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某転職サイトと転職エージェントの「中の人」です。日本の転職と就活の裏側や年収事情を「忖度なく」ストレートに語ることで、「このサイトだけ見ていれば、誰もが挑戦的なキャリアを描ける」ことを目指しています。

【元社員が語る】EYストラテジー・アンド・コンサルティングへの転職に成功する方法とは? ~中途採用の選考対策・面接内容・選考フロー・難易度・募集状況・評判・激務度・おすすめの転職エージェント・転職サイトを元社員が解説~

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【元社員が語る】EYストラテジー・アンド・コンサルティングへの転職に成功する方法とは? ~中途採用の選考対策・面接内容・選考フロー・難易度・募集状況・評判・激務度・おすすめの転職エージェント・転職サイトを元社員が解説~

 

転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。

 

この記事では「EYストラテジー・アンド・コンサルティングの選考フロー・難易度・面接内容」「転職するための対策方法」「入社した後の仕事の実態や想定年収、カルチャー」について解説したいと思います。

 

中の人は元コンサルタントであり、過去に転職エージェントとしてもEYストラテジー・アンド・コンサルティングへの転職を支援したことがあります(無事何人もの方が内定獲得することができました)。

 

また、本記事を書くにあたり、EYストラテジー・アンド・コンサルティングの元社員にインタビューを行いました。

今回はこれらの情報を基に書きましたので、表面上の内容ではない「手触りのある情報」が得られると思います。

 

またEYストラテジー・アンド・コンサルティングの転職に有効な転職エージェントについてはこちらの記事で解説しているので、併せてご覧ください。

www.jobdirect.jp

 

 

【執筆者】
転職サイト/就活サイトの中の人

某転職サイトと就活サイトを運営する会社の役員(CxO)です。元コンサルタント。人材業界10年目で自分も4回転職。転職市場はブラックボックスが多い事に問題意識を感じ、本サイトにて「忖度なく」知っている事を話します。twitterフォロワーは合計10,000名。
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twitter:転職サイトの中の人

 

EYストラテジー・アンド・コンサルティング中途採用の募集状況・難易度

EYストラテジー・アンド・コンサルティングは人気企業ランキングの上位に常にランクインし、平均年収も1,000万円を超え、人材輩出企業としても有名です。そのため中途採用でも難関企業の一社となっています。

 

しかし、近年では年間数百人単位で中途採用を行うなど積極的に採用している(昔は年間数十人程度でした)ため、その関係もあり近年では昔よりも易化しました。

 

特に最近はデロイトの元社長だった近藤聡氏がEYの社長に転職したことで、デロイトから人員も顧客も大量にEYに移っています。その関係もありEYの業績はBIG4の中でも上り調子であり、採用を積極的に展開しています。

 

募集ポジションや候補者のスキルセット次第では、日東駒専クラスの大学出身者の方でも多くの方が中途入社に成功しています。

 

ただし、社員の大多数が東大早慶出身者が占めていることから分かるように、以前として入社難易度は低くはありません。

 

また、後述しますが募集ポジションにより選考内容が大きく異なることも注意が必要です。受ける前には、EYストラテジー・アンド・コンサルティング入念な選考対策が必要かなと思います。

 

EYストラテジー・アンド・コンサルティング中途採用の選考フロー

 

基本的にはビジネスコンサルタントもテクノロジーコンサルタントも下記の選考フローになります

書類選考

面接 × 1~2回

(通常面接※注 or 通常面接+ケース面接)

最終面接

(パートナーによる通常面接※注)

内定

 

※注:通常面接でも簡単なビジネスケースが出ることもあります。ただ数分程度で終わる簡易なものです。

 

通常のコンサルタントポジションの場合、基本的には書類選考を経て、面接が2~3回程度行われて内定が出ます。面接回数は2回で終わることが最近は多いようです。

 

なお最近はwebテストはないことの方が多いようですね。

 

面接の内容は、募集ポジションにもよるのですが、ケース面接があるポジション・出ないポジションが1:2ぐらいです。逆に言うと現在は、ケース面接が一切なく、通常面接だけで終わるポジションの方が多いようです。

 

ですので、EYストラテジー・アンド・コンサルティングを受ける際は「この応募ポジションはケース面接重視なのか?通常面接重視なのか?」を正しく知ることが内定がカギとなるでしょう。

 

