転職サイト/転職エージェントの「中の人」のここだけの話 |年収1,000万円を狙えるおすすめ企業図鑑

某転職サイトと転職エージェントの「中の人」です。日本の転職と就活の裏側や年収事情を「忖度なく」ストレートに語ることで、「このサイトだけ見ていれば、誰もが挑戦的なキャリアを描ける」ことを目指しています。

【弁護士が語る】弁護士におすすめの転職エージェント転職サイト9選 ~オススメしない転職サービスとの違いや評判を徹底比較・人気ランキング

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【保存版】弁護士の転職におすすめの転職エージェント・転職サイト9選

 

転職サイトの中の人 (@tennakanohito)です。

 

私は転職業界で10年以上働いていて、現在はある転職サイトの事業部長をしています。自分自身も過去に5回転職した結果、現在30代で年収1,500万円を得ており転職に成功しました。

 

本日は、弁護士が転職をする際に「オススメする転職エージェント・転職サイト」「オススメしない転職エージェント・転職サイト」について、転職市場の中の人の視点で解説します。

 

また、本記事を書くにあたり、現役弁護士の方にインタビューを行いました。そのため表面上の内容ではない「手触りのある情報」が得られると思います。

 

先に結論から言います。

  1. 弁護士の転職で相談すべき転職サイト/転職エージェントとは、MS-Agent(MS-Japan)ジュリナビキャリアのような「弁護士業界に特化した転職エージェント」
  2. 一方で、リクルートエージェントやdodaのような一般的な大手転職エージェントは、弁護士の転職ではあまりオススメしない(※もし薦めているサイトがあったとしたら、それは無知かアフィリエイト目的です)

 

【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人

某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年選手。25歳年収300万円の時に勤めた無名企業が倒産→転職4回で現在は年収1,300万円超です(最近5回目の転職をし年収1,500万円超になりました)。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名。
twitter:転職サイトの中の人
twitter:就活サイトの中の人

 

 

【まとめ】弁護士の転職で失敗しない「おすすめ転職エージェント・転職サイト9選」(※無料です)

 

まず結論からお話しすると、中の人が弁護士転職でおすすめする転職エージェント・転職サイトは下記の通りです。「9社」ピックアップしました。

ちなみに下記の転職エージェント・転職サイトは全て無料で利用できます。

 

◆◆◆弁護士の転職におすすめする転職エージェント・転職サイト(9選)◆◆◆

 

ここからは、「なぜ上記の転職サイト・転職エージェントがおすすめなのか?」について、理由を解説します。

 

【理由】弁護士業界への転職は「弁護士業界に精通した転職エージェント」に相談しないと意味がない(高確率で失敗すると思います)

 

なぜかというと、弁護士業界の仕事は法律・法務の専門知識が必須となる「専門職」です。

 

法律・法務の専門知識がない一般的な転職エージェントでは、求人に対して正しい求職者をマッチングをすることができず話になりません。

 

そのため、法律事務所や企業内弁護士の求人は「弁護士業界に精通した一部の転職エージェント」にのみ公開されることが多いです。

※エージェント例:MS-Agent(MS-Japan)NO-LIMIT(ノーリミット)、、ジュリナビキャリア

 

特に、「アンダーソン・毛利・友常法律事務所」「長島・大野・常松法律事務所」「西村あさひ法律事務所」「森・濱田松本法律事務所」といった4大法律事務所の場合、付き合うエージェントの数をさらに厳選しています。

 

大手企業の企業内弁護士、社外取締役・監査役としての弁護士求人も同様です。

 

以上のようなことから、弁護士業界への転職を考えている方は、「どのエージェントが弁護士業界で評価されているか・評価されていないか?」を正しく情報収集するとよいでしょう。

 

 

ここからは、冒頭に挙げた「9社の転職サイト・転職エージェントの特徴」について1社1社解説していきます。

 

弁護士の転職におすすめする転職エージェント・転職サイト9選

まずは、弁護士の転職におすすめしたい転職エージェント・転職サイト9社をご紹介します。 

 

【1位】MS-Agent(MS-Japan)

 

【公式サイト】https://www.jmsc.co.jp/

 

MS-Agent(MS-Japan)」は日本最大の管理部門・士業特化型転職エージェントです。創業から30年以上経過しており、管理部門・士業特化型エージェントの中では最も老舗の転職エージェントでもあります。公式サイトはこちらです。

 

