されています。この休暇は、給与が全額支給された状態で、年間10日間まで時間単位による休暇が取得できる制度です。子供が2人以上になると、さらに5日間加算された年間15日まで取得できるなど、社員の子育てに配慮された制度設計がなされています。
住宅補助(家賃補助あり)
住友林業では、給与から天引きされる形で、住宅補助を受けられます。賃貸の場合には、毎月10万円前後を上限に、会社が家賃の75%を負担してくれるため、残りの25%を自己負担するだけで都心部に住むことができます。また、持ち家の場合には、自社でマイホームを購入することで毎月3万円の住宅補助を10年間受け取ることができます。
私有車持込補助金(車両手当)
住友林業では、仕事に車両が必要な住宅営業職向けに、私有車持込補助金を用意しています。補助金の金額は、持ち込む私有車が「ハイブリット車」なのか「ガソリン車」なのかによって異なります。具体的な金額としては、「ハイブリッド車」の場合には毎月4万円、「ガソリン車」の場合には毎月2.5万円がそれぞれ支給されます。この金額に加えて、別途ガソリン代と自賠責保険料を会社が負担します。走行距離を随時、会社に報告する必要がありますが、私有車のランニングコストを大幅に抑えることが可能です。
住友林業の初任給
月収 |
年収 |
22.3万円 |
400万円〜 |
※上記は大卒入社の場合です。
住友林業の大卒初任給は、総合職で20.5時間分の残業代32,800円を含めた、月額223,000円になります。この金額に、年2回の賞与と福利厚生の通勤手当や私有車持込補助金を加えると、年収400万円程度には達するでしょう。
毎年1万円ずつのベースアップに加え、入社4年目からは、業績や評価に連動したインセンティブが導入されるため、人によっては20代後半から年収1,000万円以上稼ぐことが可能でしょう。
住友林業に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- 規模が小さいエージェントは住友林業と取引していないため、「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」など、日本最大手の転職エージェントを通じてエントリーする。
- ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトに登録し、住友林業からのスカウトを待つ(※スカウト経由だと書類選考免除になります。)
住友林業は歴史のある日系最大手企業のうちの1つであることもあり、転職エージェントも大手のエージェントを好んで利用する傾向があります。そのため大手の転職エージェント以外に相談しても住友林業の案件はあまり取り扱っていません。日本の三大転職エージェントは「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」の3社です。だからこの3社に相談しましょう。この3社であれば過去の面接で出題された筆記試験や面接の質問・面接の回数なども知っているので、HPから直接応募するより有利でしょう。
また急いでないようでしたら、ビズリーチやリクルートダイレクトスカウト経由でスカウトされ書類選考免除になるチャンスを狙うのもよいでしょう。最近では住友林業のような日系大手企業もビズリーチやリクルートダイレクトスカウトで積極的にスカウトをするようになりました。
こちらの記事でも私の転職経験談や住友林業などトップ企業に転職する上でオススメの転職サイト・転職エージェントを紹介していますので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
◆総合商社
◆戦略コンサルティングファーム
◆総合コンサルティングファーム
◆シンクタンクファーム
◆デベロッパー
◆広告代理店
◆証券・銀行
◆保険
◆外資系
◆インターネット・通信・情報・ゲーム
◆ゼネコン・住宅
◆医薬品
◆インフラ・海運
◆空港・旅行・交通・放送
◆メーカー・その他
◆業界別平均年収、年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件
◆業種別・年代別のおすすめ転職サイト・転職エージェント