このあたりは後述しますが、アクシスコンサルティングアサインコンコードなどのコンサル業界専門のエージェントに「このポジションではケース面接は出るか?」を確認しながら受けるとよいでしょう(過去に中の人が受けた時も、逐一コンサル出身のエージェントにケース面接の有無を確認しながら受けていました)。

 

ケース面接は、ビジネスの上流の企画を主にコンサルティングのポジションほど頻出し、一方でITコンサルティングやリスクコンサルティングなどの「専門性」をコアにしたコンサルタントのポジションほどケース面接が課されないようです(ただ面接官の好みによっては出すこともあるので油断しないようにご注意ください)。

 

EYストラテジー・アンド・コンサルティング中途採用の面接内容

PwCコンサルティング中途採用の面接内容

エキスパート系コンサルタントのポジションの場合、「専門知識・スキルのアピール」が最重要。ケース面接対策は不要

 

現在、EYストラテジー・アンド・コンサルティングのような総合系コンサルティングファームには、2種類のタイプのコンサルタントが存在しています。この傾向はBIG4はどこも一緒ですね。

 

1つ目は、ビジネスの企画をメインに行う「ビジネス系コンサルタント」。もう1つは、テクノロジー、インタラクティブ、オペレーションズなど何かしらの専門性を軸とした「エキスパート系コンサルタント」です。

 

同じコンサルタントといっても、大きくこの2種類のコンサルタントがおり、2種類のコンサルタントが常にチームを組んで、顧客のビジネス変革を促すということが一般的になっています。

昔はビジネス系コンサルタントが社員の大半でありエキスパート系コンサルタントの存在はレアだったのですが、近年ではこの社員構成比率が大きく逆転しています。

 

このエキスパート系コンサルタントのポジションで入社する際には、特定の分野の「専門スキル・知識」が重要です。

 

逆に言うとエキスパート系コンサルタントの場合、旧来型のビジネスコンサルタントが求められ、ケース面接で見極められてきた「論理的思考力」「仮説思考」「ビジネス戦略センス」の重要度が下がっています。

 

またケース面接があったとしてもアウトプットへの要求水準がかなり低かったり、あるいはケース面接が全く無かったりします(これはMBBのような戦略コンサルのテクノロジーポジションでも同じ傾向があります)。

 

そのため、エキスパート系コンサルタントのポジションでは、ケース面接が一切ないまま内定が出る選考が増えてきているというわけです。

 

ビジネス企画要素が強いコンサルタントの募集の場合、「ケース面接が1回はある」と心の準備はしておくべき

 

一方でビジネスの上流部分の企画を担当するコンサルタントポジションの場合、選考で高確率でケース面接が出ると考えてよいでしょう。

 

ただ現在では、戦略コンサルタント以外のポジションの場合は、ケース面接は1回が普通、あっても通常面接の一部として行われることが多いです。そしてケース面接より通常面接の時間の方が長くなっています(昔はケース面接が大体2回ぐらいあるのが普通だったんですが今は違います)。

 

つまりビジネスコンサルタントのポジションの場合、ケース面接と通常面接の両方の対策を万遍なく行うとよいでしょう。

 

【豆知識】ケース面接とは?

ケース面接とは、「吉野家の売上を2倍にする戦略を考えてください」「10年後家電業界はどうなると思いますか?」などのビジネスケース(お題)への回答を、面接の中で一定時間内に求められるという特殊な面接のことです。

 

 

もしケース面接について今初めて知ったという方は、今ケース面接に遭遇したら100%落ちます。

 

【元戦略コンサルが解説】ケース面接とは何か?解き方・選考対策の基本の記事で簡単に解法を解説しておりますので、宜しければ是非お読みください。

 

さて、このケース面接の対策が一番取り組みにくいとは思いますが、採用基準は昔よりは下がってますので、現在では初心者の方でも1~2か月程度時間をかければほぼ誰でも内定レベルに達することはできると中の人としては思います。

 

ケース面接の有効な対策方法は他の記事でも触れましたが、まずケース面接の本を2冊程度読み込み、繰り返し解く。それにより「ケース面接の解き方の型」を身に着けるといいでしょう。

 

これが終わったら、続けて元コンサルの方と模擬面接を数回繰り返すといいでしょう。ゼロからでも大体1~2か月程度で上記を終わらせれば、戦略系以外のポジションは対策が終わるはずです(戦略コンサルタントはもっと対策が必要ですので注意)。

 

なお模擬面接をするうえで、「模擬面接の相手」を探すのが一番大変だと思うのですが、最近では転職エージェントの方で元コンサルティングファーム出身で、かつ「模擬面接を何度もしてくれる」という方が増えています。そのような方に相談いただくといいと思います。

