- JALで年収1,000万円に到達できる確率
- JALの平均年収・年収偏差値
- JALの役職・年齢別の推定年収
- JALの主な福利厚生
- JALの初任給
- JALに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
- 他のトップ企業/有名企業の平均年収
JALで年収1,000万円に到達できる確率
到達できる確率(予測) |
到達時期 |
25% |
45~54歳 |
(当サイト独自調査結果を基に作成)
転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回はJALの年収事情についてまとめてみました。
まず結論から言うと、JALに入社した場合、総合職に該当する業務企画職で1,000万円を超える可能性はあります。年収1,000万円に到達する時期としては、管理職である部長に昇進するタイミングです。新卒入社22年目以降となりますが平均的には45~54歳頃に部長に昇進します。
外資系企業のような飛び級昇給はなく年収1,000万円を達成するハードルは高いですが、福利厚生が充実していて、安定的に昇給する企業で働きたい方は、JALへの入社は一つ選択肢となるでしょう。その理由について今日は詳しく解説します。
【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人
某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名。
twitter:就活サイトの中の人
twitter:転職サイトの中の人
JALの平均年収・年収偏差値
平均年収 |
年収偏差値 |
|
JAL(全職種) |
844万円 |
80.7 |
JAL(業務企画職) |
推定650万円~750万円 |
68.2 |
JAL(30歳時点) |
推定500万円~600万円 |
67.9 |
JAL(40歳時点) |
推定650万円~750万円 |
63.9 |
(有価証券報告書、当サイト独自調査結果、年収偏差値チェッカーを基に作成)
JALは有価証券報告書によると平均年収は844万円/平均年齢39.3歳と発表されています。但しこれはパイロットや客室乗務員職などを含めた全職種での平均年収です。当サイトの独自調査によると総合職の場合は、推定650~750万円が推測します。年齢別に年収を見ると、30歳時点の平均年収は推定600万円、40歳時点の平均年収は推定700万円程度と予測されます。加えてJALは福利厚生がとても充実しているため、額面年収以上の待遇を受けることができるでしょう。
参考:JALの年収偏差値チェッカー算定結果
JALの役職・年齢別の推定年収
役職名(目安) |
年齢(目安) |
給与(推定) |
役職なし |
22歳~29歳 |
400万円~600万円 |
主任・アシスタントマネージャー |
30歳~39歳 |
600万円〜700万円 |
課長 |
40歳~49歳 |
750万円〜950万円 |
部長 |
45歳~54歳 |
1,000万円〜 |
(当サイト独自調査結果により作成)
こちらがJALの年齢別・役職別の推定年収です。
特徴的なことは、基本的には年功序列で年収が上昇する給与体系であることです。一般職で、3グレード(役職なし・主任・アシスタントマネージャー)、管理職は5グレード(役員以上は除く)事で給与バンドが決まっており、バンド内の評価に応じて昇給していきます。一方で管理職になるまでは差がつかない制度になっており、業務企画職の場合は基本的にはアシスタントマネージャーまでは昇進します。
新卒1年目の年収は350~400万円程度です。しかしここから毎年20~30万円ずつ年収が上がっていき、30歳前後で年収550万円に到達します。そして30代中盤から40歳くらいで年収700万円位に到達するのが一般的なようです。30代以降も20代同様の安定した上昇ペースになりますが、年収は年功序列で確実に上昇します。
管理職である課長に昇格するのは最短だと新卒入社17年目以降の40歳前後、通常だと40~49歳ぐらいの任用が多いようです。課長になると年収750~950万円前後になります。業務企画職で入社した場合は、全体の5割程度が課長程度に昇進しますが、この時点でもまだ年収1,000万円には届きません。課長に昇進した後は、45歳過ぎに部長へ昇進するのが目安になると言われています。ここでようやく年収1,000万円以上となりますが、部長職への昇進は実力主義である上に狭き門である事を留意しましょう。
賞与に関しては、業績によって変動はありますが、年に3回支給されます。夏季・冬季の年に2回、年収の2カ月分が支給と期末に余剰分の賞与が支給される仕組みです。賞与額は業績により変動幅が大きく、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けた2020年度の賞与は大幅減額での支給となっています。
JALの推定年収は航空業界を取り巻く状況により大きく変動があり、航空需要の回復が見込めない状況が続く限りは厳しい状況が続く可能性はあります。
JALの主な福利厚生
JALには福利厚生が手厚く働きやすい環境に定評があります。特に女性活躍推進やダイバーシティ推進の分野では外部の団体からの評価も受けています。
