- 積水化学工業で年収1,000万円に到達できる確率
- 積水化学工業の平均年収・年収偏差値
- 積水化学工業の役職・年齢別の推定年収
- 積水化学工業の主な福利厚生
- 積水化学工業の初任給
- 積水化学工業に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
積水化学工業で年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
60% |
35~45歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回は積水化学工業の年収事情についてまとめてみました。積水化学工業は、セキスイハイムで知られる住宅やプラスチック製品を販売する企業です。
年収に関して結論から言うと、当社の独自調査の結果から積水化学工業に入社した場合、60%の確率で年収1,000万円を超えることができます。年収1,000万円を超える目安は、主事(課長)に昇進するタイミングとなります。
なお、昇進試験の受験資格は、人事評価の結果だけでなく年次が重要視されるため、20代で主事(課長)に昇進することは難しいです。ただし、昇進できる年次を迎えれば昇進の機会はもらえるので到達時期に差はありますが、積水化学工業に入社すれば高い確率でいずれ年収1,000万円に到達できるでしょう。
積水化学工業の年収に関して、さらに詳しく知りたい方は以下で解説しますので、参考にしてください。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
積水化学工業の平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
積水化学工業(全職種) |
904万円 |
78.1 |
積水化学工業(30歳時点) |
推定600~700万円 |
78.6 |
積水化学工業(40歳時点) |
推定840~960万円 |
77.8 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
積水化学工業が2020年に公表した有価証券報告書によると、平均年収は904万円/平均年齢40.3歳でした。なお、2015年の平均年収は959万円/平均年齢43.1歳でしたので、この5年間で55万円、減少しています。ただし、平均年齢も下がっていますので、給与水準が下がったというよりも若い世代の割合が増えたためと推定されます。
また、同業種である大手化学メーカーで比較した場合、住友化学891万円、三井化学847万円、旭化成791万円、東ソー793万円のため、同業種の中では高い給与水準にあると言えます。
なお、給与体系は、住宅営業とそれ以外の社員で異なります。住宅営業は自身の営業成績に応じて、インセンティブを受け取ることができるため、営業成績が良好であれば20代でも年収1,000万円を超えることができます。
住宅営業以外の社員の給与体系は年功序列であることから、年次に従って年収が上がっていきます。当サイトによる独自調査結果では、30歳時点の平均年収は推定600~700万円、40歳時点の平均年収は推定840~960万円と推定されます。加えて、積水化学工業は福利厚生(世帯主手当、住宅手当、退職金など)を手厚く提供している点も従業員にとって大きなメリットです。
参考:積水化学工業の年収偏差値チェッカー算定結果
積水化学工業の役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
役職なし |
22歳〜32歳 |
400万円~700万円 |
上級(係長) |
30歳〜40歳 |
600万円〜1,000万円 |
主事・課長 |
35歳〜45歳 |
1,000万円〜1,200万円 |
参事・部長 |
42歳〜 |
1,100万円〜1,300万円 |
(当サイト独自調査結果により作成)
こちらが積水化学工業の年齢別・役職別の推定年収です。ポイントは、積水化学工業の年収は、安定的に右肩上がりで上昇する年功序列の給与体系であることです。
新卒1年目の年収は残業時間によって変わってきますが、400~500万円程度です。20代のうちは同期と年収の差はほとんどなく、毎年20~30万円ずつ年収が上がっていき、30歳前後で年収600万円、30代半ばで700万円を超える見込みです。
積水化学工業の給与体系は、基本給と2回のボーナス(6月、12月支給)で構成されています。基本給は3つに分かれており、全員一律の基礎部分、資格給、年齢や今までの人事評価による業績給です。このうち、資格給は社内で行われる昇格試験に合格することで上げることができます。業績給は、いわゆる定期昇給により毎年上がり、上がり幅は前年度の人事評定の結果により変動します。
資格給を上げるために必要な昇進試験に関して、受験する権利は人事評価とともに年齢も考慮されるため、一般企業では係長に相当する上級職への昇進は30代前半が目安です。そして、昇進が早い人であれば30代半ばに管理職となる主事職(課長)に昇格でき、年収は1,000万円を超えます。さらに主事職(課長)で成果を上げ続けることができれば、40代前半~50才前半で参事職(部長)に昇進でき、年収1,100~1,300万円をもらえます。