 

例えば、EYストラテジー・アンド・コンサルティングやBIG4を代表とする総合コンサルであればアクシスコンサルティングアサイン、マッキンゼー・BCG・Bainを代表とする戦略コンサルであればコンコードWayoutに相談すれば、出身者とともにケース面接対策ができるとよいと思います。

 

またEYストラテジー・アンド・コンサルティングのケース面接対策に有効な転職エージェントについてはこちらの記事で解説しているので、併せてご覧ください。

www.jobdirect.jp

 

 

通常面接で見られているのは、「入社後長く続きそうか」「活躍できそうか」「カルチャーフィット」の3点

さて冒頭に申し上げたように、ケース面接以外にも注意すべきは、通常面接の比重が結構高まってきているということですね。

EYストラテジー・アンド・コンサルティングの通常面接では、具体的には面接での代表質問は下記のような質問があります(ちなみにBIG4の面接での質問はほぼ一緒ですね)。全て答えられるようにしておくとよいでしょう。

  1.  「志望の強さに関する質問」
    1. なぜ今の会社に入社したのか?
    2. なぜ転職するのか?(なぜ辞めるのか?)
    3. なぜコンサルか?
    4. なぜEYか?
    5. 入社後どんなプロジェクトに携わりたいか?どのチームに配属したいか?
    6. 他はどんな企業を受けているか?
    7. 逆質問はあるか? など
  2. 「現職の活躍・成果・地頭に関する質問」
    1. 今までの職歴・自己紹介
    2. 現職でどんな成果を出してきたか?
    3. 成果を出すために何を大切にしていたか?
    4. 自分の現職での課題は何か?
    5. もし現職が新たな取り組みとしてXXをするとしたら、どうするか?
    6. 顧客からXXという相談を受けました。あなたならどんなアドバイスをしますか?
    7. XXの展望についてあなたはどう思いますか? など
  3. 「カルチャーフィット・希望条件に関する質問」
    1. ハードな仕事だが大丈夫か?
    2. 今までの仕事と違うが、コンサルタントとしてやっているか?
    3. 希望年収は?
    4. オファーを出したらいつから来れるか? 

特に総合コンサルの場合だと、近年では昔と違い「志望動機」、特に「志望動機と募集ポジションの合致度」がかなり重要になってきています(以前は志望動機はほぼ問われないのが常識でした)。

 

EYストラテジー・アンド・コンサルティングのビジネスコンサルタントのポジションを受ける際は、ケース面接と志望動機の対策も両方を十分にしていただければいいかなと思います。  

 

EYストラテジー・アンド・コンサルティング中途採用で有利な応募ルート・おすすめの転職エージェント・転職サイト(無料です)

PwCコンサルティング中途採用で有利な応募ルート・おすすめの転職エージェント・転職サイト

 

まず結論から言うと、EYストラテジー・アンド・コンサルティングは間違いなく転職サイトやスカウト経由よりも、「各コンサルの選考対策に精通したコンサル業界転職エージェント」を通じて受けた方が断然有利ですし、対策は無料ですので良いでしょう(これはEYストラテジー・アンド・コンサルティングに限らず総合コンサルは一般的にそうです)。

 

具体的に言うと、ビジネスコンサルタント、テクノロジー、インタラクティブなどの通常のコンサルタントポジションは、基本的にはアクシスコンサルティングアサインを通じて受けた方がいいと思います。

そしてストラテジーコンサルタントのポジションはコンコードWayoutを通じて受けた方がいいと思います。

 

コンサル業界専門の転職エージェントを通じて受けると有利な点はいくつかあります。

 

まず一つ目は、「選考内容の詳細が過去問から分かること」ですね。

 

特にコンサルティングファームの場合一番悩ましいのは、自分が受けるポジションでケース面接が出るのか出ないのか、また通常面接がどれだけ重視されているのか、特に通常面接の場合はどのようなスキル・経験を特に重視しているのか、、、などが一番内定を得る上で知りたい情報になります。

これらが全て分かるのがコンサル業界専門の転職エージェントの最大のメリットです。

 

特にアクシスコンサルティングアサインコンコードのようなコンサル業界専門の転職エージェントを利用すると、過去の面接で出た過去問を全てデータベース化して無料で閲覧することができるので、受ける際に非常に有利です(逆に言うと、リクルートやDODAのような一般の大手エージェントはこのようなDBはありません)。

 