MS-Agentのサービスの特徴は、事業会社の管理部門(経理・財務、人事・総務、法務、経営企画等)と、スペシャリスト(弁護士、公認会計士、税理士、金融、コンサルタント等)に特化していることです。

 

弁護士を含むスペシャリストは年間3,000名以上が「MS-Agent」に登録しており、毎年600名以上の方の転職をサポートしています。

年齢層も第2新卒から20代後半までの若手層、30代の中堅層、40歳以上のプレイングマネージャーから管理職求人まで幅広く対応可能です。

 

法務ハイキャリア層の求人が多く、インハウス向けの求人が多いことが特徴なので、ハイクラス転職を考えている方はMS-Agent」に登録・相談することをおすすめします。

 

一方で、中の人の友人の弁護士の話によると、中には専門性が薄いエージェントもいるようで、「条件に合わない求人が送られてきた」ということもあるようです。


MS-Agent」を利用する際は担当エージェントによって善し悪しが分かれるため、もし専門性の薄い転職エージェントに当たった場合は、担当を変えてもらうようにするとよいと思います。

基本的に「MS-Agent」は評判の高いエージェントだと思います。

 

公式サイトはこちら(登録無料)

 

 

【2位】NO-LIMIT(ノーリミット)

 

【公式サイト】https://no-limit.careers/

 

NO-LIMIT(ノーリミット)」は日本でも有数の弁護士・法務人材専門の総合エージェントです。公式サイトはこちらです。

 

NO-LIMIT」の強みは、ひまわり求人求職ナビや転職サイトにないような優良求人を多数保有していることにあります。強みは大きく4つあります。

 

1つ目の強みは、「弁護士業界に精通したアドバイザーが対応していること」です。「NO-LIMITに在籍する転職エージェントは、全員が弁護士業界出身です。業界経験があり、弁護士が在籍する法律事務所の内情や強み、今後の展開などのヒアリングを行っています。

 

2つ目の強みは、「法律事務所の内情について把握していること」です。

弁護士が転職する多くの理由が「人間関係」が原因と言われています。法律事務所の場合は、ボス弁(事務所の経営者・共同経営者)の立場が強く、なかにはブラック事務所も存在することは事実で、こうした法律事務所の内情などの情報を把握、気持ちよく働くことができる環境のみ紹介をしています。

 

3つ目の強みは、「企業法務やインハウスの求人も豊富に用意があること」です。

市場の特徴やエンドユーザーの動向などに至るまでの説明が可能で、保有する求人の9割が非公開求人となっています。

 

そして4つ目の強みは、「書類添削やスキルの棚卸しなど転職活動を徹底的にサポートしていること」です。面接時に重視されるポイントや履歴書の添削などの転職活動を成功につなげるためのサポートを行っています。

 

一方で、中の人の友人の弁護士の話によると、「NO-LIMITは紹介される求人は良質であるものの、人によっては紹介数が少ない」といったデメリットもあるようです。NO-LIMITを利用する際はこの点を留意されるとよいでしょう。

 

基本的に「NO-LIMIT」は評判の高いエージェントですので、弁護士業界への転職を考えている方は相談するとよいでしょう。

 

【3位】ジュリナビキャリア

 

【公式サイト】http://www.jurinavi-career.com/

 

ジュリナビキャリア」は弁護士・法務人材(非法曹資格者を含む)・司法修習生・法科大学院修了生(在学生を含む)のための転職エージェントです公式サイトはこちらです。

 

ジュリナビキャリア」は、法科大が修了生や若手弁護士等の就職支援を行う「ジュリナビ」が運営している転職エージェントです。そのため、全国の法科大学院にコネクションを持っています。

 

法律事務所や企業との間に築かれたコネクションは強く、幹部クラスや代表弁護士ともつながりを持ちます。

 

実際、ジュリナビキャリアから応募した場合の書類通過率は90%を超えており、ジュリナビキャリア経由で応募した方の約90%(2014年8月末現在)の方が入社に至っており、非常に優れた転職実績を出しています

 

一方で「ジュリナビキャリア」にも限界があります。

 

それはジュリナビキャリアはあくまで弁護士実務経験者向けの転職エージェントなので、弁護士以外の職種からの転職の場合は、あまり力にはなれないということです。

 

弁護士の方にとっては「ジュリナビキャリア」は、「書類が通過しない」「面接ステップを短くしたい」というニーズに力強く応えるおすすめの転職エージェントです。

 

【4位】弁護士ドットコムキャリア

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【公式サイト】https://career.bengo4.com/

 