「なでしこ銘柄」という、東京証券取引所と経済産業省が主催で毎年発表する「女性活躍推進」に優れた上場企業が選出されている銘柄でJALは「トップコミットメントによるダイバーシティ経営を強力に推進していること」「女性のキャリアサポートに関する管理職層への研修や女性社員に対するキャリア形成の意識醸成の取り組みを実施していること」「ワークスタイル変革に取り組んでいること」などが評価され、2015年から2018年まで4年連続の選出となりました。
さらに「新・ダイバーシティ経営企業100選」は経済産業省が女性、外国人、高齢者、障がい者など、多様な人材の能力を活かし、イノベーションの創出、生産性向上などの成果を上げている企業を表彰するタイトルで、JALは「ダイバーシティ推進を重要な経営戦略として位置づけていること」「グローバル人財の育成に取り組み、海外収益の増加につなげていること」、「ワークスタイル変革に取り組み多様な人財の活躍を推進し、新たな価値やサービスを創出していること」などが評価されています。
女性が活躍できる環境の充実
JALでは女性が活躍できる環境を推進するために様々な制度があります。
「子の看護のための休暇制度」という、小学校就学前のお子様が、怪我や病気にかかった場合の世話、もしくは健康診断または予防接種を受けさせることができる制度です。 取得日数は年間5日間、小学校就学前のお子様が2人以上いるときは年間10日間の取得が可能です。
また「配偶者転勤同行休職制度」という、小学校就学前のお子様を養育する社員が、配偶者の転勤による住居の変更に伴い、その配偶者に同行し移動先において生活を共にすることにより通勤が困難となる場合に、最大2年間の休職ができます。
さらに「産前休職制度」という妊娠後に任意で休職ができる制度や、「出産特別休暇」という産前と産後で10週間休職ができる制度、「育児休職制度」という最長でお客様が満3歳に達成するまでの月末まで休暇を取得することが可能な制度もあり、より女性が働きやすく活躍できる環境が整っています。
働き方の多様性
同社では「フレックスタイム制度」が導入されており、1日1時間以上の勤務とし、日々の労働時間を自ら決めることができます。2019年度の法改正で、JALでは清算期間を3ヵ月まで延長することが可能となった当制度をいち早く導入しており、フレックスタイム制度の清算期間内で所定労働時間分就労し、労働時間の調整を行うことができます。
また「ワーケーション制度」という制度では、旅行や帰省時の休暇の取得期間を長くすることができる制度です。JALでは2017年度より制度が始まっており、一部の業務を旅先でもすることができる制度でき、旅行や帰省の計画を事前に立てやすくすることや業務の都合で直前に旅程を変更する必要をなくすことだけでなく、その土地でしか経験できない体験をすることで自己成長やその後の業務への活力にも繋げることができます。
JALの初任給
月収 |
年収 |
22万円 |
350~400万円 |
※上記は大卒入社の場合です。
JALの初任給は一般的な企業より少し高めの年収となります。月給は22万円と一見そんなに高くないように見えますが、JALは「福利厚生」が充実しています。給与体系は年功序列で毎年上昇していきます。部長職以上に昇格することで45~54歳で年収1,000万円に到達します。基本的には入社すれば安定的に年収は上昇すると考えていいでしょう。
JALに転職するには?おすすめの転職エージェント・転職サイトは?
結論から言うと、下記の2つが有効でしょう。
- 規模が小さいエージェントはJALは取引していないため、「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」など、日本最大手の転職エージェントを通じてエントリーする。
- ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトに登録し、JALからのスカウトを待つ(※スカウト経由だと書類選考免除になります。)
JALは歴史のある日系最大手企業のうちの1つであることもあり、転職エージェントも大手のエージェントを好んで利用する傾向があります。そのため大手の転職エージェント以外に相談してもJALの案件はあまり取り扱っていません。日本の三大転職エージェントは「リクルートエージェント 」「doda」「JACリクルートメント」の3社です。だからこの3社に相談しましょう。この3社であれば過去の面接で出題された筆記試験や面接の質問・面接の回数なども知っているので、HPから直接応募するより有利でしょう。
また急いでないようでしたら、ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトに経由でスカウトされ書類選考免除になるチャンスを狙うのもよいでしょう。最近ではJALのような日系大手企業もビズリーチやリクルートダイレクトスカウトで積極的にスカウトをするようになりました。
こちらの記事でも私の転職経験談やトップ企業に転職する上でオススメの転職サイト・転職エージェントを紹介していますので、宜しければ御覧ください。
他のトップ企業/有名企業の平均年収
「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」や「日本のトップ企業/有名企業や各業界の平均年収」については過去にこちらの記事でまとめました。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。
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