二つ目は、やはり「ケース面接が出た時の対策が徹底的にできる」ということですね。

 

ケース面接はかなり難易度が高い面接で、かつ、自己流で対策しても内定レベルの回答がどんなものか掴みづらかったりします(そのためコンサルを受ける時に鬼門になりがちです)。

 

しかし、コンサル業界出身の転職エージェントの場合、元コンサルのコンサルタントが多く、彼らが元面接官の立場でケース面接をレビュー・フィードバックしてくださるので(しかも無料で)、非常に精度の高いケース面接練習をすることができます。

 

以上の2つの理由から、EYストラテジー・アンド・コンサルティングは基本的にはコンサル業界に精通した転職エージェントを通じて受けたほうがいいと思います。

 

もしどうしても転職エージェントを使いたくない場合は、次の手段としてビズリーチリクルートダイレクトスカウトなどを通じて、EYストラテジー・アンド・コンサルティングからのダイレクトスカウトを受けるがよいでしょう。なぜならスカウト経由なら、書類選考がなくなるからです。

 

ただ書類選考免除のメリットを除外してでも、基本的にはコンサル業界に精通した転職エージェントを通じて受けた方がよいです。書類選考は以外に通りやすいですし、書類選考の対策はエージェントがしてくれます(そして一番通過率が低いのは面接です)。ですから、書類選考免除のメリットはそんなに大したことはないかなと思います。

 

逆に言えば、リクナビNEXTやen転職などの普通の転職サイト経由で自ら応募しても、まず有利になる要素はないので注意しましょう。

 

 

さて、ここからはEYストラテジー・アンド・コンサルティングに転職すると、どんなキャリアや機会が得られるかについて、元EY社員のインタビュー情報を基に書いていきます。

 

EYストラテジー・アンド・コンサルティング転職後の年収

中の人がEYストラテジー・アンド・コンサルティングの元社員にインタビューした結果では、EYストラテジー・アンド・コンサルティングに入社した後の年収の目安は下記の通りです。

 

企業名

平均年収

EYストラテジー・アンド・コンサルティング

推定1,000~1,200万円

 

役職名(目安)

年齢(目安)

給与(推定)

ビジネスアナリスト

1年目

525万円~550万円

コンサルタント

2年目〜3年目

550万円〜650万円

シニアコンサルタント

3年目〜5年目

650万円〜1,000万円

マネージャー

5年目〜8年目

900万円〜1,200万円

シニアマネージャー

8年目〜15年目

1,200万円〜1,400万円

ディレクター

12年目〜実力次第

1,400万円〜1,800万円

パートナー

15年目〜実力次第

2,100万円〜

(有価証券報告書、当サイト独自調査結果を基に作成)

中途採用で入社した場合、まずはビジネスアナリストとしてのキャリアからスタートします。このときの年俸は、525万円〜550万円です。

 

その後、通常では入社2年目〜3年目にコンサルタントに昇進します。コンサルタントに昇進すると、年収は550万円〜650万円程度に上がります。

 

そして、3年目〜5年目になると、シニアコンサルタントに昇進することができます。このときの年収は、650万円〜1,000万円です。

 

その後、5年目〜8年目になるとマネージャーへと昇進します。このとき、年収は900万円〜1,200万円となり、年収1,000万円の大台が見えてきます。

 

マネージャーとして活躍し続けると、8年目〜15年目にはシニアマネージャーへと昇進することができます。このときの年収は、1,200万円〜1,400万円程度となります。

 

そして、シニアマネージャーとして一定の成果が認められた場合、ディレクターへと昇進することができます。このときの年収は1,400万円〜1,800万円です。

 

最終的には、パートナーに昇進し、年収は2,100万円以上となります。

 

ただし、EYストラテジー・アンド・コンサルティングは外資系のため、完全な成果主義です。長く在籍したからといって、必ず昇進できるとは限りません。

 

マネージャーやシニアマネージャーまでは上がれる社員はいますが、ディレクターやパートナーへの昇進は非常に狭き門であることを留意しておきましょう。

 

「EYで年収1,000万円に到達できる確率」「EYの30歳時点・40歳時点の平均年収」「EYの福利厚生」など、詳細なEYの年収事情については下記の記事で詳しく解説していますので、興味がある方はこちらもご覧ください。 

www.jobdirect.jp

EYストラテジー・アンド・コンサルティング転職者の評判・感想(入社して良かった点・後悔/失敗した点)

元社員の声によると、EYストラテジー・アンド・コンサルティングは下記のような素晴らしい環境があるようです。

 

