- NHKで年収1,000万円に到達できる確率
- NHKの平均年収・年収偏差値
- NHKの役職・年齢別の推定年収
- NHKの主な福利厚生
- NHKの初任給
- NHKに就職・転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
NHKで年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
100% |
35~40歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回はNHKの年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、NHKに正社員で入社すれば確実に年収1,000万円を達成することができます。年功序列の評価・報酬体系なので、特に仕事で成果を挙げなくとも勤務し続けれていれば年収1,000万円に到達することができます。到達時期は推定35~40歳だと予測します。基本給が低く、残業代やボーナスの額によって年収が大きく左右されますが、当サイトの独自調査では35~40歳の間に年収1,000万円に到達する人が多いようです。そのため、年収1,000万円を何としても達成したいなら、NHKはおすすめの会社と言えるでしょう。今日はNHKの年収について詳しく解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名超。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
NHKの平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
NHK(総合職) |
推定1,000~1,100万円 |
81.3 |
NHK(30歳時点) |
推定600~700万円 |
89.4 |
NHK(40歳時点) |
推定1,000~1,100万円 |
91.8 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
NHKは有価証券報告書は公開されていませんが、当サイトで行った独自調査によると、正社員の平均年収は推定1,000~1,100万円と予測します。
NHKは他の一般的な会社のように「総合職」「一般職」の区分で採用を行っていません。「ディレクター」「記者」「アナウンサー」「デザイナー」など職種ごとの採用です。そのため、一般の会社でよく聞く、希望の仕事ができないというケースが起こりにくい点が特徴です。ちなみに職種ごとの年収は、記者職は他の職種よりも少し高いと言われています。
30歳時点での推定年収は600~700万円程度です。残業代やボーナスの額によって幅はありますが、30歳くらいにグレードがあがって、年収がぐっとあがるそうです。40歳時点での推定平均年収は1,000~1,100万円です。40歳は早ければ課長に昇進する年齢です。管理職になると月給制から年俸制に変更になるのが特徴です。
参考:NHKの年収偏差値チェッカー算定結果
NHKの役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
一般職(S1~S4) |
30歳〜 |
600万円~900万円 |
課長 |
40歳〜 |
1,000万円〜1,200万円 |
部長 |
45歳〜 |
1,300万円〜1,450万円 |
理事 |
※実力次第 |
1,500万円〜1,600万円 |
(当サイト独自調査結果により作成)
一般職の場合、基本給与は基準賃金、基準外賃金、諸手当の3つから構成されます。ここに賞与を加えた金額が年収となります。一方、管理職の年収は、賞与も含めた年俸と諸手当の2つから構成されます。
NHKはグレード制を採用しており、等級ごとに基準賃金額が定められています。
一般職の基準賃金(基本給)は、全国転勤の可能性がある全国勤務職員と、採用時のブロック内で転勤範囲が限定される地域職員で分かれています。全国職員・地域職員ともに、それぞれ6等級(A1,A2,B1,B2,C1,C2)に分けられ、全国職員の場合、下限が164,950円、上限が405,000円です。一方、地域職員では下限が14,3960円、上限が324,000円です。
一般職のなかでもグレードが高いS1~S4になると、全国職員は月額463,500~594,000円、地域職員は370,800~439,200円です。S1~S4は大体30歳~39歳の時の年収になります
40歳になると管理職になります。管理職の全国職員の基本年俸は913.6~1,173万円、地域職員は730.8~938.4万円となります。さらに、管理職でも職位があがると基本年棒が1,288~1,428万円(全国職員)にあがります。そして、理事まで上りつめると1,556万円になります。実際には手当が追加でもらえるので、年収はもう少し高くなるでしょう。
評価体系に関してですが、同じランクであれば、他の職種と一緒に評価されます。つまり、事務職と記者職ではもちろんやっている仕事は異なりますが、評価上は同じ括りとなるのです。また、上司の好みによって属人的に評価される面が大きいとのことです。成果主義への転換が進められていますが、基本的には年功序列であり、個人で挙げた成果が、給与や役職に反映される可能性は現状ではまだ低いです。
賞与に関しては年2回、合計で6ヵ月分程度です。上司の査定によって金額が変わるため、同期間でも10万円以上変動する可能性があるようです。
NHKの主な福利厚生
NHKには色々と手厚い制度がありますが、特に特徴的なのは「充実した福利厚生」と「しっかり支払われる残業代」です。
充実した福利厚生
社員からは福利厚生が充実しているとの声が多いです。諸手当は主に、家族手当、地域補助、住宅補助、寒冷地補助、単身赴任手当の5種類です。特に住宅手当は最大5万円支給されるので、手厚いと好評です。また、結婚手当も5万円もらえます。福利厚生を含めれば、民放キー局よりも恵まれているのでは?との声も聞かれます。
しっかり支払われる残業代
NHKは、基本的に残業がかなり多いです。基本給があまり高くないこともあって、残業代で稼ぐというスタンスだそうです。ただ、近年働き方改革の影響で残業への規制が厳しくなっています。残業は月50時間以内に抑えるよう指導がされます。とはいえ、仕事量が少なくなるわけではないため、サービス残業が横行しているのが現状です。特に、記者は夜討ち朝駆けなどどうしても時間外労働が多い職種なので、給与が発生しない労働が多くなってしまっています。
ただ、地方勤務になると、残業月20~30時間程度でまったり働くことができるようです。残業代は少なくなりますが、地方は物価が安いので、生活レベルは変わらないとのことです。
NHKの初任給
月収 |
年収 |
22~23万円 |
350~550万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
当サイトの独自調査によると、NHKの初年度の年収は350~550万円程度です。幅があるのは、記者職など年収が高い職種があるためです。1年目は夏のボーナスが微々たる額で、残業ができないので年収は低いものです。2年目以降、残業代が満額支給されれば、200万円以上の年収の上昇が見込めます。30歳くらいでグレードがあがると基本給が一気にあがるため、手当や残業代を考慮に入れれば、30歳で年収900万円程度稼ぐことも可能のようです。
NHKに就職・転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、NHKは中途採用をほぼ行っていないため転職することは至難の業です。ですから、新卒採用で何としても入社することがポイントです。
ちなみにNHKの新卒採用の選考倍率はとても高いです。そのため、NHKにどうしても入社したい方は大学3年の4月頭から就職活動を開始しましょう。そして夏はNHKやテレビ局のサマーインターンにだけでなく、色々な企業のサマーインターンに参加し就活慣れをしてください。結果的にトップ企業に内定をしている学生は努力量が圧倒的なのです。東大京大の学生でも就活開始が大学3年の10月以降であればあまりうまくいっていません。結局のところ就活を制する者の共通点は努力です。
こちらの記事でトップ企業就活するためのポイントについて詳しく解説していますので。宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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