積水化学工業で気を付けることは、住宅営業の担当とそれ以外の社員では給与額が大きく異なることです。住宅営業の担当は、自身が受注した売り上げに従ってインセンティブを受け取れます。そのため、成績次第では高い年収を得ることができ、同期内でも年収に格差が生じます。一方で、住宅営業以外の担当社員にはインセンティブの支給がなく、人事評価による定期昇給やボーナスのみでしか差がつかないため、同期間では大きな差が出ません。
積水化学工業の主な福利厚生
積水化学工業の福利厚生は一般企業と比較してさまざまな手厚い制度が用意されています。以下では、積水化学工業の福利厚生の中で特徴的な「手厚い生活保障制度」と「充実した育児支援制度」について、解説していきます。
手厚い生活保障制度
積水化学工業では、家族を持ったときに最も手厚く生活保障を受けられます。まず、結婚して配偶者を持つことで、世帯主手当として月53,000円が支給されます。さらに、結婚後5年間は賃貸住宅に住んでいる場合は上限35,000円、持ち家に住んでいる場合は一律30,000円、住宅手当に加えて住居費として補助されます。結婚してお金がかかる時期に生活費の中で大きなウェートを占める住居費を手厚く支援してもらえるので、助かる社員も多いでしょう。なお、新婚世帯でなくても賃貸住宅に住んでいる場合、住宅手当が支給されます。
また、福利厚生の一環で「カフェテリアプラン」が用意されており、年間6万円までは書籍購入や資格取得などの自己啓発費用やスポーツジムの利用料金、人間ドックの受診費用を負担してくれます。
充実した育児支援制度
積水化学工業は女性が働きやすい職場を目指し、育児支援制度を充実させていることから、厚生労働省により「くるみん認定」を受けています。また、上場企業の中で女性の活躍推進に力を入れていると経済産業省に認定され、2020年度の「なでしこ銘柄」にも選ばれました。
積水化学工業は、「次世代育成制度」として、育児をする社員を支援する制度を設けています。まず、子供が3歳の誕生日までは育児のために休職可能な制度や1歳6か月までは手当が支給される制度が整備されています。また、職場復帰をした後は短時間勤務や就業時間の変更、時間単位での年休取得などが可能です。
加えて、生活保障制度でも述べたカフェテリアプランを使えば、学童保育やベビーシッターなどの費用を会社に負担してもらえます。
積水化学工業の初任給
月収 |
年収(推定) |
22.5万円 |
425万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
積水化学工業の初任給は22.5万円です。厚生労働省による「令和2年度 賃金構造基本統計調査」で公表されている大卒の平均初任給は22.6万円のため、一般の企業とほぼ同水準と言えます。同業種の化学メーカー内で比較すると、三菱化学が24.5万円、住友化学が23.5万円、旭化成22.4万円、信越化学23.4万円のため、少し低い水準といえるでしょう。なお、積水化学工業は製造業であることから、大学卒よりも理系大学院の修了者を多く採用しており、修士課程の初任給は24.2万円、博士課程の初任給は27.6万円となります。
大学卒で入社した初年度の年収は、ボーナスや残業代を含めて推定425万円です。ただし、積水化学工業は入社時に独身寮に入ることができるため、住居費がほとんどかかりません。また、そのほかの福利厚生が充実しているので、他の企業と比べて待遇は良いと言えます。
なお、積水化学工業の給与体系は、年功序列型のために年収は毎年上昇していきます。管理職である主事職(課長)に昇進することで40歳前後に年収1,000万円に到達することができます。
積水化学工業に転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- 規模が小さいエージェントは積水化学工業と取引していないため、「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」など、日本最大手の転職エージェントを通じてエントリーする。
- ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトに登録し、積水化学工業からのスカウトを待つ(※スカウト経由だと書類選考免除になります。)
積水化学工業は歴史のある日系最大手企業のうちの1つであることもあり、転職エージェントも大手のエージェントを好んで利用する傾向があります。そのため大手の転職エージェント以外に相談しても積水化学工業の案件はあまり取り扱っていません。日本の三大転職エージェントは「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」の3社です。だからこの3社に相談しましょう。この3社であれば過去の面接で出題された筆記試験や面接の質問・面接の回数なども知っているので、HPから直接応募するより有利でしょう。
また急いでないようでしたら、ビズリーチやリクルートダイレクトスカウト経由でスカウトされ書類選考免除になるチャンスを狙うのもよいでしょう。最近では積水化学工業のような日系大手企業もビズリーチやリクルートダイレクトスカウトで積極的にスカウトをするようになりました。
こちらの記事でも私の転職経験談や積水化学工業などトップ企業に転職する上でオススメの転職サイト・転職エージェントを紹介していますので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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