EYストラテジー・アンド・コンサルティングに入社して良かった点

  • 組織間の壁が他のファームに比べて低く、協力してやっていこうという姿勢の社員が大多数である。
  • 比較的自由な社風であり、さまざまなプロジェクトにジョインすることができる。一方、上層部から気に入られると、そのチームに長い期間所属することになる。
  • Fairness(誠実)、3S(Speedy,Strategic,Smart)、Team(Teamwork,Team-building)の3点がファームのカルチャーとしてコンサルタント一人ひとりに浸透していて、自主性、自律性を重んじる風土がある。
  • 自己成長を支援してくれる。例えば、資格試験に対して、休暇取得や金銭的な補助でサポートしてくれる。
  • 小さい会社であり、自分のスキルよりワンランク上の仕事を任せてもらうチャンスが多い。
  • 以前は曖昧な評価が多かったが、人事評価が変更されてからは、適性な評価が行われている。そのため、若手でも評価されれば昇進が可能。
  • 著しく成長過程にあり、キャリア機会も相当にあるので、良い人材が集まりやすい状況にある。
  • システム開発・保守案件の確保による安定した収益基盤がある。

 

一方で、入社前にリスクとして押さえておくべきギャップとしては下記のような点があるようです。

 

EYストラテジー・アンド・コンサルティングに入社して後悔/失敗した点・課題点

  • 組織拡大に対して品質担保が追いついておらず、教育や組織改変のスピードアップが大きな課題となっている。
  • どのチームにも多かれ少なかれ派閥が存在する。部門によっては、知識や経験より忠誠心やゴマすり力が求められ、実力で測られない場合がある。
  • 英語ができなければ、プロジェクトへのアサインの選択肢がほとんどないため、ITトラブルのサポートや提案書の支援くらいの仕事しかできない。
  • 組織の構造改革中であるが故に、ルールや評価は変動的である。自分で情報を取りに行き、柔軟に対応しようと思えない人にとってはやりづらい面も多い。
  • 研修体制が弱く、中途ではじめてコンサルタントになる人は、会社に頼らず独学することが必要。
  • 以前は評価期間が半期だったが、現在では通年での評価に改められ、全社的なモチベーションの低下につながっている。
  • 日本国内における会社のプレゼンスが低いため、案件受注までのハードルが高い。
  • 監査法人の影響を受けているため、コンサルティングサービスの提供に制約が多い。

 

EYストラテジー・アンド・コンサルティングの社風・残業実態・激務度

 

結論から言うと、今のEYは在宅勤務やフレックス制度が整っている上に、有給が取りやすいため、ワークライフバランスが調整しやすい会社です(ただし、プロジェクトによっては忙しくなる可能性もある)。

 

以前はコアタイムありのフレックス制でしたが、今は完全フレックス制となっています。そのため、早朝から勤務することで、アフター5を過ごすことも可能です。もちろん、プロジェクトの状況に影響される部分は少なからずありますが、個人の生活スタイルに合わせた柔軟な働き方が実現できます。

 

残業は平均すると30〜40時間程度で、担当しているプロジェクトの状況により、多少前後することはあります。ただし、標準勤務時間が7時間となっているため、空いた時間を自己研鑽や趣味、家族と過ごす時間に充てることも可能です。同僚を見ていても、時間の使い方やオンオフの切り替えが上手い人が多い印象です。

 

もちろん、コンサルティングファームなので、どのプロジェクトにアサインされるかによっても相当左右されるところはあります。

 

例えば、客先常駐の場合、比較的余裕のある働き方ができる企業に入れば、時間的融通もつけやすいです。そのため、定時に上がるといったことも可能となります。しかし、難しい案件や忙しい業界や時期に当たれば、毎日のように遅くまで残業しなければいけないということもあります。

 

また会社としては、残業代を支払う制度があるため、プロジェクトの収支上早く帰ることが求められています。なお残業代については、実際の労働時間に関わらず30時間分は支給されるようになっているようです。 

 

また下記の記事でコンサルティング業界の選考対策方法や、コンサル業界に強いエージェントを紹介しているので、宜しければ御覧ください。

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他のコンサルティングファームの転職成功方法・面接内容・選考対策

以上、色々解説してきましたが本サイトでは、他のコンサルティングファームを受ける際の「選考対策」「面接内容」「選考フロー」「使うべき転職エージェント・転職サイト」について順次解説しています。興味がある方はこちらの記事も参考にしてください。

 

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