弁護士ドットコムキャリア」は弁護士相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」が母体の転職エージェントです。公式サイトはこちらです。

 

弁護士ドットコムキャリアの強みは、登録弁護士数20,000人を超える弁護士ドットコムの運営を通じて築いた法律事務所との独自のネットワークによって、非公開求人を含む独自の多数の求人を保有していることです。

 

弁護士ドットコムは、現在では弁護士の3人に1人が登録しており、また最近ではクラウドサインを通じて、一般企業との取引も増加しています。

こうしたことから「弁護士ドットコムキャリア」は弁護士事務所・企業内弁護士問わず非常に多くの求人を扱っています。

 

一方で、「弁護士ドットコムキャリア」のデメリットを挙げると2つあります。

 

1つ目は、サービスを運営する弁護士ドットコムに対して批判的な弁護士・法律事務所もおり、それが理由で紹介できない求人もあることです。

これは中の人の知人の弁護士の話ですが、「弁護士ドットコム経由の応募では採用しない」と言われて選考に進めなかったケースもあるようです。

 

2つ目は、エージェントによって専門性にばらつきがあるということです。

これも中の人の知人の弁護士の話ですが、担当についてくれた方は望んでもいない求人を紹介してきたり、求人票が年収表記があいまいで弁護士情報提供サービス「ひまわりサーチ」と同程度だったと感じたそうです。

 

弁護士ドットコムキャリア」は求人数に優れたエージェントでありますが、上記のデメリットを留意したうえで相談するようにしましょう。

 

【5位】SACTリーガルキャリアナビ

 

【公式サイト】https://sactjp.com/legal-navi/

 

SACTリーガルキャリアナビ」は、特に初めて転職を行う弁護士に強みを持つ、弁護士特化型の転職エージェントです。公式サイトはこちらです。

 

SACTリーガルキャリアナビ」の強みは3つあります。

 

1つ目は、法律事務所や大手企業の「転職市場で出回らないレアな求人」まで紹介が可能なことです。

 

2つ目は、「はじめて転職活動を進める方への転職支援が強い」ことです。法律事務所や他業界からはじめて転職するという方の支援実績が多数あります。

 

3つ目は、「弁護士という仕事へ理解がある転職エージェントが多い」ことです。転職者の要望や経験を丁寧にヒアリングを実施しキャリア戦略を策定したうえで、質の高い求人の紹介、アフターフォローまで実施を行ってくれます。

 

一方で「SACTリーガルキャリアナビ」にも限界があります。

 

それは公開求人の数が少なく、求人も詳細に内容が書かれているとは言えないことや、求人が東京都近郊の求人が中心だということです。

 

SACTリーガルキャリアナビ」を利用する際は上記のデメリットを踏まえたうえで利用するようにしましょう。基本的には弁護士としてはじめて転職するときに利用する時におすすめなエージェントです。

 

【6位】弁護士転職jp

 

【公式サイト】https://www.bengoshitenshoku.jp/

 

弁護士転職jp」は弁護士、法務部員の転職をサポートし、「Attorney'sMAGAZINE」を発行するC&R リーガル・エージェンシー社が運営する転職エージェントです。公式サイトはこちらです。

 

運営するC&R リーガル・エージェンシー社は、全国の法律事務所、国内企業のみならず海外企業とのネットワークを駆使した非公開求人の紹介が可能です。

 

経験年数有無にかからず幅広く求人を扱っているため、現在のキャリアにあった求人を見つけやすい可能性はあります。

 

また弁護士転職jpは、直接応募できる「転職サイト」の機能、サポートを受けながら非公開求人に応募する「転職エージェント」の機能の両方があります。

両方のスタイルで転職活動を進めたい人は登録をおすすめします。

 

一方で、「弁護士転職jp」にもデメリットがあります。

 

それは、エージェントの質にばらつきはあることです。

例えば中の人の知人の弁護士の話によると、「担当者が高飛車な態度で、自分の状況をリサーチせずに求人を一方的に送りつけてくるだけ」だったと私に話してくれました。

 

弁護士転職jp」を利用する際は上記のデメリットを踏まえたうえで利用するようにしましょう。

 

【7位】エクスキャリア

 

【公式サイト】https://excareer.work/

 

エクスキャリア」は高度な専門知識を求める企業法務や管理業務、企業の経営幹部などの求人を扱う転職エージェントです。公式サイトはこちらです。

 

エクスキャリアの運営元は、先ほどご紹介した弁護士ドットコムキャリアを運営する弁護士ドットコムです。

エクスキャリア」は弁護士ドットコムキャリアとは違い、弁護士というより「企業の法務・管理部門」に特化した転職支援サービスです。

 

法務を中心に、財務経理、経営企画、人事総務部門に携わる方の転職支援を行っています。

 

エクスキャリア」は企業法務など、企業内弁護士として活躍したい人におすすめな転職エージェントです。一方で法律事務所の求人は多いとは言えませんのでそこは注意しましょう。

 

【8位】リーガルジョブボード

【公式サイト】https://legal-job-board.com/

 

リーガルジョブボード」は、弁護士専門で面接対策・面接同行などのサポートも受けることができる転職エージェントです。公式サイトはこちらです。

 

リーガルジョブボード」の強みは2つあります。

 

1つ目は、「高年収の求人を多く所有している」ことです。年収アップにも強みを持ちます。

 

2つ目は、弁護士業界初のスカウトシステムを導入していることです。「リーガルジョブボード」のサイトに登録するだけで、企業や法律事務所から直接スカウトが届くシステムを受けることができます。

 

もちろん、面接対策・面接同行などのサポートも受けることが可能です。スカウトサービスを受けながら転職支援を受けることができるので、自分のキャリアの立ち位置などを把握して転職活動を進めたい方におすすめです。

 

一方で、「リーガルジョブボード」にもデメリットがあります。

それは、都心部の求人がほとんどだということや、案件応募後、その後の進捗について音沙汰がないといったアフターサービスが行き届かないこともあるようです。

 

リーガルジョブボード」を利用する際は上記のデメリットを踏まえたうえで利用するようにしましょう。 

 

【9位】ExE(エグゼ)

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【公式サイト】https://outside.no-limit.careers/

 

ExE(エグゼ)」は、社外取締役・社外監査役経験を持つ弁護士、公認会計士に特化した転職エージェントです。公式サイトはこちらです。

 

ExE」は、先ほど紹介した転職エージェント「NO-LIMIT」の派生サービスです。

弁護士資格を持った社外取締役、社外監査役を専門とした国内唯一の転職エージェントサービスを展開しています

 

企業法務や企業内弁護士の経験を踏まえて社外取締役や社外監査役としてのキャリアを検討している方は、是非登録をおすすめしたいサービスです。

 

一方で、「ExE」は弁護士として企業法務や社外取締役や社外監査役としての経験がないと求人の紹介が少ない可能性はあります。その点を勘案して利用しましょう。

 

弁護士の転職でオススメしない転職エージェント・転職サイト

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一方で中の人が弁護士の転職であまりオススメしない転職エージェント・転職サイトは、キツイ言い方になりますが上記に挙げていない転職エージェント全般です。

 

ビズリーチやリクナビNEXTで有象無象のエージェントから多くのスカウトが来ていると思いますが、無暗に飛びつかないように注意してください。

 

なぜなら、上記に紹介したエージェントと他のエージェントでは、それほど弁護士業界の専門知識に格差があります。

 

特に大手エージェント、すなわちリクルートエージェント・DODAなどは、求人案件は持っていても弁護士業界の知識はあまり無いというのが実情です。

 

他の記事でも語りましたが、上記以外の転職エージェントに相談するメリットを挙げるとしたら、手持ちの求人の選考に全滅してしまったときの求人補充目的ぐらいでしょう。

 

【まとめ】弁護士の転職の成功のポイントは「弁護士業界や法律・法務の専門知識があるキャリアコンサルタント」に巡り合うこと

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繰り返しになりますが、
弁護士業界の転職は「法律事務所や企業内弁護士の求人案件は持っていても、対策ノウハウは無い」エージェントには頼ってはいけません。

 

そのようなエージェント経由で受けると、残念ながら高確率で落ちてしまいます。

 

幸い日本のエージェントのキャリア相談は全て無料ですから、セオリーでいくと、まず転職エージェント各社に一度相談してみた後、「最も質が高いな」と感じたキャリアコンサルタントをメインエージェントとするとよいでしょう。

 

本記事で紹介した、弁護士の転職で「おすすめする転職エージェント」一覧(無料)

 

◆◆◆弁護士業界での転職におすすめする転職エージェント・転職サイト(9選)◆◆◆

 

【参考】業種別・年代別のおすすめ転職サイト・転職エージェントまとめ

また下記は「業種別・年代別のおすすめ転職サイト・転職エージェント」をまとめた関連記事になりますので、こちらも是非参考にしていただければ幸いです。